飛び込むBlue

終わりはまだまだ遥か先の方だ

田中樹くんに贈るバースデーファンレター 〜24歳の誕生日、おめでとう〜

樹、24歳の誕生日おめでとう。

 

僕は君よりも8つも歳上のオトコではありますが、

SixTONESと共に成長していく君の姿をとても楽しみに応援させてもらっています。

 

ファン心から生まれる愚かしさだと笑う方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は田中樹くんの存在が、SixTONESの音楽的な支柱になると考えています。

横浜アリーナではじめて君の生歌を聴き、ソロのRapを聴いた時、魂が震えるような感覚を抱いた事を覚えています。

 

僕は本格的なHiphopへの造詣は浅いし、Rapのなんたるかを知っているわけではありません。

それでも、今まで耳にしたことがないほど切ないサウンド

このRapで横浜アリーナを、そして世界をとらえていくんだという心意気。

それらが、とにかく素晴らしいものであるように感じられたのです。

実に格好良かった。

すさまじくオリジナルなものであるように僕には感じられたのです。

 

そもそもオリジナリティとは何なのか。

もしかしたら何かのへのリスペクトやインスパイアからはじまるものなのかもしれない。

けれど、ジャニーズとして、SixTONESとして、新しい世代のミュージシャンとして、僕らに対して同時代的に与えてくれる衝撃は、決して他とは性質を異にするものだと言い切る事が出来ると思います。

僕はそれをオリジナリティと呼びたいと感じています。

 

……とはいえ、本当はもう少し具体的な話をしたいところです。

ですが、君の音楽のいったいどの部分にオリジナリティがあり、他のアイドルやラップとどのように違うのか、筋道だてて語る事ができるほどに、僕には専門的なボキャブラリーがありません。

よしんば、それを語る力が僕にあったとしたって、そういう説明はいささか理屈的にならざるを得ないし、そんな説明だけを聞いた方にはぴんとこないだろうと思います。

 

ただ、少なくともあの日、横浜アリーナで、もしくは大阪城ホールや宮城のセキスイハイムアリーナで、君の音楽を聴いてくれた方には通じるでしょう。

聞いた方にはきっとわかる。

あの大きな会場をブルーに染め上げた君のソロコーナーが、どれだけ強烈ですさまじいものであったのか。

 

僕は未来において、SixTONESが音楽的にもっと高く評価される時代が来るだろうと予想し、またそのような期待を持っています。

今はまだ原石だと歌う君たちのことを、その光が広く見いだされないうちに、見つけられたことをとても嬉しく思っています。

「ジャニーズJr.なのに」と今は言われてしまうのかもしれません。

けれどどうか気にしないでください。

今ファンとして君たちの光を見出している、

僕たちに、それを誇らしい事だと感じさせてください。

 

今日では社会に広く親しまれるBeatlesだって、初期は多くの大人たちから鼻白んで思われる存在でした。

そもそも芸術的なものとはそういうものです。

大仰な例を持ち出してみるとするなら、ゴッホマーラーも同時代的な評価は得られなかった。

もちろん、そのような芸術家たちのように、君たちが死んでから評価されるなんてことには、させません。

ファンとして、君たちのもっとも輝かしい瞬間に、輝かしいステージに立てるように、いっそう応援していきたいと思っています。

 

ですから何にも惑わされず、アイドルとして、ジャニーズとして、君にしかできないRapで、これから世界に挑んでください。

 

デジタルに放たれたジャニーズの新世代。

その最前線を走るSixTONESのメンバーとして戦っているラッパーは、世界にたったひとり、君だけです。

それは、同時代の同世代のどんなラッパーにもできない戦いです。

世界に飛び込むBlueを、僕はこれからも応援しています。

 

Happy Birthday.

【ライブレポート】令和はじめのSixTONES単独コンサート「CHANGE THE ERA -201ix-」【2019/05/01公演】

令和一発目、2019年5月1日大阪。

SixTONESの単独コンサート「CHANGE THE ERA -201ix-」の大阪城ホール公演に参加してきました。

めちゃくちゃ楽しかったです。

 

もちろん、横浜と基本的には同じセットリスト。しかも、配信でも見ているので、単純な内容だけでいえば、見るのは3度目。

前回のような「初体験!」の高揚感やドキドキの代わりに、「もう一度生で見られるんだなあ~」という、「もう一度楽しめる」ことの嬉しさが大きい公演でした。

 

SixTONESの音楽を、改めて楽しめる公演でした。

前回が前半中心のレポートだったので、今回は後半中心のレポートです。

※前半のレポートをあわせて読んでもらえるといいなと思います

 

後半はジェシーと慎太郎のソロから。

MC明けに、この二人のソロが連続で披露されるの、今回のセットリストの中でもかなり心憎い演出だなあと思いました。

 

SixTONESみんなMC面白いんですけど、やっぱり一番ぼけたりふざけたりするのはこの2人ですからね。

 

散々MCでふざけたおした後に、「さっきまでのと別人!?」と思わされるガチのパフォーマンス。

 

SixTONESをある程度知ってからだと、「むしろこの2人らしい選曲」であることもわかるんですが、ぱっと見は意外性を感じさせる憎い選曲ですね。

「英語しゃべれるグローバル担当」みたいな立ち位置のジェシーが、日本語の歌詞をバラードでしっとりと聞かせる。その後の慎太郎が、逆に英語歌詞のEDM。

 

二人とも、自分の魅力や挑戦したいことを最大限出せる曲を選んでいると思います。

この二人だけじゃないんですけど、ソロは皆、彼ららしい選曲をしていることが本当に素晴らしいなあと。

ジェシーの美声はやっぱりSixTONESの大事な武器だし、じっくり聞かせる選曲。本人の好みとしてもバラードとか、しっかり歌い込むタイプの曲が好きみたいですしね。

慎太郎の英語歌詞のEDMもとてもよかった。

最近のインタビューとかでも、慎太郎は「英語を勉強しなきゃ」というのを言っていて、ジェシーだけに頼らない、SixTONES全員でグローバルに出るんだという意識が強いように感じました。

どちらもとてもカッコよかったです。

 

そしてKAT-TUNの「LOVE」。

やっぱりSixTONESってKAT-TUNの曲が似合うんですね。

ストライプスーツがかっこいい……。

京ジェの聞かせるハーモニーのあと、樹のラップがまた聞かせる。

サビを六人合わせてかっこよく歌いきる。

 

吊り下げられたマイクスタンドで歌う演出の「You」。

最初に「Hysteria」でセンターに降りて来るときに使ったステージ上の装置からマイクスタンドがぶら下がっている形になってて、素敵な演出になってました。

 

ところでこのとき、僕は同行者の方に教えてもらえるまで気付けなかったんですが……

ソロの時からなのかな?  ジェシーのマイクには何か音響トラブルか何かがあったんでしょうか? ジェシー、マイク持ってなくて。

 

吊り下げられたスタンドにマイクをささずに、ジェシーはヘッドセットマイクで歌ってたんですよね。

このとき慎太郎や髙地のマイクには何のトラブルもなかったんですけど、ジェシーだけがそうなっていることに違和感がないように機転を利かせたのかな、二人もスタンドにはマイクを差さずに歌ってて。

同行者の方が耳打ちで「慎ちゃんがジェシーにあわせてマイク外してる、優しい…」って教えてくれて。

 

※あ、そうそう……全然パフォーマンスと関係ないんですけど、同行者の方が色々公演中に気づいた事とかを教えてくださる方で、マジでありがたかったです。自分ひとりじゃ気付けないから……。席の近くに関西ジュニアの子がいて、さらにタッキーも来てたんですけど、ほんと僕全然気づかなかったので、全部教えてもらってました笑

 

続いて山下智久くんの「You make me」。

待った、何、この曲、むちゃくちゃカッコいい……。

 

良い曲過ぎて思わずこれはYouTubeを貼ってしまう……。

単に全編英語っていうだけでなく、楽曲自体のテイストがJ-POPではない。SixTONESがグローバルな活躍を志向していることがひしひしと伝わってくる。

 

これは改めて「BOURGEOIS」の感想でも言及しようと思っていたんですが……

山下くんがSixTONESのプロデュースに興味を持っているという話、一時期出ましたよね。

でも、僕は山下くんの音楽性をほとんど知らなかったので…

…正直、「山下プロデュース」の話を聞いた時、最初はまったく喜べなかったんですよ。

「売れ始めた後輩にプロデュースでいっちょかみ」しに来たんじゃないのって…

…今思えば失礼すぎる感想です(山Pファンの方本当すみません)。

 

「JAPONICA STYLE」でタッキーのプロデュースを信頼した僕としては、KAT-TUNならともかく、別のジャニーズの先輩にプロデュースでいろいろ関わって来られるの、なんだかあんまり良いように思えなくって。

タッキーに任せておけばいいじゃんって。

でもそんな過去の自分を今ではぶん殴りたい。

BOURGEOISを読んでもわかったし、この曲を聴いてもわかった。

グローバル志向の強いSixTONESと山下くん。かなり親和性が高いんだなって。

その象徴的な選曲ともいえるのが今回の「You make me」。

この全編英語の歌詞、山下君自身の作詞だそうで。

これをSixTONESがセレクトして歌い上げるのが、本当にかっこいい。

この方向性で「山下智久×SixTONES」がいつか実現するならいいなって思います。

SixTONESの新しい一面を見れたような一曲でした。

 

続いてみんな大好き「Mr.ズドン」。

初めて聞いた時は衝撃……いや、笑撃でしたねw

公演ごとに「痛くなる箇所」は違うようですが、ジェシーが体のどこかを痛める小芝居から始まるこの曲の演出。

ジェシーにMr.ズドンが乗り移り(ズドン先生……生霊なの?)、1人ずつ感染させて行く楽しい演出w

こればかりはYouTubeで曲を聞いてくれとしかいいようがないのですが、本当に楽しい一曲。

またライブでやる面白さは抜群ですね。

 

3月の横浜ではファンほぼ皆初見の曲だったので、見よう見まねで楽しんでいたと言う感じでしたが、今回の大阪は当然YouTubeでしっかり皆んな予習済みだったので段違いの盛り上がりでしたw

本当に楽しいw

 

続いては、T∀BOO (KAT-TUN)〜BODY TALK (赤西仁)〜LOVE JUICE (赤西仁)というセクシー演出のラッシュ。

 

初見のときは、ちょいどういう反応が正しいのか戸惑った部分もあったんですが、2度目の参戦の大阪では、完全にSixTONESのオンナになって楽しんできました(笑)

 

まあ、演出が演出なので、結構その色香ばかりが注目されがちだとは思うんですけど、個人的に特にT∀BOOとラブジュが音楽としても好きなんですよね。

 

特にT∀BOOは「新たなる展開の始まり……!」っていう期待感をあおるサウンドが好きで、元々知らない曲だったんですが、今ではかなりお気に入りの一曲になりました。

聞いてるとワクワクする。世界観がガラっと変わる感じの曲で、非日常感がすごくいいですね。

 

ラブジュは元々SixTONESがカバーしてたのは知ってたし、聞いてもいたので、横浜でも大阪でもラブジュ来たー!って感じでした。

めちゃくちゃエロい曲ですし、そこが魅力でもあるんですけど、単純に曲のノリとしてもテンションあがる良いサウンドですよね。

 

続いて大我のソロ。

ピンクのペンライトじゃなくて真っ暗で!っていうのが彼らしくていい演出でした。

個人的にピンク一面はめちゃくちゃ思い入れのある光景(道重さゆみさんの卒業でピンク一面を見た思い出)なので、変に気持ちがぶれなくて個人的にもありがたい演出だった気がしますw

わずかにペンライトが消えていない方が目立ったのは気になってしまいましたが………(なぜあの状況で察しないんだろう……)

でも大我のソロアクトは最高でした。

ほんっと歌が上手い。

パーカー着たチャラめの若い少年って感じの出で立ちなのに、とにかく歌声がパワフル。

大我がセンターで叫ぶときの迫力と言ったら……すごかったですね。

 

次はBe crazy。

ここからオリジナル曲が続きましたけど、大阪では2度目の余裕というか、横浜の時の新鮮な感動とは、また別の喜びを感じました。

というか、単純にめちゃくちゃ楽しかったです。

ペンライトの振り方も前回とは違って学んでいるので、ちゃんと銃撃つみたいなやつも出来ましたし。

あと曲中にジェシーが「令和もよろしく」って言うのとかも、テンションあがりました。

横浜の時はただただ感動して胸がいっぱいになってましたが、大阪ではテンションあがって楽しみました。

 

ここまで書いて思ったのですが、やっぱり横浜と大阪では、楽しみ方が違いましたね。

横浜はやっぱり初見というのもあって、ただただ感動しっぱなしだったんですよね。とにかく初めてばかりで、圧倒されてしまって。

大阪では一度ちゃんと見た後だったので、「楽しむ」余裕があったなって。

すごくいい席だったというのもあって、近くに来てくれるとか、ペンラを振ったりうちわを持ったりとか、声出したりとか、そういう部分を楽しめるようになってました。

横浜ではほとんど声も出せなかったですが、大阪では自分がおっさんなのも気にせずたくさん声を出しました。

 

続いて披露されたIN THE STORMやBrave Soulもそうでした。横浜では「あの画面越しで聞いてた曲が生で聴けてる……!」ってほんっと声が出ないくらい感動に打ち震えてたんですが、大阪はとにかく楽しくて。

ステージ沿いだから、メンバーがガンガン近くに来るので、感動してるヒマもなかった、というのもあったと思いますが、Brave Soulとかほんと力一杯ペンライト振ってました。楽しくて。

 

でもね、そんな大阪でも、最後、気がついたらアンコールを除いてセットリスト上は最後の曲、Rollin’。

 

この曲、激しいロックナンバーなんですけど、なんでしょうね、ものすごく切ない曲に聞こえるんですよね。

横浜でも一度聞いた曲だけど、でも、なんだか苦しいくらい切なくて。

ああ、もうすぐこの時間が終わってしまう。

なのに、あんなに力強く激しく、声からして、全身全霊で、歌ってる。この時間を全力で走り抜けようとしてる。

魂が、震える。

こんなカッコいいSixTONESが、いつまでも大好きだって、会場全体が打ち震えているようなそんな感覚。

 

SixTONESに会えて良かったな。

SixTONESを好きになって良かったな。

 

SixTONESにも、

このライブを良かった、

そう思っていてほしいな。

 

曲が終わって、アンコール。

SixTONESの名前を全力でコールしながら、多分そんなことを考えていました。

終演のアナウンスがあったけど、みんな負けずにコールしてました。

 

今回、大阪ではダブルアンコまでありました。

樹も「ガチで想定外」って言っていましたが、それだけ会場全体が想いをSixTONESに伝えたかった、コールをしてたっていう感じがしました。自分自身がそうだったし。

 

アンコール1曲目の「この星のHIKARI」でも、やっぱりみんな声を揃えて、声を震わせて歌っていたと思います。

令和最初のライブでSixTONESに会えて良かったなと思ったし、やっぱりこの曲ってアンコールにふさわしい。

 

でも、最後はしんみりではなく、「Mr.ズドン」と「“Laugh” IN THE LIFE」でしめてくれて、本当に楽しく最高なライブになりました。

 

ただライブ終わりに、Twitterでみんなの評判をみていたら、最後にメンバーが涙ぐんでいたという声があって。

 

会場では、僕それに気づかないで終わったんですよね。だってラストはものすごくハッピーな曲で終わったから。

最後ほんとにハッピーな2曲でしめてもらったというのもあって、最高に幸せな気分で会場を後にして、そのあとでツイートでそれを知って。

 

彼らが何を思って涙ぐんだのか……

それは多分ジェシーが最新のブログでも言わなかったから、きっとこのままその涙の訳は僕たちが知ることはないような気もするんですが……

でも、会場で見てた一人として、それはネガティブな意味の涙ではなかったはず、と思ってしまいます。

 

そう、たしかに本人たちもデビューを期待してて……そうはならなかったから涙ぐんだ……みたいな解釈をしてる方もいるとは思うんです。

答えは分かりません。

でも、僕は、僕自身の勝手な感想としては、それは違うんじゃないかなって。

熱くて楽しい最高なライブをやりきって、感極まって。

そういう涙だと僕は思っていたいです。

分からないですけどね。

僕には涙ぐんでいたというのも見えていなかったし、最後あまりにハッピーな2曲で終わったから。

やっぱりそんなネガティブな気持ちとはどうしても繋がらなくて。本人たちだってあの2曲の後だから、きっとそう思ってくれたんじゃないかなって。

分からないですけどね。

いつか……インタビューか何かで教えてくれたりするのかな。

 

大阪、行けて良かったです。

前日、令和に切り替わる瞬間、なんだか実感湧かなかったんですよね。

道頓堀に騒ぎに行くような気分でもなく、ただただ何となくホテルでテレビを見てました。

 

どうやら、僕の改元は世間から18時間遅れで、5月1日18時だったみたいです。

たぶんメンバーにとっても、そうだったんじゃないかなあ。

12時回る瞬間なんて、僕にとっては特別なものでもなんでもなかった。

大我みたいに、おしっこしてても別に良かったなっていうくらい。

※MCで大我が改元の瞬間はおしっこしてたって話してました。なんてアイドルだよ笑

 

その日の18時、大阪城ホールにいたスト担はみんな、18時間遅れで新しい時代にたどり着いたんじゃないかなと思いました。

※配信見てた方はプラス1時間ちょい遅れかな?

 

冗談抜きで、SixTONESはこれから本当に新しい時代を歩んでいくんだと思います。

モンストのCMも決まりましたね。

きっと毎日のようにテレビで流れるんでしょう。そしてそれだけで終わるわけがない。

いろんな新しいお仕事がきっとSixTONESを待っているはず。

 

忙しくなるだろうから、SixTONESの皆んなには、本当に身体にだけは気をつけて頑張って欲しいです。

朝もちゃんとしっかり食べて欲しいし(特に樹)、忙しいから難しいかもしれないけども、出来る限りちゃんとゆっくり寝て欲しい……。本当に忙しくなっていくんだろうから。

 

これからも。

期待、たくさんしています。

あんまりファンに期待され続けるのもしんどいのかもしれないけれども、こればかりは期待しないでって言う方が無理な話で。

これからも、期待させてください。

わくわくさせてください。

 

SixTONESが向かうその先を一緒に見つめるファンでいさせてください。

田中樹くんに贈るアニバーサリーファンレター 〜入所11周年、おめでとう〜

樹、入所11周年おめでとう。

 

僕は君のファンになったのはつい最近だけど。それに30超えたおっさんだけど。

でも本当に心から君のことを、 SixTONESのことを応援しています。

 

きっと、絶対にワクワクさせてくれる。そう確信しています。

本当に大きなグループになると信じています。

 

樹の今日のブログを読みました。

うん。デビュー、僕も期待しすぎちゃってました。

誰よりも飛躍を願っているのは本人たちだと思うけど、

きっと色んな事情、戦略、想い、あるんだろうな。

 

僕は SixTONESのファンになるまで、ジャニーズのことをほとんど何も知りませんでした。

「担当」という文化については、言葉くらいは聞いたことがありました。

けど、自分が実際ファンを名乗ろうと決めた時、実は結構戸惑いました。

直感的に「田中樹が一番好きだな」と思ったけれど、

「担当」っていう言葉が最初はなんだか重すぎるように感じました。

 

最初に好きだなと思ったのは、多分本当に些細な部分だったと思います。

「どうも〜 SixTONESでーす」って、

自分たちのグループ名を名乗る姿が一番楽しそうだなとか。

メガネが似合ってるところがいいなとか。私服のセンスが好きだなとか。

運転してる姿がいいなとか。メンバーをまとめている雰囲気がいいなとか。

優しい話し方がいいなとか。メンバー好きなとこがいいなとか。

たくさんあるけど、結構どれも些細な部分だったりするなと。

 

YouTubeで一番グッときたのはYouTubeプロモ決定ドッキリの時に、

日本初って聞かされたあとにグッときて思わず顔を覆ってしまったその姿。

なんか、本当にグループで頑張って行きたいんだな、って。

そして同時に、あー、俺、 SixTONESなら田中樹が一番好きだなって。

 

そんな風に、ほんの些細な瞬間瞬間で「樹が一番好きだな」って思ったから、

そんな些細な感覚で最初は「担当」なんて言っていいんだろうかって思いました。

だから僕は、はじめはTwitterのプロフィールにも、樹「推し」って書いたんです。

「担当」って……いや、重くないか?って思って。

 

でも今では、やっぱり樹を選んだ自分は慧眼だったなと思います。

僕はやっぱり、「田中樹担」です。

6人全員がそれぞれ魅力的なグループの中で、

その中でも田中樹を推そうと決めたのは間違っていなかった。

横浜アリーナに行って、田中樹の姿を間近でみて、やっぱり一番カッコ良かった。

僕の目には誰よりも輝いて見えた。

オリジナル曲の『swap meet(転身犯)』がまた聴きたいです。

 

何より今日のブログで一番嬉しく思ったのは、

樹が曲作りを楽しんでいる様子が伺えたことです。

 

大げさかもしれないけれど……

僕は世界的にSixTONES音楽史に残るグループになることを予感しています。

そして、その中でも、樹がヒップホップやトラックメイキングにかける想いが、

SixTONESの音楽的な支柱になるだろうと思っているんです。

ここについては改めてこのことを語るブログを書きたいなと思っています。

 

いま世界の中でトップを走る男性アイドルグループは間違いなく、韓国のBTSでしょう。

彼らはアイドルでありながらも、ヒップホップグループでもある。

彼らもまた作詞作曲をメンバー自身が積極的に取り組んでいるグループ。

アジア圏で初めてビルボード200のトップを獲得したグループです。

 

僕はSixTONESにそこまで目指して欲しい。

それはSMAPでも嵐でも成し遂げられなかった偉業だし、

相当高い目標だと思うけど、 僕はSixTONESならいつか……と思ってしまいます。

そしてきっと樹のラップが何よりも強い武器になる。

ヒップホップとジャニーズという組み合わせで世界に挑めるのは、

田中樹以外にいないだろうと思います。

 

日本はアイドルの先進国であり、

韓国のグループも世界進出において日本をひとつの足がかりにしてきました。

その日本のトップを走り続けたジャニーズの秘蔵グループが、

いま、世界に羽ばたこうとしている。

今はK-POPが世界の男性アイドルグループ市場を賑わせているけれど、

きっと僕は次にJ-POPがそこに挑む時代が来ると思っています。

それこそがSixTONESの未来だとも思う。

 

ブログを読む限り、デビューまではまだまだ時間がかかるみたいですね。

今日のブログを読んで、

もしかしたら僕らファンの方が焦りすぎているような気もしてきました。

でも、着実に前に進んでいるよね。ライブ配信だけでもすごいこと。

 

デビューまでにもっともっと、SixTONESを好きになる人が増えないといけないですね。

ファンとしても一心同体になって、それを応援していきたい。

もっともっと素敵な曲を、歌を、未来を、聞かせてください。

5月1日大阪城ホール、期待しています。

【ネタバレ注意】「少年たち」はトンチキ映画? 僕は正真正銘の「アイドル映画」だと思う。

昨日、友人と一緒に、映画「少年たち」を見てきました。

 

事情を抱えて少年刑務所に収監された少年たちを主人公にしたミュージカル・エンターテインメント。

刑務所内にはいくつかの房があり、赤房と青房の少年たちは互いをライバル視して喧嘩を繰り返し、黒房の少年たちは少し離れた場所からそれを見ている。

赤房の少年たちを演じるのはSixTONESのメンバー。

青房の少年たちを演じるのはSnow Manのメンバー。

そして黒房の少年たちを演じるのが関西ジャニーズJr.のメンバー。

 

本作は1969年の初演以来、50年もの間、幾度も上演が重ねられてきた舞台「少年たち」の初映画化であり、製作総指揮はジャニー喜多川氏が手掛けました。

 

「脚本は破綻しているが、出演者はすばらしい」

「ストーリーはトンチキでツッコミどころ満載だが、圧巻のダンスシーン」

「内容は意味不明でクソダサだが、むちゃくちゃ歌も良くて面白かった」

「演出も展開も稚拙だが、メンバーがみんなかっこよかった」

 

鑑賞前に聞いていた前評判は、こんな感じでした。

映画は楽しみでしたが、「ちゃんと楽しめるだろうか」と心配でもありました。

SixTONESのファンとして、主演映画が楽しめなかったら、本当に悲しい。

でも、感性にだけは、嘘をつくことが出来ません。

もしも、「つまらなかったら」。

もしも、くだらない「アイドル映画」だったらどうしよう。

 

けれど、そんな心配は杞憂に終わりました。本当にいい映画でした。

この作品は、間違いなく「アイドル映画」です。

けれど、ただの「アイドル映画」じゃない。

脚本も破綻していないし、ストーリーもトンチキじゃない。

 

一見しただけでは「意味不明」かもしれないけれど。

トンチキ映画の皮をかぶった、正真正銘の「アイドル映画」だ。

 

初演から50年、どうして繰り返し「少年たち」は上演されてきたのか。

それは、「少年たち」という作品が、

共に50年以上の歴史を歩んだ「ジャニーズ」そのものを受け止める、

それだけの強度がある構造を持っているからに他なりません。

 

確かに、この映画のストーリーは、一見おかしい。

収監された少年たちの心情はつまびらかに描かれておらず、展開も不思議です。

何の脈絡もなく「仲間だろ」と友情が芽生えるプロセスは、物語作品としてありえない構造ですし、喧嘩も仲直りも実に唐突に描かれる。

看守長による暴力の支配に対し、軽率な脱走を企てる少年たちも浅はかに見える。

脱走計画の失敗による軽率な死も、看守長親子の謎の回想シーンも、

出所した少年たちが大人になり、刑務所だった場所でショーが行われるのも、

すべてストーリーとしての必然性にかけるように一見思われます。

 

しかし、「刑務所=ジャニーズJr.」というメタファー(隠喩)の視点を入れると、

この作品は途端に見通しが良くなるのです。

 

ジャニーズJr.の世界は極めて閉鎖的であり、常に偏見の目にさらされてきました。

顔がいいだけの、未熟で、低レベルな少年たち。

世間の一部から、そんな軽んじられる目線を注がれている存在だということは、

残念ながら、否定できないと思います。

特にこれまでのJr.はテレビなどによる世間への露出も少なかったために、

ファンとなって現場に足を運ばなければ、彼らを知ることは出来なかった。

 

 

物語は、そんな偏見の目にさらされる少年たち=受刑者のいる場所に

「カメラが入って行く」ところから始まるのです。

本来、決して見る事の出来ないその世界へカメラが入って行く。

 

ワンカメラワンカットによる8分間の圧巻のダンスシーン。

大画面の迫力を生かした迫力のあるエンターテインメント。

おりしも、僕にとってそこで披露された二曲、

「JAPONICA STYLE」と「Ⅵ guys Snow Man」は

ジャニーズJrチャンネルの映像で彼らの世界を知るようになって、

その魅力に気付いたきっかけ、はじまりの曲でもありました。

圧倒的な華やかさ、迫力、パフォーマンスの説得力にあらためて度肝を抜かれました。

 

続いて、新入りとして京本大我が赤房(SixTONES)に受け入れられるシーン。

このシーンに対して

「信頼関係が生まれるプロセスも描写もない」という批判を見ました。

けど、そんなプロセスなど描かれないことが、この映画では正解なんです。

 

ジャニーズに限らず、多くのアイドルがそうであるように、

彼らは彼らの意思で仲間を選ぶのではありません。

「Youたち、今日から嵐だから」と言われて嵐が嵐になったように、

彼らも同じグループに分けられて、

一緒に踊り、一緒に歌い、一緒にご飯を食べて、

そうやって仲間意識が芽生えていくものだからです。

 

新入りの役として京本大我が選ばれたのも示唆的です。

2015年「ジャニーズ銀座2015」で、

舞台「エリザベート」の日程が重なった大我は出演が発表されていませんでした。

しかし、ここに飛び入りで大我が参加し、

公演二日目の5月1日、SixTONESの結成が発表されました。

分かりますか?

 

ジェシーが「仲間だろ」というシーン。

 

あれは「京本大我が入って6人となり、SixTONESが完成した」シーンなのです。

だから、心を通わせるための友情をはぐくむプロセスを描く必要はない。

むしろこんなにエモーショナルなシーンがあるでしょうか?

ジェシーと大我がシンメとして強い絆に結ばれた象徴的なシーンです。

 

さらにその後も、単純にストーリーを追ってしまうと、

「大した意味もなく赤房と青房が喧嘩する理由が謎」という気分になりますが、

冒頭の「ダンスバトル」ともいうべき演出からも、

喧嘩のシーンは暴力的な争いそのものを描いているのではなく、

「これまでSixTONESSnowManがパフォーマンスを競い合ってきたこと」

そのものの隠喩だとわかります。

※黒房が「遠くから見ている」立ち位置なのも、

関西との距離感を彷彿とさせるのがいいですね

 

ここまで言えば、およそこの映画のストーリーの楽しみ方がわかると思います。

 

例えば、ジュンとダイケンのシーンなんかも、

そのまま「きょもほく」を考えながら観ればいいんです。

絵がうまい大我、そんなとこから会話をはじめるきょもほく。

北斗は「素直になれない」キャラクターとして描かれているので、

なんとも言えない距離感の詰め方がいいですよね。

本来の二人の人間関係とは違うところがまた面白いです。

 

「きょもゆご」もいい。ジュンに初っ端からめちゃめちゃ笑顔で話しかけるエガオ。

「クソ坊ちゃん」なんて言いそうにない表面的なふるまいが面白い。

エガオのキャラの二面性も、ハマの番長かつアイドルな髙地らしい。

 

メンバーの事が大好きな慎太郎も、言葉を駆使して仲間の為に動く樹も、

それぞれ、やはりSixTONESそのものを隠喩しているんだと感じました。

 

では、「塀の外の人たちとの関係」とはどんな隠喩なのか?

僕は「ファンとの関係」ではないかと思っています。

ジェシー家族、大我は友人、ふっかは恋人との別離を経験し、

それぞれのショートストーリーが描かれますが、

これを真剣にストーリーとして追って映画を見てしまうと、

何を描きたいのか、分からなくなるという意見もわかります。

けれど「塀の外との人たちとの関係」を「ファンとの関係」として、

それぞれ家族/友人/恋人に重ねて描いているのだととらえると理解できます。

家族は「居て当たり前のように思い、失えばあまりに辛く」、

友人は「信じていたいけれど、時に信じられなくもなり」、

恋人は「幸せにしたい、だれにも代えがたい大切な存在」。

それを刑務所へ会いにくる面会者=ファンになぞらえている。

 

そんなファンの皆に会いたい。塀の向こうの世界に。

脱走を企てて協力し合って協力しあう少年たち。

僕はそのまま「デビューを目指す少年たち」だと解釈しました。

 

大我が亡くなってしまうシーンは最も解釈が難しい部分ですが、

ヒントはこの映画の主題歌の歌詞に隠されているのではないかと思います。

 

愛はいつもOne Way Street 止められない思い

描いた夢はEndless Way 行きつく場所はDanger Zone

時のはざまでもがき続ける fire storm fire storm

戻れない道を行く今 ここはDead-end Zone

 

「ここはDead-end Zone」は大我の歌割です。

夢を追うその先が危険な場所でも、命を懸けて戻れない道を行くんだ。

「少年たち」のそういう夢への覚悟が歌われているんです。

 

さて、彼らの出所後、少年たちのショーが行われている元刑務所。

閉鎖的な空間から、人々に見てもらえる開放的で華やかな空間へ。

これは、「一部の人にしか知られていなかったジャニーズJr.が

多くの人に華やかなショーを見せる場所へ」という、

次世代への変化をほうふつとさせるシーンだと解釈しました。

 

この映画そのものがまさにそうです。

舞台として一部のファンにしかみることのできなかった「少年たち」が、

映像を通して全国で見る事ができるようになった。

 

これまで幾度も上演が重ねられた「少年たち」ですが、

この「刑務所が違う場所に生まれ変わる」という描写は、

従来の「少年たち」にはなかった描写だそうです。

まさにジャニーズJr.が新しく生まれ変わろうとしている今だからこそ、

この「刑務所が生まれ変わる」描写が意味を持つんです。

 

そう考えると、老いた看守長の横山くんが、

息子役の川崎くんと登場する意味も分かってきます。

そう、これすなわち「ジャニーさんとタッキー」そのものなんですよね。

 

この映画は何を描きたかったのか?

ジャニーさんは何を描きたかったのか?

友情なのか、青春なのか、抑圧との戦いなのか。

どれも違う。

僕は、ジャニーさんが「少年たち」そのものを主題にしているのだと思います。

 

ジャニーさんは、ジャニーズの方針として、

アイドルに求めるものとして次のような発言をしています。

夢をもった素朴な少年であればいいんだ。

 

僕にはこれがこの映画で描きたかった最大の答えであるように思います。

ジャニー喜多川が描きたいものは、たぶん50年間ずっと変わっていなかった。

彼の見せたい「夢を持った少年たち」そのものが主題なんだ。

 

自分自身を振り返ってみると良く分かります。

僕はまごうことなき「少年ではなくなってしまった」人間です。

少年のような夢はなく、社会の清濁をあわせのみ、

毎日会社に通い、かわり映えのない日常を過ごしていますが、

そんな中、アイドルに夢を見せてもらいながらそれを楽しみに生きています。

 

ジャニーズアイドルは、「永遠に命を懸けて夢を追う少年」であるのだと思います。

赤房、青房、黒房の全員が出所して大人になったようなシーンが描かれますが、

どうやら離れ離れにはなっていない。彼らは少年の心を忘れていない。

「場所が変わっても、少年のまま成長できる」。

それは、僕のような普通の社会人にはできない、アイドルだけの特権なんです。

 

だから、この髙地のセリフなんです。

「俺たちがいた場所だ…」

※予告映像に入っているセリフなのでぜひもう一度聞いてほしい

 

少年のまま成長し、その場所を巣立っていく。

SixTONESSnowMan、関西ジャニーズJrそれぞれが、

今、新しい挑戦をはじめています。

 

「少年たち」は少年のまま夢をもって新たなステージに向かう。

その姿こそ、ジャニーさんが愛したアイドルそのものなんだ。大人には絶対に取り戻せない少年の輝きが、アイドルにだけは存在する。

それが、この映画のメッセージだと僕は解釈しました。

 

もう一度見たいし、見に行くつもりです。

そして「映画、良く分からなかった」と感じた方にも、

僕のこんな解釈を聞いてみて「もう一度見てみよう」と思ってもらえたら嬉しいです。

【ライブレポート】ジャニーズ初体験。SixTONESに落ちた男が目撃したSixTONES単独コンサート「CHANGE THE ERA -201ix-」【2019/03/22昼公演】

2019年3月22日、横浜アリーナ

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SixTONESの単独コンサート「CHANGE THE ERA -201ix-」。

その昼公演を、この目で観てきました。

 

会場にはたくさんの女性たちが詰めかけていました。

若干数の男性陣はいるものの、やはり圧倒的な女性の数。

今まで女性アイドルの現場にしか行ったことがなかった僕にとって、

今日の体験は、何もかもがはじめての連続でした。

 

女性ばかりの長蛇のグッズ列に並び、いろんなグッズをゲットし、

同行者の方と合流して入場後、発券されたチケットを見てワクワクし、

エントランスの光るSixTONESロゴのモニュメントの写真を撮り、

各番組や関係者から寄せられた花輪を見て楽しみ………。

そんな入場前の体験もすべてはじめてのことばかりでした。

 

でも、会場に一歩足を踏み入れた瞬間。

これまでの人生の、どんな瞬間にもなかった世界。

本当にまったく違う世界に足を踏み入れているんだ、と改めて強く感じました。

 

暗いアリーナホール。

あちこちで振られる6色のペンライト。

メインステージから真っ直ぐに伸びる花道。

花道だけでなく、サイドにも外周ステージ、センターにも横切る通路ステージが走っていて、

形で言うと「田」の字のようなステージ構成。

座席はメインステージに近い方のアリーナ席で、十分肉眼でも見えそう……

同行者の方ともいい席だ〜と盛り上がって、

思わずTwitterに「めっちゃ良席〜」とつぶやきました。

※でもこの「良席」の定義が違うことに、後から僕は気づくことになります

 

センターステージにはなにやら板のような形状の何かが見え、

そこにジャケットが6着。んん…?  あそこで着替えるんだろうか……? あれなに…?

 

などと考えている間にどうやら始まるらしい……。

スクリーンにオープニングが流れ、各メンバーの名前が……。

1曲目:Hysteriaのイントロが流れ、演出のスモークが勢いよく吐き出され、

メインステージに登場するものと思い込んで見ていたら、

まさかのセンターステージ、その真上、屋上から降りてくる演出で登場。

 

始まった……!

 

ホワイトのシャツのような衣装だったと思います。

若干はだけて肌がちらちらと見えるようなセクシーな装いで降りてきた6人。

色っぽさと浮遊感がHysteriaの楽曲の世界観とよく合っているな……

そしてセンターステージに用意してあった先ほどのジャケットを羽織る6人。

あっ。やっぱりそこで着るんですね。

ギラギラのシルバーのジャケット……えっかっこいい……

あれ、でもなんだろう、板に向かってずっと歌ってる……

えっ、板……じゃない、鏡だ! しかも、カメラがある!?

連番した同行者の方に教えられ、

僕はようやくスクリーンにも目を向けるべきだと言うことに気づきました。

メンバーが鏡の前で着替えてて、しかもハンディカメラで撮ってる!

メインスクリーンを見ると、鏡の前でカメラに向かって歌うメンバーが見れるんだ!

むちゃくちゃ色っぽい演出のHysteriaだ!!

 

ここからずっと僕何度も同じことを思うんですけど、ほんっとーーに目が足りない。

今までの僕のコンサートの楽しみ方は、

大体「肉眼オンリー」または「映像オンリー」みたいなことが多かったんです。

 

肉眼でステージ観れる距離だったら、スクリーンは見ないし、

ステージが肉眼で見れなければ、スクリーンで楽しむ。

だから最初席に着いた時、肉眼でステージ十分見えそうな距離だったので、

「良席だ〜。スクリーンで見なくて済む〜」って思ったんですよね。

違いました……スクリーンもちゃんと観ないとめっちゃ色々見逃してしまうぞこれ……!

 

1曲目からHysteria、しかも新衣装でむちゃくちゃ情感たっぷり。

えっ、もうこれこの映像そのまま撮ってMVにして放出して欲しい……

いっきにSixTONESの世界に引き込まれる一曲。

悲鳴にも似た歓声がひびいて、会場のボルテージも瞬時にマックスでした。

世界観に引き込んでいく速度が暴力的すぎる……

 

続けて2曲目:Amazing!!!!!!が始まります。テンション上がる曲!

Hysteriaが終わったあとセンターステージに放射状に寝転んだと思ったら、

すっと上半身が起き上がり、あの「あぐら」の体制になる展開。

とにかくどのメンバーもカッコイイ。聞き慣れた一曲のはずなのに、

大音量で、アリーナ中に響き渡るAmazing!!!!!!は格別です。

 

2曲目なのにもう自分のキャパがやばいことに気がつき始めました。

開始前は「全メンバーちゃんと観て、特に樹と髙地をたくさん見よう」とか

甘いこと考えていました僕。

なんとか「お前ら絶対裏切らないから」の樹や

「愛が欲しけりゃ任せろLOVE」の髙地は観れました。最高でした。

 

観れたんですが………各メンバーのパートごとに視線を変えるとか、無理ですね……

このあたりから、メンバーが近くに来てくれた時以外は、

もう樹しかちゃんと見れないかも……、と考え始めました。

樹、ピンク髪にしてくれてよかった……すぐ分かるから見失わない!笑

 

そしてちょっと待った樹ものすごいかっこいい……

ずっと観てられる……じゃないこれ目が離せない……樹が動くのが肉眼で見える……

フォーメーションとかで樹が真ん中や先頭に来たりするたび感情が溢れる。

樹が物理的に遠くの方のステージに移動して見れなくなるまで、

視線の切り替えができない。何だこれものすごく視線管理が難しいぞ!

 

と思ってたらバックステージ、自分たちから見ると遠くの方へ移動していきました。

スクリーンに目線を切り替えると、

カメラが良きタイミングでメンバーを切り替えて映してくれるので、

何故か少しほっとしたような気がしました。

カメラ、優秀……!   俺の肉眼にはこんなことできない……!

 

けど、そんないつまでもホッとさせてくれるわけもなく、3曲目:愛のコマンド。

あっ、ステージ降りて客席の近く行ってる……いいなあの辺の人たち……

すごい近く行ってるやん……

あ、あれか、噂に聞く「ファンサ」というやつが行われているのか……!

ファンサ、俺も、欲しい……!

 

愛のコマンド。……予習で事前に聞いておいたけどむっちゃかっこいい曲ですよね……

声まっすぐに張り上げて歌い上げる感じがすごい好き

歌詞はなんかちょっとセクシーな感じですけど、

個人的にはガツガツくる感じの盛り上がるロックナンバーという感じ。

Switch on!   Switch on!  Switch on!

この後4曲目:FALL DOWNという曲が来て………

正直この辺で自分に起きた出来事の順番をあんまり覚えていないんですが、

この曲だったか愛コマだったか、

とにかく前半の曲のどこかで樹が自分たちのいる側の通路のステージに来てくれました。

 

推しが近くに来るってとんでもないですね。ペンライトとうちわを握る手に力が入る。

息が止まる。爆モテって樹のことよく言うじゃないですか。

いや言葉では知ってましたけどね、爆モテじゅったん……

目の前で見たら無理だ……何だこれ……こんなの全員恋に落ちてしまうだろ……

 

早くも摂取する情報量が限界に達してきました。早い。違う。待った。

こんなつもりじゃなかったぞ。見たことのない刺激、聞いたことのない刺激。

32年生きてきて一度も触れたことのない衝撃が次々に襲ってきます。

ハロプロのコンサートは、うまく言えない……もうちょい違うんですよ。

僕はハロプロも大好きなんですけど、今日は完全に別物の感情に襲われました。

 

アイドルの「遠さ」って僕大事だと思ってて、

好きなアイドルには「遠い高み」に登って欲しいんですよ。

「近い」アイドルは好きになれないんです。

でも、今日は新しい距離感を知ってしまった……

この人たち、あんなに高みにいるその瞬間のまま、むちゃくちゃ近くにくる……!

外周ステージを回りながらのパフォーマンスは本当に圧巻でした。


5曲目:JAPONICA STYLEー外周からメインステージに戻った6人。

あっ。生であの最初のジャンプ見れた!

 

SixTONESの沼に落ちたこの数ヶ月間の中で、最も何度も聞いた曲だろうと思います。

さっきまでのKAT-TUN曲と違って、もう何度も聞き慣れた曲だから大丈夫ーー

 

ーーじゃなかったです。なんて迫力あるパフォーマンスだろう。

むちゃくちゃ聞き慣れた曲のはずなのに、

生で見たら何倍も違う……!  それだけじゃない、なんだか思わず涙腺がゆるみました。

 

SixTONES、この曲でほんとにたくさんの人に知ってもらえたんですよね。

僕自身もその一人だったし、間違いなく代表曲と言える一曲になりましたよね。

この曲でようやく6人にしっかり目線をそれぞれ移しながら聞けました。

それくらいどのパートが誰のパートなのかも頭に入ってる。

すべてのパートで全員が堂々とパフォーマンスしているのが伝わってくる。

これは本当に誇れる一曲なんだなぁ、と。

2番でメインステージからセンターステージに進むメンバーたち。

本当に華やかで堂々としたかっこよさ。

 

そしてやってくる、JAPONICA STYLE後半の無音パート……

 

ジェシー「……何見てんだよ」

かっっっこいいーーーーーーー!

どうやらここ、回替わりでメンバーが無音タイムにセリフを言うらしいですね。

もちろん推しの樹や髙地のセリフも聞きたいですが、ジェシーめちゃくちゃかっこよかったです。

 

そしてセンターステージに大量の真紅の花びら!  

言葉にできないほど美しい。

すごい演出だなぁ……

あっ。いいなぁ花びら僕も欲しい……←取れませんでした(´・∀・`)

 

ジャポが終わると続いてメンバーの煽りタイム。

 

髙地「横アリのみなさん!SixTONESに会いたかったですか!

俺たちに!SixTONESに会いたかったですか!

最後まで楽しんでいきましょう!よろしく!」

 

こんな感じでメンバーが一人一人煽ってくるんですが、もうね、すごい楽しいですね。

ちょっと女性アイドルヲタクは経験したことのない煽りだったので……

最高でしたね……全部イエー!って声出して答えるんだけど、

これクッッソ楽しいですね……!  そして髙地可愛い過ぎるな……

アイドルすぎる……アイドルじゃん……あっそうかアイドルだったわ……

会いたかったですよ!  会いたかったに決まってますよ!!!

 

樹はこんな感じ。

樹「お前らまだ声出んだろ!!まだ出んだろ!」

ごめんなさい声出します!   いやでもすみません声の出し方まだ慣れなくて!

でも樹に煽られたら頑張って答えようって思いますよね。

 

普段はね、女性アイドル現場はみんなすっごいコールするんで、

ガンガン声出せるんですけど、男性の声はね……本気で出すと目立つからね……

ちょっと戸惑いながら多少無意識に抑えてましたが、でも一応声は出しました。

でもなんかこう樹の煽りの圧がすごく良かったですね。

 

全員順番に煽ってくれて、照明もメンカラになるのが楽しい。

特に楽しかったのはジェシー

ジェシー「最初はグー!」ヲタク「ジャーン!」楽wwwしいwww

 

そして煽りタイムが終わったと思ったら、ん?  バックステージのほう……

じゃない!  メインステージにいつのまにか髙地が!  ソロだ!

 

今回のコンサートで特にむちゃくちゃよかったのがこのソロコーナーですね。

改めてSixTONESというグループ、個性の集団なんだなって思いました。

 

髙地の選曲が神すぎるのか、髙地が歌ったら神曲になってしまうのか、

それはもうよくわかんないんですけど6曲目:Magical Song(相葉雅紀)が髙地ソロ。

いそいそとペンライトを黄色に変えて髙地のうちわを持ちました。

最高に髙地だった……!  笑顔で可愛くてめっちゃくちゃアイドルでした。

腕がピョコピョコ動く振り付けが可愛いし、合わせてペンラ振るの楽しい……!

本当に髙地ってザ・アイドル……圧倒的に可愛い……可愛い……何だこれ可愛い……

 

途中、バックステージまでいった髙地、

「俺、間違えてこっちまできちゃった、急いで戻らなきゃ!」みたいなこと言って、

何言い出すかと思ったら、自転車でバックステージの方まで爆走!

そしてセンターステージでまたキラキラの笑顔でサビを歌う髙地。

待った……可愛さの限界が……黄色すぎる……推さざるを得ない……コーチィ〜……

センターステージのスクリーンが髙地以外の5人になってて幸せオーラ全開。

けど自転車乗り捨てて投げ捨てる瞬間は優吾でした。

 

あっ、曲終わった……髙地可愛かった……

ファンのみんなのペンライトも一面黄色で綺麗だったな……

と思ったらまだ終わってなかったー!そのまま髙地のボイパ披露。

髙地だけじゃなかった……そうだった優吾もいたわ……(同一人物説)

急にハマの番長出てくる……ヤバイ高低差でした。

 

ここから7曲目:RIGHT NOW (KAT-TUN)。

このあと数曲、オートチューンの効いた若干EDMテイストな楽曲が続きました。

SixTONESの声とオートチューンめっちゃ相性いい……デジタル感あって良い……

あっサングラスかけた……関コレの新衣装……めっちゃ好き……

 

この辺で僕に焦りが一瞬だけ芽生えました。

ちょっと待った……この情報量……

ブログにライブレポート書くって言ったけど、どうする……?

いや前々からSixTONESとオートチューンの相性とか語りたかったけど、

このタイミングで全部語り始めたらそれだけで一本の記事になるね……?

 

そもそも冒頭からそうだった。

セクシーと思ってたらワイルドだし、可愛かったと思ったら、クールだし、

ロックだと思ったら、デジタルなポップ……

でも後からよく考えてみたら、それこそアイドルというものの懐の深さでした。

一瞬で味わい切れるものじゃない。一言で語り切れるものじゃない。

 

次の曲の切り替えは、なんだか不思議な演出。

メインステージに佇む関コレのカラフルな新衣装で6人。

オルゴールサウンドが流れて、マリオネットのように止まったり動いたり。

プロジェクションマッピングの要領で、

衣装にカラフルなライトが当たり、まるでその色の衣装を着てるかのように、

光の色が変わるたび衣装が変わるような錯覚の演出。

そんな演出の中、マリオネットのような動きで、5人が止まってしまうのですが、

それをジェシーが動かしていく。

 

なんか、SixTONESジェシーのお陰で再始動したエピソードを思い出すような演出…!

 

全員が動き出し、続いて一気にディスコフロアに変わるアリーナ。

曲は8曲目:THE D−MOTION。いっきにぶち上がるエレクトロサウンド

映像もミラーボールになり、まさにそこはクラブ横浜アリーナ

際限がない。SixTONESのライブ。どんどん色んな表現繰り出してくる。

 

そしてここから9曲目:Batteryへの流れがむちゃくちゃかっこいい。

なんか階段が割れて動いてる演出とかありました。

もうずっと耳が幸福だし、ずっと休まる暇がない。

でもちょっとこの辺りから、情報量が溢れたせいで記憶が曖昧な部分があるので、

ちゃんと配信で再確認したいです。何が起きてた……?

 

まあなんで何が起きたか記憶が失われてるかというと、

次のSIX SENSES、Jumpin’up、Rockin’ 、ハルカナ約束という、

全部これまでSixTONESが披露してきた言わば「持ち歌」なKAT-TUN曲ラッシュ。

そこで……トロッコが登場したからですね。

 

ロッコ。いや、噂には聞いたことありました。

カウントダウンライブの映像でも見ましたし。

ジャニーズといえばトロッコ

他にもちょくちょく映像でだけは把握してたんですが、

実物は………初めて目にしました。なんだあの悪魔の発明……!

 

良席…… 良席ってなんだろう?

いやここは間違いなく良席……でも、あっ、樹がトロッコで上に……!

あっいいな向こうの席の人たち!

えっめっちゃ触れてる!  あの人たちの目の前通ってるやん!いいなあ!

いやいいな!?  実際目の前に来たら耐えられない気もするけど羨ましい!

 

そこで僕はやっと気付きました。このライブ、全席良席なの…!?

あと一部、ファンサをがっつり貰える神席がある……!?

神席と良席と微妙席みたいな感じじゃなくて、

神席と良席しかないんだこのライブ。

めっちゃ後ろの人たちの方にも、トロッコで目の前来てくれてる。

 

「ファンサ」というものの存在は聞いていましたが、

正直ファンの皆さんの妄想だと思ってたことを懺悔します。

「ウインクしてもらえた」とか、それは思い込みでは……?みたいに思ってた。

ステージ上のアイドルと目が合ったって感じることはたくさんあるけどさ……

それはほら……それで幸せになれるから思い込んでてもいいけどね……?みたいな。

 

でも違ったんですね。ファンサは実在したんだ……!

えっ、こんなマジで思いっきりファンサするんですね………!

 

KAT-TUN曲ラッシュ、特に事前予習のおかげでめっちゃ楽しめました。

Jumpin’upはお決まりの「ジュリ!ジュリジュリ!」のコールが楽しかった……

事前にコール教えてもらっておいて本当に良かったです。

ジャニーズはハロプロみたいにコールたくさんはないみたいだけど、

たまにあるコールがもうめっちゃ楽しいですね。

もちろんその後の樹のパート最高でした。

 

あとコールアンドレスポンス。C&Rって書くんですね。

樹のかけ声に合わせて、

「こーち!ジェシー!じゅったん!ほっくん!しんちゃん!きょーも!」

って一人ずつ名前をコールしました!

自分でじゅったんっていう樹!!!!  じゅったん!!

C&R、やべー、めっちゃ楽しい……!  えっめっちゃ楽しい……!(二回言った)

 

続いて、14曲目:みはり (男闘呼組) (北斗ソロ)。

メインスクリーンに文字が降る、なんかマニアックなボカロのMVっぽい感じの映像。

さっき髙地のソロでもそうだったように、

とにかく今回、個性が際立ってむちゃくちゃ良かったのがこのソロコーナー。

 

北斗は表現の鬼でした。コンテンポラリーダンスが本当にかっこいい。

北斗の深さ。アーティスティックな一面が際立つ演出。

こんなのジャニーズのライブで観れると思ってなかった………すごい…………

気迫。深淵に引き込む、命を削る舞い。

北斗が奈落に落ちる演出。北斗担、多分ここで全員心中しました。

 

奈落に落ちた北斗に驚いてたら休む間も無く、次は樹。

樹が出てきて、樹ソロが始まり、これは……自作rapのHIPHOPかな……?

一気にフロアは樹カラーのブルーのペンライトの海に。

樹の声って、すごくいい感じに歪んでるのがrapのときむちゃくちゃカッコいい。

息を止める暇もないほど高速に打ち出し続けられるライム。

アンダーグラウンドな世界。

圧倒的な命中率でファンを仕留め続けるマシンガンのような言葉の弾の乱射。

ダークな印象で暴力的なパンチのある樹のパフォーマンス。

会場が真っ暗な中でブルーのペンライト一色に光る様子が、

その樹のパフォーマンスを引き立てているようにも見えました。

ジャニーズをレペゼンする最強のヒップホッパー。もう一度聴きたい……

魂を飲み込まれてしまいそうなくらいかっこいい……

 

あなたを担当に選んだの絶対に間違ってなかった………

 

続いて、「少年たち」映像とともに16曲目:fire storm (映画「少年たち」主題歌)。

炎が本当にブワッて出てくる演出。

これ、歌詞がすごく心に響きました。

もちろん映画の主題歌だから、映画のストーリーに効果的にあった曲なんでしょうけど、

舞台から少年たちをやってきたSixTONES

メンバーみんな力入れて協力して撮影した映画がやっと公開……

みたいな彼らの道のりを思いながら聞いてしまい、なんだかグッと来ました。

歌詞もう一度ちゃんと確認したいなー。と思って今ググッたけど見つからず。

明日の配信でもう一度ちゃんと確認したいです。

 

その後、みんな大好き17曲目:Jungle。これ本当はフルで聞きたかったけどハーフでした。

檻もなかったし、今まで見てたライブ映像での演出に比べると、

シンプルなものだった気もしますが、生で「さ・わ・げ!」を聴けたので満足。

しばらく続いた聞き慣れない曲からJungleへの切り替えで、

若干心臓への負荷が弱まり、少しだけ自分を取り戻してみることができました。

聞き慣れた曲だけども生で観れる喜びがとても良かったですね。

動物名出てくるところで一人ずつ高い段から飛び降りるところ好きです。

 

続いて18曲目:Beautiful life。

Beautiful Life 未来へ向おう
ほら、夜が明けてきた
道の先で また思い出すんだ
今日のことを 思い出すんだ

このライブを見たおかげで、本当にまた日常の人生も頑張れそう。

今日のことを思い出しながらまた生きていくんだな。

彼らを応援しながら過ごす日々、本当に幸福。

 

そんな気持ちで会場が一体となってペンライトを振っているような気がしました。

大切な物を胸に刻み、未来をまっすぐに見つめているSixTONESに、

これからも着いていくんだ。

これから彼らの進む道の先を、僕もファンとしてずっと見ていたい。

 

歌詞が沁みるこの曲で前半が終了し、MCを経て後半へ。

後半のレポートはまた改めて記したいと思います。


《後半》
My Song (ジェシーソロ)
タイトル不明 (慎太郎ソロ)
LOVE (KAT-TUN)
You (KAT-TUN)
You make me (山下智久)
My name is Mr.ZUDDON
T∀BOO (KAT-TUN)
BODY TALK (赤西仁)
LOVE JUICE (赤西仁)
タイトル不明 (京本ソロ)
BE CRAZY
IN THE STORM
Brave Soul
Lonely
-アンコール-
“Lough” IN THE LIFE
この星のHIKARI

髙地優吾くんに贈るバースデーファンレター 〜25歳の誕生日、おめでとう〜

髙地優吾くん、25歳の誕生日、おめでとう!

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僕のTwitterアカウントを追ってくださっている方なら

ご承知のことかと思うのですが、当初、僕は自分の推し、すなわち担当は樹ひとりだと宣言していました。

 

しかし今、僕のプロフィールには、

SixTONESの田中樹・髙地優吾二人の名前が書いてあります。

 

「give me give me そう your heart」と歌う田中樹にハートを捧げたはずの僕は、

いつの間にか髙地にも、同じくらい魅せられるようになっていました。

 

これは本当に「いつの間にか」でした。本当に気づかないうちに。

白状するなら、当初僕2番目に好きだったのは京本大我でした。

それがいつの間にか、入れ替わっていた。

気がつくと、YouTubeが更新されるたび、髙地の動きを目で追う自分がいました。

 

樹に魅せられたのがほとんど一瞬だったのに対して、

髙地の魅力に嵌ったのは、本当に緩やかな流れだったんです。

樹が一瞬で獲物を仕留めるライオンだとしたら、

さしずめ髙地は、じっくりと距離を縮めてくるハリネズミ

※ご存知の通り、ハリネズミは「Jungle」での髙地の担当動物です

 

ハリネズミのジレンマという寓話を知っているでしょうか?

寒さの中でハリネズミ同士が温めあおうとすると、

近づき過ぎると針が刺さって痛いーー

この寒さと痛さが示すジレンマの性質を分かりやすく示す寓話です。

 

ハリネズミは、痛くて離れ、離れると寒くてまたくっつく、

ということを何度も何度も繰り返します。

寒さと痛さに苦しみながら、工夫しながらその行為を繰り返し、

それでもハリネズミは諦めずに心地良い温もりを求め続けるのです。

すると、ある時、ハリネズミは、ふとした時に、

痛くなく温もりのある距離を掴むことができます。

 

最も愛を感じる距離に届くまで、時間がかかるかもしれない。

それでも気がついた時には、なくてはならない存在になっている。

 

笑顔がチャームポイントのひとつである髙地にとって、

ハリネズミというのは一見不似合いな動物だと思われたりもすると思うのですが、

このように解釈してみると、髙地らしい動物なんじゃないかという気がしてきます。

 

僕にはひとつ、少しだけ気になっていることがあるんです。

SixTONESはアイドルだから、どうしても人気順などというものが出てくる。

色んな雑誌やネットの情報をみていると、

髙地はSixTONESの中でランキング下位になってしまうことが、たびたびあるんです。

僕が気にしているのはその順位自体ではありません。

その順位を、髙地自身が気に病んだりしていないだろうか、ということです。

 

もしも。

もしも、髙地がそんなふうに思ってしまっていたら、

そんなことは心配しないでほしい。そう伝えたいです。

君の魅力にたどり着くまで、みんな、少し時間がかかっているだけなんです。

遠くからでも、頑張っている君のことを見ている人がたくさんいるはず。

 

僕には昔、ハロプロで2番目に大好きだったアイドルがいました。

その子の名前は、鈴木香音ちゃんと言います。

まさしく髙地と同じように、太陽のような笑顔が魅力的な子でした。

出会った当初はそうでもなかったのに、

気がつくと、道重さゆみさんの次、2番目に好きなメンバーになっていました。

彼女もまた人気順ではあまり上位と言えないメンバーでした。

 

けれど彼女は、ある時、飛躍を果たすことになるんです。

モーニング娘。が海外ライブを行った時、最も大きな歓声を浴びたのは、

道重さゆみでもなく、他のどのメンバーでもなく、鈴木香音だったんです。

海を越えて、遠くから、香音ちゃんを応援していたファンがたくさんいたんです。

 

何故かって?  笑顔は、言語も国境も超えるからです。

 

香音ちゃんは色んなことがあり、アイドルとは違う道を歩むことになりました。

けれど、髙地には、どうかSixTONESとして、

いま歩んでいるその道の、いまの髙地のままで、笑顔で歩んで欲しいです。

 

笑顔は、言語も国境も超えます。

それだけじゃない。性別だって、偏見だって、超えていく。

それが届くには、まだ少し時間がかかるのかもしれません。

もしかしたら、ハリネズミのように、

四苦八苦しながら進むしかないのかもしれません。

ファンがその愛くるしさに気づいて、ハリネズミを抱きしめたくなるまでに

あとほんの少しだけ、時間がかかるかもしれません。

 

でも、きっとこれから多くの人が、たくさん髙地の魅力に気づいていくはずです。

それは決して遠くはない未来だと僕は信じています。

だから、この記事は、少し遅くなったけど、君のことを大好きになったファンからの、

ファンレターであり、バースデーメッセージです。

 

生まれてきてくれて、

SixTONESになってくれて、

ファンにしてくれて、

ありがとう。誕生日、おめでとう。

SixTONES「JAPONICA STYLE」楽曲レビュー 果敢に挑む眩しきJAPONICA(後編)

※後編ですが、楽曲論だけ読みたい方はここから読んでも問題ないです。

 

 

JAPONICAとは何か

まず重要なのは「JAPONICA」というフレーズです。

 

JAPAN STYLEではなく、

JAPANESE STYLEでもなく、

JAPONICA STYLE。

 

JAPONICAは「欧米人の間における日本趣味」を指す言葉とされています。

 

極めてファジーな意味合いの形容詞であり、

日本独自の美的価値観を表現するときなどに使われます。

 

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連想されるのは、日本画、浮世絵、着物、花魁、舞妓、歌舞伎……

そして、桜。

いわゆる伝統的な日本の美的価値観、諸外国から見た日本の美の「イメージ」です。

 

ここでは、日本の伝統的スタイルがそのまま忠実に表現されるのではなく、

そのエッセンスを取り入れて、

新たに「解釈された」表現であることが

重要なのだと僕は考えています。

 

歌詞をミュージックビデオと一緒に考える

歌詞とMVをじっくり見ていきたいと思います。

 

Japonica! 今 In my heart

Japonica! 今 In your heart Ah...

まず各々のハートの中に、JAPONICA=日本の美のイメージが存在する、

という導入のフレーズです。

 

Yeah, yeah 愛が足りないのに そっと微笑んで

Japonica style 華麗に舞う花

何が起こるかは わからないなんてさ

夢 恋 桜 Japonica style

「愛が足りないのにそっと微笑む」

これは切なく儚い恋のイメージを表現しているのだと僕は解釈しています。

夢、儚い恋、華麗に舞う花=桜。

これらのフレーズに共通するのは、儚く淡く不確かで、それゆえに美しいイメージ

ここでは「JAPONICA」のそうした不確かなイメージが表現されています。

 

I never ever ever hurry up
I never ever ever ever give up
やってみようか?どうしようか?
Never ever ever ever carry on for me

「決して急がない、決して諦めない。決して……。

    自分のために続けるんだ。」

冒頭の不確かで儚いイメージから一転して、

ここで現れるのは迷いながら気持ちがポジティブに切り替わる心の動きです。

 

運命感じるかも 人生変えるかも
夢 恋 桜 旅に出よう

Oh ひらひら舞う花眩しいじゃん yeah

これまでの不確かで儚いイメージ、強い意志の表明に続いて、

さらに人生の変化と未来に対するワクワク、

明るく眩しい期待感のイメージが描かれています。

 

ここで、この部分までのMVの演出についても合わせて見ていきます。

 

冒頭では6人がバラバラな方向を向いており、

各々が何か思案しているような雰囲気が描かれます。

舞い散る一枚の花びらを手に取り、その儚さを感じるような演出です。

 

その後、和風のセットの中で各メンバーが思い思いの表情を見せてくれます。

どれもどこか儚げな印象があるカットであり、

その一方で、どこか心の中で強い意志を燃やしているかのような、

そんな印象を感じるショットが続きます。

 

また、「華麗に舞う花」の瞬間には、

花びら舞うショットが一瞬だけ重ねて写し出されます。

心の中に桜の舞うイメージがよぎっている、そういう印象深いショットです。

 

そして、「ひらひら舞う花眩しいじゃん」の部分で、

モノトーンな画面に色彩がともる映像が表現されます。

淡く不確かなイメージに明かりが灯る。

儚い桜のイメージに、期待感を伴う眩しい光が見出される、そんな表現だと思います。

 

光の話でいうと、実はここまでの照明の表現も素晴らしいんです。

 

「yeah yeah」から「夢 恋 桜 Japonica style」の淡く不確かな心情表現の部分では、

光が地面を照らしています

「I never ever ever hurry up」で気持ちが切り替わる部分では、

光が一気に上を向きます

「ひらひら舞う花眩しいじゃん」で期待感がワクワク動き始める部分では、

光が波打つように動き始めるんです。

これはなかなか意図的な照明表現で、見事だと思います。

 

そして、いよいよサビ。

花の眩しさに期待感が高まった瞬間、ミュージックビデオでは、

花びらがメンバーの手によって投げ放たれます!

ここから光は縦横無尽に、ダイナミックな動きで彼らを照らします。

 

俺たち Japonica Style
わびさび Japonica Style
移り変わるよ綺麗に 風には舞い
可憐に Japonica Style
はかなき Japonica Style
駆け抜けてゆく どこまでも Woh
(We are so Japonica)

Go…

淡く不確かな心情が、迷いのなかでポジティブに切り替わり、

未来に向けたワクワクした気持ちに切り替わったーー

その期待に応えるように、

風に舞い散る桜などの和のイメージに乗せて、

可憐で儚く移り変わるそのJAPONICA STYLEを背負い、

「俺たちはどこまでも駆け抜けてゆく」という強いメッセージが放たれます。

 

かっこよすぎるだろ!

 

ここまで、歌詞の前半をMVの演出とあわせて見てみましたが、どうでしょうか?

 

後半の歌詞でも、諸行無常の日本の美のイメージ、日本独自の世界観=JAPONICAを背負い、

「俺たち」は果敢に挑み、描いた夢を叶え、強く燃えてみせるという歌詞が続きます。

樹担ゆえかもしれませんが、「諸行無常でも果敢に挑んで」の樹は白眉だと思います。

 

MVではこの後も各所に和テイストな表現が盛り込まれ、

ラストでは地下にあるかのような暗い屋内から、都会の夜の屋上へ飛び出していきます。

夜桜が、夜風に舞い、夜空に誓い、その美しさを高みから解き放つーー

そんなストーリーを感じてしまう演出になっていると思います。

 

JAPONICAをアップデートする

この楽曲が歌っているのは、

「JAPONICAというイメージを俺たちがアップデートしていく」

そういう挑戦の意志が芽生え、決意して、高みへと駆け抜けていくという、

そんな美しいストーリーの始まりなんです。

それを様々な和のエッセンスを取り入れながら表現している作品なんです。

 

だからこそ、YouTubeアーティストプロモの場で、

グローバルなフィールドにSixTONESを解き放つ楽曲として、

この曲が選んだのは大正解だった、極めてふさわしい選曲だったと僕は思うのです。

 

この楽曲が選ばれた、それはすなわち、

日本の男性アイドルの覇者であるジャニーズが、日本的なイメージを武器に、

果敢な挑戦、SixTONESというアイドルで革命を起こしていく、

そういう意志の表明としても読み替えることができるのではないでしょうか。

 

※蛇足

奇しくもかつてK-POPで世界的な社会現象を巻き起こした、

Gangnam Style(江南スタイル)」とタイトルが一部符合する点も、

偶然だとは思いますが、

グローバルに殴り込みをかける一曲のタイトルとしてふさわしいなと思います。

SixTONES「JAPONICA STYLE」楽曲レビュー 歴史をつむぐ革命の一歩(前編)

※本記事は前後編に分かれます。

前編では主に市場等を踏まえた状況論、

後編では具体的な楽曲論を語ります。

 

「JAPONICA STYLE」ーー。

 

 

YouTubeでMVが発信され、YouTubeアーティストプロモで使われた楽曲として、

SixTONESを知る上で極めて重要な曲であることは間違いないと思います。

 

ジャニーズをデジタルに放つ新世代。

 

そのスタートとしてこの曲がどういう意味を持つのか。

 

それを考えるには、まず前提を知っておかなければなりません。

この楽曲は『ジャニーズをデジタルに放つ』ために作られたのではない」という前提です。

 

この楽曲は、元々2017年の舞台「少年たち〜Born Tomorrow〜」のショータイムで

新曲として披露されて以降、コンサートなどでも披露されていた彼らの持ち歌でした。

 

すなわち、YouTubeのアーティストプロモが決まるより、

遥かに前に制作された楽曲だということ。

 

そしてその上で重要なのは、YouTubeアーティストプロモが決定した時点で、

この曲以外にも、彼らには複数のオリジナル曲があったということ。

同舞台で披露された「Beautiful Life」だけではなく、

「この星のHIKARI」や「BE CRAZY」もあった。

さらに、彼らがYouTubeで自分たちの代表曲を聞かれたとき、

全員一致で選んだ「Amazing‼︎‼︎‼︎」という楽曲もあった。

 

それでも「JAPONICA STYLE」が選ばれた。

 

そう、重要なのは、

この楽曲が「ジャニーズをデジタルに放つために『選ばれた』」ということなのです。

 

その前提を踏まえた上で、

僕は、この楽曲こそ日本の男性アイドル史において革命的な意味を持つ楽曲である、と

主張したいと思っています。

 

そして、そのためには、まずこれまでのジャニーズのネットプロモーションや

デジタルセールスへの姿勢について軽くお話ししなければいけません。

 

閉鎖から開放へ

あらためて説明するまでもないことですが、ジャニーズには、

これまでインターネットに対して、極めて閉鎖的だったという歴史があります。

 

代表的なものとしては、ウェブ媒体での写真や映像の使用制限。

不自然な加工でジャニーズの肖像だけがマスキング処理された雑誌の表紙などを見た経験、

ほとんどの方があるのではないかと思います。

 

ただし、より重要なのは、

楽曲やミュージック・ビデオの配信、各種SNSでの展開、

公式ウェブサイトなどでのビジュアルを含むオープンな発信--。

 

他のアーティストが今や当然のようにやっている

これらインターネット上のプロモーションやデジタルなセールス

ジャニーズはほとんど行ってこなかったという点です。

 

ジャニーズは、2018年1月31日、錦戸亮が出演した映画「羊の木」の記者会見にて、

ウェブの写真利用について一部解禁する方針を発表しました。

ここでジャニーズは

「近年のスマホを中心とした情報伝達・情報処理が大きな比重を占めるようになった

市場の変化に段階的に対応を試みている」と公式に説明しています。

※具体例として、ジャニーズWESTNetflix配信なども挙げられています。

 

そもそもどうしてジャニーズは、

このようにネット上でのプロモーションやセールスに対する閉鎖的な姿勢をとり続けたのか?

 

多くの論者がそう指摘しているように、これはネットメディアでの取り扱いを制限することで、

相対的に各種マスメディアの価値を押し上げ、

結果として各種マスメディアに重用されることを狙っていた、という点が大きいだろうと思います。

※わかりやすい例をあげて話せば、ネットへの露出を制限することで、写真が掲載された雑誌の売り上げが上がる、というような話です。

 

それと同時に、ダウンロードやストリーミングへの進出などについては、これまでその必要がなかった、という点が大きいでしょう。

 

世界ではストリーミングおよびダウンロード市場が拡大している一方、

日本では、パッケージ販売の持つパワーが依然として強いです。

CD、DVD、Blu-rayなどパッケージメディアの売り上げが全体の80%を占めるというのが現状です。

さらにアイドル市場では、複数枚購入や特典商法などアイドル特有の購買事情も手伝って、

その傾向に拍車がかかっているという点も無視できません。

 

しかし、これまでビジネスモデルの転換が遅れ、他国の後塵を拝してきた日本の音楽市場も、

各レコード会社および消費者の意識変容に伴って、

今後はダウンロードおよびストリーミング市場が拡大されるだろうと予想されます。

 

また、YouTubeTwitterなどをはじめとしたネットでの音楽プロモーションも、

すでにその重要性をますます無視できない状況へと変わってきています。

 

こうした背景を踏まえ、これまではネットの活用に奥手であったジャニーズも、

市場の変化に対応せざるを得なくなってきている、というのが、

現状の妥当な見方ではないか、と僕は考えています。

 

ライバルはK-POP

次に、グローバル音楽市場におけるアジア系男性アイドルグループの覇者であるK-POP

とりわけBTSについて言及したいと思います。

 

2018年、それは世界の男性アイドル市場に大きな変化が起きた年でした。

その最も重要な出来事のひとつは、

BTSのアルバム「LOVE YOURSELF 轉 'Tear'」が

アメリカの「ビルボードチャート200」で1位を獲得したという快挙です。

 

この快挙を語るにはこのブログの記事内では足りないと思いますし、

そもそも僕には専門外な部分も大きいので詳しくは割愛します。

 

重要なのは、アジア系男性アイドルが活躍できる市場が拡大しているという点です。

 

アメリカやヨーロッパの人々が、アジアの男性アイドルに、いま、強く興味を持っている。

今はまだK-POPにその台頭を許していますが、

J-POPにもその市場で戦える力は十分にあります。

 

現にグローバルな女性アイドルシーンでは、

48グループ、Perfumeハロプロなどが十分なプレゼンスを発揮しています。

 

もちろん、J-POPとK-POPでは背景が異なります。

J-POPは国内市場が比較的豊かなので、グローバルな活躍を志向しなくても、

国内向けのドメスティックな展開で十分なビジネス展開ができます。

だからこそ、ジャニーズもこれまで国内向けの展開に注力してきました。

 

一方、K-POPには、国内市場だけでなく日本市場をターゲットに含めることで

ビジネス拡大を図ってきた経緯があります。

アメリカを含むグローバル展開を成功させられたのも、

こうした経験が強みになっていることだろうと思います。

 

こうしたアジア系男性アイドル市場のグローバルな拡大を背景として捉えると、

やはりSixTONESにも、そうした世界展開を見据えていていただきたいところです。

ジャニーズ事務所が本当のところどう考えているかは別にして、

僕はファンとして、事務所にそういう考えでSixTONESを売り出して欲しい、と考えています。

 

実際、BTSがヒットした背景を考えると、SixTONESにも勝機を感じられます。

BTSがヒットした背景には、ストリーミングの再生やTwitterでのバズなども含め、

ファンのダイレクトな頑張りがあったと言われています。

また、BTSは、単純な楽曲・パフォーマンスの良さだけに偏重せず、

メンバー間の仲の良さなどのコンセプトイメージも強い売りにしてきました。

こうした点では、SixTONESもその強みを十分に生かすことができるだろうと僕は考えていますし、

これは他のファンの皆さんにも頷いていただけるものと思います。

 

革命の一歩

ここまでの話を踏まえた上で、

「ジャニーズをデジタルに放つ新世代」とは一体何なのか。

 

それはすなわち、

これまで国内向けのクローズドな展開をしていた日本男性アイドルの覇者が、

満を持してグローバルなアジア系男性アイドル市場に挑んだ。

そういう歴史的な出来事を言い表すキーフレーズなんです。

 

そして、そのフレーズと共に歌われた「JAPONICA STYLE」は、

グローバルなアジア系男性アイドル市場において、

日本の男性アイドル・SixTONESがそのスタートラインに立った、

言うなれば「革命の一歩」として歴史的な一曲なのだ、と僕は考えています。

 

また、「JAPONICA STYLE」は、

その革命を支えるにふさわしい、見事な音楽性と世界観を兼ね備えた一曲でもあります。

 

その具体的な楽曲の中身に踏み込んだ内容を、後半でまた詳しく語りたいと思います。

純粋な光は時を超え届く。SixTONESの”ラフ・ダイヤモンド”森本慎太郎の清らかさ

慎太郎のファンの方って、お目が高いな、と思ってしまうんです。

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担当の皆さん、きっとこれから楽しくて仕方ないに違いない。

まっすぐで、真面目で、純粋で、プラス思考に楽しんで頑張っている。

そんなアイドルを応援することは、

きっとどんなことよりも楽しい。

 

慎太郎の魅力って、まだ多くの人になかなか伝わり切れてないんじゃないか、

そう感じることがあるんですね。

僕自身も、ファンの方のツイートとかで時々気づかされることが多い。

 

例えば、ダンスパフォーマンス。

慎太郎のダンスは下半身を力強く使っていて、

脚さばきは本当にダイナミック、それでいて軽やかで見応えがあります。

 

SixTONESのダンスって、揃ってないと言われがちなことに、

ファンになってからしばらくして気づきました。

それはその通りで課題だとは思うのですが、

ただし、個々のスキルは結構高くて、とりわけ慎太郎はほんとに力強い動きが魅力なんですよね。

 

考えてみれば、小学3年生の頃からジャニーズにいるわけで、

普通にダンサーとしては相当なプロフェッショナル。

でも、そもそもジャニーズもSixTONESも平均点が高いし、

ダンスはグループ芸なので、慎太郎だけに注目できる人はなかなかいません。

 

それだけ踊れるようになったのは手を抜かない真面目さゆえ。

 

おちゃらけトークも彼の魅力でもありますが、

場の雰囲気を大事にし、相手を傷つけない気遣いを欠かさない、

そういう種類の「真面目さ」、そして「優しさ」がある性格……

 

そんな「人柄の良さ」もまた、彼の大きな魅力だと思います。

彼のボケやおふざけにはいつもトゲがなく、誰も傷つけていない。

 

けれど、そういう真面目さや優しさ、つまりは人柄の良さもまた、

なかなか伝わりにくい部分。

 

近くにいる人間にはすぐ伝わるものですが、

少し離れたところから見てしまうと、なかなか気づかれにくいものです。

これも、ツイッターで他の方に教えてもらって気づかされることが多いんです。

 

とはいえ、活動を続ければ続けるほど、

そういう人柄の良さは溢れ出て、どんどん多くの人に伝わっていくものです。

つい最近も、ファンの間では、北斗が楽しむ姿を見て、来て良かったと嬉しそうに話す慎太郎のシーンが話題になっていましいた。

 

ここを話せば長くなってしまいますが、

特に北斗が楽しんでるかどうかって、慎太郎は気にかけていたんだと思います。

なんて性格の良い子なんだろう、とファン皆が感じたんじゃないでしょうか。

 

モーニング娘。には生田衣梨奈えりぽん)っていうメンバーがいるんですが、

ハロヲタ的には、なんとなく彼女に近いのかなぁと思っています。

真面目で前向きでポジティブ。人に優しく、メンバー思い。

えりぽんもまた、そういう人柄の良さが外部にはなかなか気づかれにくく、

でもファンの間では、色んなエピソードでその良さが浸透している、

そういうタイプのメンバーなので、慎太郎と近いなぁって思っています。

 

あと、えりぽんのそういう人の良いエピソードって、

だいたい人づて、本人発信じゃないんです。

本人自身はボケたりして前へ前へ出るタイプなんですけど、

トボけたふりして笑いをとるタイプ。

人柄の良さが現れるエピソードは、

メンバーやファンから発信されることが多いんです。

後輩の佐藤優樹の名言は、ファンの間でも有名です。

「生田さんの優しさに気づかない人は、バカチンですよ!」

 

 

慎太郎の場合、それを感じるのはファンのTwitterの他に、Wikipediaですね。

※これもTwitterでバズってましたが

 

たぶん慎太郎ファンの方が編集してくれたんだと思うのですが、

慎太郎の人柄を愛おしく感じ、前向きなひたむきさを感じ、

好きになるようなメンバー想いの人物エピソードがしっかり書かれてます。

 

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やっぱり慎太郎担は、お目が高い。

SixTONESのメンバーは、ダイヤモンドの原石だと語った慎太郎。

ダイヤモンドが多くの人の手を渡って時を超えて光を届けるように、

これからも多くの人から「慎太郎はいいぞ」って発信されて、

慎太郎の光が届くようになればいいなと思います。

SixTONES「Hysteria」楽曲レビュー 胸の内に秘められた熱情

僕がSixTONESにハマったきっかけとして、曲の良さというのは外せないポイントです。

毎朝、スマホで曲を聴きながら通勤しています。

そこで外せない一曲が「Hysteria」。

 

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頼むから公式で配信してほしい。

YouTubeでも、iTunesでも、もちろん有料でいいから、この曲を聴いてほしいと、罪悪感を感じることなく、大きな声で言わせてほしい……。

 

それくらい、どうかこの曲を知ってほしい。

本当にカッコいい曲なんですよ。

 

正直、衣装はダサいし、ダンスや演出もちょっと今ひとつ。

でも、それを圧倒的に上回る、

歌声と楽曲のレベルの高さなんです。

 

荒々しい羽音、寒々しい風の音。

そんな不穏でダークな雰囲気たっぷりのイントロから、

切なく、美しいギターの音色が重なり、吐息を含んだような寂しげなユニゾンでに歌い始める6人。

 

ニゾンの後は、まず5人のソロが重なるAメロ。

英語歌詞をクールで軽やかに決める樹、

安定感、メリハリのある慎太郎、

一音ずつのアクセントが楽しい髙地、

それを引き継ぎ艶のある北斗。

ワイルドな低音の響きを聴かせるジェシー

 

まずここまでで十分かっこいいです。

SixTONESはみんな歌が上手い。

でも、そのことは重々承知の上で、

この後の京ジェのソロがダントツでやばい。

特に大我くんがすごい。

 

男性とは思えない、

いやしかし、男性だからこそ出せる、

大我くんの色気のある高音の響き。

 

映像がなくても、

真っ赤なリップが思い浮かぶような、

「Your lips, So red」。

色香が薫ってくるような、

「その甘いFlavor」。

 

京本大我のすごさは、

聴かせる歌声のテクニック。

持って生まれた声質だけではない、

努力で磨きあげた声の輝く艶。

 

その大我くんの歌声を引き継ぐように、

ジェシーが畳み掛けるように歌い上げ、

もう一度大我くんがさらに曲の鼓動を高めるように力強く歌い継ぎーー

 

一息に美しい発音で、

ジェシーが「Hysteria」とキメる。

 

カッコよすぎる………

 

そして、またこの曲の構成が変態的すぎる。

Bメロでテンションを上げていって、

ジェシーが「Hysteria」と歌った瞬間に、テンションがフッとまるでクールダウンしたかのように切り替わる。

これ、一聴しただけでは本当に分かりづらいんですけど、

ここからサビなんですよね。

むちゃくちゃサビっぽくないサビ。

 

バックサウンドのビートが極端に薄くなって、

さらにそのバックサウンドを、

歌声の間にじっくり聴かせるミディアムテンポに切り替わる。

なんて変態的な楽曲なんだ……(褒めてます)

 

この曲の魅力、

今週のテレビジョンでこんな風に樹が語っていたのですが、

まさにその通りと言うしかない。

 

タイトルの“Hysteria”は興奮状態という意味だけど、感情をバクハツさせた興奮ではなく、内に秘めている感じ。

 

ソロのユニゾンは、バクハツではなくて、ましてやクールダウンでもなくて、興奮状態が内なる秘めた熱さとして、フツフツと続くものに昇華された表現。

 

“Will you be mine? Be my SixTONES

 

胸に秘めた恋しく狂おしい熱情を、ユニゾンで切々と歌い聴かせる。

えっこれデビュー前のアイドルの歌声?

サビのハーモニーが切なすぎて、

あまりの完成度にため息しか出ません。

 

改めて言いますが、この歌声を、この名曲を、

なぜ公式に出していただけないのか。

デジタルシングルでも、ストリーミングでも、とにかく何でもいいから公式にリリースしていただきたいものです。

独自の感性で異彩を放つ。SixTONESの”ブラックホール”松村北斗の深さ

もしかしたら全北斗ファンからボコボコに殴られるかもしれませんけど、

北斗って「一番自分に近いメンバーじゃないか」と感じることが時々あるんです。

 

……皆さんはありませんか?

 

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それは僕の場合、読書好きな部分だったり、映画好きな部分だったり、

本当に些細な人との距離感の取り方だったり、発言の仕方であったり。

人によってそれぞれだと思いますが、いわゆる陰キャ感を感じるような瞬間とか。

 

ただ、松村北斗って、そう一筋縄でもいかない。

この人はいったい何を考えているんだろう、と不思議に思うこともあります。

 

最初、特に驚いたのは彼のブログの文章ですね。

他のメンバーはわりと思った通りというか、イメージに近い文章だったのに、

北斗のブログを見たときは、えっこれ松村北斗が書いてるの……って思いました。

 

ステージ上でも、思いもよらない表情や表現を見せてくることがあって、

そういうときには、あ、この人は全く違う人種の人だ……と感じることも。

 

ふざけたようなイラストや発言で、「京本ワールド」なんて言われて、

京本大我が独自の感性を持ったメンバーみたいに言われることもありますが、

大我の場合は、なんというか、あくまでもおふざけだと思うんですね。

だからこそ、世間知らずのお坊ちゃんの言動、みたいな捉え方でみんなが面白がれる。

 

でも、本当に底の深い、ある意味「ヤバい」世界を持っているのは、

大我よりむしろ北斗のほうだと思うんですよね。

このブログ書くにあたって北斗の色んな面を見てみたけれど、

今でも「北斗ワールド」を理解できている自信は全くありません。

 

でも、振り返って考えてみて、

おそらくこんな風にファンを戸惑わせてしまう力のあるアイドルこそが、

松村北斗なんじゃないかと思います。

 

まあ僕もそうなんですけど、

わりと自意識をこじらせてるようなアイドルファンとかなら、

北斗が放つ、なんとも言いがたい、

影のある親近感」って理解してもらえるんじゃないでしょうか。

 

けれど、その一方で、

時にはそんな親近感を上回るような異質さ、迫力、凄みを見せてくれる

 

まだこの奥には何かあるんだろうか?

深みを覗けば覗くほど、何か別のものが見え隠れするような……

 

多分彼のメンバーカラーでもある黒というのは、

色んな色が混じり合って、濃く深く、異彩が混じりあった、そういう種類の独自の黒。

気を抜くと奥深く吸い込まれてしまう、そういう魔性の黒だと思います。

 

彼は、いい意味で我が道を歩み、自分が選んだ歩き方で進む、

自分の価値観や審美眼に従う、そういうアイドルなんですよね。

 

そういう魅力は、彼にとっては自然な人生の積み重ね、

感性を繰り返し深めるような生き方で培われたものなんだろうなと思います。

それは、例えば大我とは明らかに質の違う「自然さ」なので、

なんとなく二人に不仲と呼ばれる関係性ができるのも理解できる気がします。

※まあ、この2人の場合、不仲じゃなくて、単に感性のズレみたいなものだと思いますけどね。

  ズレてても、別になおさなくていいと思っちゃうタイプの二人なので。

 

ただ、大我との関係は別として、

「人と違ってもいいから、自分の道を歩む」

こういうスタンスというのは、

時として人を遠ざけてしまうことがあるのかもしれません。

 

でも、僕は、彼のそういうところを、あんまり心配していません。

僕に限らず、ファンはみんなそうなんじゃないでしょうか。

だってもうほら、僕らは彼がこんな風に歌うのを聞いてしまっているので。

 

夢はまだまだだが
デカくRaiseだ旗
四面楚歌 not a matter  ……Amazing

無敵の笑顔が幸せを生む。SixTONESの”パーフェクト・アイドル”髙地優吾の愛しさ

 アイドルって不思議な存在ですよね。

歌やダンスやビジュアルで興味を持ってハマったりするんだけど、

やっぱり歌やダンスやビジュアルだけではないんですよ。

その人本人にしかない、なんとも言葉にしがたい魅力、引き寄せられる要素があって、

それがときに歌やダンスやビジュアルを上回ってくることがあるんです。

 

モーニング娘。’14時代の鞘師里保さんに対して、

その大ファンであった松岡茉優さんが語った言葉というのが、

まさにその真髄を言い表しているなと思うのでそれを紹介させてください。

※一部文章は読みやすいように抜粋してます。

 

あなたが楽しそうにしているだけで、私たちは幸せなので。

楽しんでいただければ。楽しんでやっているだけで。私は幸せです。

エースという重圧によって、楽しくなくなっちゃうことが、松岡は一番心配。

楽しそうなりほりほでいてくれたら、

もう私別になんかもう振り付けとかほんとどうでもいいんですね…

 

これむちゃくちゃ分かるっていうアイドルファンは多いはずですよね。

アイドルって、元々はカッコいい歌、ダンス、ビジュアルとかに惹かれて、

好きになったりするんですけど、そのうちに、

もうその人が楽しそうにしているだけで最高だなって思うようになってきてしまう。

 

だから、本当に笑顔を絶やさず、いつも楽しそうにしている髙地優吾くんは、

アイドルとして完璧な存在だなと思うんですよね。

 

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以心伝心ゲームの時に、1番アイドルだと思う人というお題に、

髙地の名前が1番多く挙がったのも強く納得できるなと今改めて感じます。

笑顔でファンを幸せに出来る

これこそがアイドルの真髄であって、

それを常に一番最高の形で体現してくれているのが、髙地優吾だなあと感じますね。

 

髙地が「俺が笑顔でいればファンの気持ちも上がると思うんで」って言ってくれたり、

笑顔の価値、本当の意味をちゃんと分かってくれて、

その上で本当にいつも楽しそうに笑顔でいてくれてることが本当に最高ですね。

 

彼の何気なく放った言葉の中で、僕が最も素敵だと思った言葉を

紹介させてください。

石巡りツアーのお土産で御利益のある石を、不運な髙地にあげようって

流れになった時に髙地がいった言葉。

 

「ちょっと待って待って待ってw  なんで俺が不運みたいになってんの?w

   俺、幸せだよ結構! 人生!」

 

アイドルのファンとしてこんなに嬉しくなる言葉ってないですよね。

完璧なアイドルだなと。

 

髙地くん。

あなたが楽しそうにしているだけで、私たちは幸せなので。

 

不断の努力で未来をつかむ。SixTONESの"プリンセス"京本大我の強さ

京本大我

彫刻のように美しい顔立ち。

ジャニーズには数多くの「イケメン」がいますが、

彼は卓抜した顔立ちの美しさが際立つメンバーだと思います。

ため息をつきたくなるくらいに、

椿の花のような華やかさのある美形です。

 

加えて、惚れ惚れするほど美しい、

迫力あるクリアなハイトーンボイス。

「Hysteria」の彼のパートを何度も繰り返し聴いたというファンも多いはず。

 

一度彼の歌う姿を見れば、

もはや好きになるのに何の説明もいりません。

彼の美貌と歌声にはそれだけの説得力があります。

 

でも、僕はさらに踏み込んで彼の魅力を伝えたい。

 

彼の魅力を伝えられるキーワード。

それは「プリンセス」だと僕は考えています。

 

古今東西、ほんとうに色々な男性アイドルがいます。

その中でも、SixTONES京本大我くんほど、プリンセスと呼ぶのにふさわしい男はいません。

 

プリンセス」。

それは、周囲からちやほやされていい気になるような「お姫さま」ではありません。

 

持って生まれたものを生かしながらも、

決してその地位にあぐらをかかず、

チャレンジ精神旺盛で、

自立心と気高さを持ち、

人から愛されるチャーミングさと、

家族や友人を愛する心をあわせもつーー

 

これが「プリンセス」です。

そして僕が真っ先に思い浮かべるのは、

皆さんもきっと知っている、

有名なディズニー・プリンセス。

 

映画「アラジン」に登場する、美しき砂漠の王女・ジャスミンです。

 

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父は京本政樹

母はSnowMan佐久間くんのお母さんとも同じグループにいた元アイドル。

そんな立派な芸能一家に、まさにサラブレッドとして生まれ育った大我くん。

まさに進むべくして芸能の道に進んだと思われる、選ばれた血統のご子息です。

しかし、ご家族は芸能の道に大我くんを導きたいとは考えていませんでした。

大我くん自身がジャニーズに入りたいと強く願い、

ご家族を説得したのです。

 

対してジャスミンもまた、選ばれし王家の息女。

何不自由ない暮らしを約束されていましたが、

父王サルタンはジャスミンを過保護に扱い、

自由を認めようとはしませんでした。

しかし出会ったアラジンに強く惹かれ、

父王サルタンに対して、

自分の道は自分で選びたいという強い意志を示します。

 

大我くんとジャスミンに共通するのは、

まず、ご家族から受けた寵愛。

そして、その環境に甘んじることのない強い自立心です。

過去を振り返らず、

前へ前へと進むその強さです。

 

その美貌と育ちの良さから、

姫扱いされることもある大我くんですが、

二世ゆえの悩みや、外見から判断されることのもどかしさと、

正面からぶつかってきた芯のある男です。

 

髪をピンクに染めたときにも、

「髪色で誤魔化してる」という声に、

自分から短髪にしたというエピソードがあるらしく、

そんなエピソードからも反骨精神の強さが伺えます。

 

自ら選んだ相手と、

新しい世界へ魔法のじゅうたんで飛び出すジャスミン

自ら選んだジャニーズ、そしてSixTONESと共に歩む道を選んだ大我くん。

 

選んだものに違いはあれど、

自立心と芯の強さ、気高さ。

そして大切なものを見つけたとき、

それを守りたいと強く願い、

その未来を切り開く勇敢さは同じです。

 

また、自分らしさを認めてくれるアラジンを選んだジャスミンに対し、

自分らしさを発揮できるジャニーズ というステージを選んだ大我くん。

 

華奢な見た目に反して、

力強く男らしい一面を持つところも

共通しています。

 

ジャスミンは『アラジン完結編 盗賊王の伝説』で、

巨大な像を押し倒したり、悪党を一撃で倒しています。

 

大我くんも、ジェシーをお姫様抱っこしたり、

慎太郎と相撲をして投げ飛ばしたり、

握力測定でも高数値を叩き出したり、

パワフルな一面をときどき見せてくれます。

 

大我くんには、生まれ持った様々な武器に頼らず、

未来を自分の努力で、普通の人の何倍も努力で切り開こうという、

そういう種類の強さがあるんです。

 

それを踏まえて考えてみると、

「JAPONICA STYLE」で

大我くんが歌うこの歌詞はなんだか象徴的なもののように感じますね。

 

描ける夢は きっと叶うのさ

 

30代男性、モーニング娘。のファンだった僕が、ワクワクしながらSixTONESを応援するようになった話。

32歳。間違いなくおっさんです。

 

そんなおっさんが、寝ても覚めてもとある男性アイドルのことを考えるようになった話をします。

 

SixTONES(ストーンズ)。

ジャニーズJr.の、まだデビューしていないグループです。

 

きっかけは、YouTubeでたまたま急上昇にあがった動画を見たこと。

動画を追い続け、気がつくと夢中になっていました。

めちゃくちゃかっこいい。そして、面白い。

でもそれだけじゃ、この気持ちを説明できない。

 

応援したいーー

彼らの行く先を見てみたいーー

 

そう思わせてくれる何かが、SixTONESにはありました。

この感情は何だろう。

まさか、30を過ぎて、男性アイドルにこんな感情を抱くなんて思っていませんでした。

なんとかその熱狂の理由を説明したいので、まずはこの動画をみてください。

 

改めて言いますが、彼らはジャニーズJr.。

そしてデビューしていないグループです。

 

ジャニーズの新人アイドルと聞いて、

僕が思い浮かべるのは、

声変わりもしていないような幼い少年たちが、

アイドルらしくキラキラした衣装で、

その中性的なルックスを武器に、

甘ーい愛の歌を歌ってみせる。

そんなイメージでした。

 

そんなイメージとは大きくかけ離れたこの激しいダンスパフォーマンス。

個々のダンススキルの高さだけにとどまらず、

軽やかに見せつつもめまぐるしく変わるフォーメーションを見事にこなすチームワーク。

気がつくと何度も再生し、この曲とダンスにハマっている自分がいました。

 

そして驚くべきは、ミュージックビデオのために振りつけられたこのダンスを、

彼らはその撮影3日前、たった1日の練習で完成させたということ。

 

そして公式の動画がないなか申し訳ないのですが、次にこの曲を紹介させてください。

 「Hysteria」。

楽曲そのものの格好良さにも強く惹かれると思いますが、

なんといっても、新人とは思えない卓越したヴォーカルパフォーマンス。

 

でも、それも彼らの経歴を聞けば、納得がいくものでした。

新人なんかじゃなかったんです。

 

髙地優吾   2009年ジャニーズ入所
京本大我   2006年ジャニーズ入所
田中樹   2008年ジャニーズ入所
松村北斗  2009年ジャニーズ入所
ジェシー  2006年ジャニーズ入所
森本慎太郎  2006年ジャニーズ入所

 

約10年ー

それは、後輩たちがデビューするのを横目に、彼らが下積みを続けてきた年月です。

 

僕はこれまで知らなかったのですが、ジャニーズJr.には、

グループを作ってもらえても、デビューできず、

デビューする他のグループのためにメンバーが入れ替えられ、

解散してしまうようなグループが数多くあるのだそうです。

 

例えば、松村北斗と髙地優吾が所属していたB.I.Shadowもその一つ。

これを解体して作られたのが今のSexy Zoneでした。

 

新人アイドルとしては彼らも決して若くはない年齢ーー

若くてフレッシュなメンバーで構成された、

後輩のSexy ZoneやKing & Princeがデビューしていく様子を、

SixTONESのメンバーはどれだけの焦りと、悔しい思いで見ていたでしょうか。 

 

ダンスも歌も、決して彼らに劣らない。

積み重ねてきた実力があるにもかかわらず、

若くてフレッシュなメンバーに先を越され、

デビューさせてもらえない、そんな状況だったわけです。

 

そんな状況の中、昨年、ジャニーズはある実験的な試みに乗り出すことになります。

それが今年の3月21日、YouTubeでのジャニーズJr.チャンネルの開設。

 

これが彼らに大きなチャンスをもたらしました。

 

メンバー同士で仲良くドライブに行く企画や、

 

 

過去のライブ映像。

 

こうした映像をYouTubeに毎週投稿を続けた結果、どうなったか?

彼らSixTONESの動画の再生回数だけが突出して多くなるという現象が起きたのです。

 

ここから、メンバーたちにとって予想だにしなかった展開が始まります。

 

この動画再生回数にYouTubeの運営が注目したことで、

SixTONESに大きなチャンスが舞い降りることになるのです。

 

YouTubeキャンペーンへの日本初の大抜擢。

メンバーには10年間積み上げてきた想いがあったんだと思います。

この動画で、

日本初の抜擢だと聞かされた田中樹が、

思わず顔を覆って涙ぐんだシーン。

僕はこの瞬間に心を掴まれました。

 

さらにキャンペーンでのMVを滝沢秀明がプロデュースすることが決定し、

初のミュージックビデオ撮影や初の巨大広告撮影を実施。

彼らの元に次々と今までにないような仕事が入ってきます。

 

 

 

ミュージックビデオは公開するやいなや公開初日に100万回再生を記録し、

さらには初の公開YouTubeラジオを生放送で配信することが決定。

 

キャンペーンのプロモーションを通し、

今までのジャニーズJr.にはなかった新たな仕事を

彼らは怒涛の勢いでこなしていきました。

 

そしてついに去年の12月、

彼らは、デビュー前にして、

ジャニーズ主催ではない、

アウェイな場である大きなステージ、

YouTube fan Festaのステージにたちました。

 

 

僕はこの2ヶ月間、YouTubeを通して、

彼らのかっこよさや面白さを

たくさん知ることができました。

 

でも、ただ「カッコいい」「動画が面白い」だけなら、

単に鑑賞して楽しむだけでもよかったはずです。

 

どんなにカッコ良くても、

好きなアーティストのひとつ、

にしかならない場合だってあります。

 

それが「応援したい」

「ファンとしてこの先の彼らの活躍を見たい」に

変わったのは、どうしてなのか。

 

実は、ここまでの流れを振り返って、

自分がここまで熱狂している感情を振り返ってみたときに、

「そうだ、あのときと同じだ」と思い当たるものがあるんです。

 

それは、かつてのモーニング娘。です。

 

具体的には、ハロプロがYouTubeによる動画配信を始め、

道重さゆみリーダー期に移行したころの熱狂です。

 

似ても似つかない存在だとお思いになる方も多いかもしれません。

でも僕は、SixTONESに限りなく似た熱狂を感じているんです。

 

AKBやももクロの成功で世間やテレビなどからは見向かれなくなっていたモーニング娘。ですが、

当時、コンサートを年間数百こなしていた彼女たちは、

同世代のアイドルと比べても、

眼を見張るようなパフォーマンスを

身につけていたんです。

 

パフォーマンスに磨きをかけた姿や、

与えられたさまざまな仕事を懸命にクリアしていく様子を、

当時の彼女たちはYouTubeから

たびたび配信してくれました。

 

2013年以降、当時は毎週決まった時間に、

ハロ!ステというYouTube番組が配信されていたんです。

高難易度のフォーメーションをみせる

ダンスリハーサルの動画や、

レコーディングに挑む彼女たちの様子。

 

道重さゆみがリーダーになり、

YouTube配信をうまく活用するようになってから、

世間の注目が彼女たちに向き始め、

モーニング娘。の復権、

再ブレイクと言われるような躍進に

つながっていきました。

 

世間に知られていなかっただけで、

今のモーニング娘。はすごいんだ、

だから、

世間のみなさんに

今のわたしたちをもっと知ってほしい。

リーダーの道重さゆみは、

今のモーニング娘。を知ってほしい、

ただただ、そう繰り返し訴え続けました。

 

これが、なんだか今のSixTONESとダブるんですよね。

きっとワクワクさせてくれる、

そういう期待感が、

彼らにはあるんです。

 

SixTONESを通して、

僕にとってアイドルは、

夢を叶えてくれる存在だったんだ、

と改めて気づくことになったような気がします。

 

昔からキラキラ華やかな芸能界で歌って踊る人たちが大好きでした。

容姿には恵まれなかったし、それを超える勇気も持っていなかったので、

芸能界に自分で入るなんてことは考えもしませんでしたが、

そこに挑み、頑張る人たちを応援することで、

なんだか一緒に夢を叶えてもらっているような気分になれるんです。

 

ごくごく普通のサラリーマンとしての人生を歩み、

大きな夢を叶えることなんてできそうにはない、

そんな僕には、その日常をワクワクさせてくれる、ドキドキさせてくれる、

そういうアイドルの存在が、本当に大切なものだなと感じます。

 

少し話が変わりますが、

同じように応援してきた存在として、

三浦大知くんというソロシンガーがいます。

ご存知かとは思いますが。

ほぼ同年代である彼の音楽に、

ソロデビューシングルで射抜かれ、

それから13年、ずっと応援させてもらってきました。

近年、ようやく彼が世間からも

認知、評価されるようになったことは説明もいらないと思います。

武道館、横アリ、代々木と会場もランクがあがってゆき、

こんな大スターになったんだな、と感動で胸がいっぱいです。

 

是非SixTONESに、

僕はそういう夢を見せて欲しい。

 

そしてさらに、欲を言えば、

彼らが挑むのは世界であってほしい。

いま、世界の男性アイドル市場を席巻しているのは、

BTSやSHINeeなどのKPOPアイドルです。

そこに挑めるポテンシャルが

彼らにはあると思っています。

 

いまはまだ原石なのだとしても。