飛び込むBlue

終わりはまだまだ遥か先の方だ

SixTONES「NEW ERA」インプレッション――変わらぬ決意、燃え尽きぬ闘志の色。

SixTONESの3rdシングル「NEW ERA」のミュージックビデオが公開されました。

 



本作はアニメ『半妖の夜叉姫』のオープニングテーマ。

SixTONESの過去2作と異なり、初めて 「外ロケ」 での撮影を敢行したミュージックビデオです。疾走感あふれるミクスチャーラウドロックSixTONESの新境地を見せるにふさわしいエモーショナルなサウンド

自分自身の夢を求めて、降り注ぐ雨の試練をくぐり抜けた「Imitation Rain」。

自分自身の瞳を信じて、右も左も分からぬ夜の試練をくぐり抜けた「NAVIGATOR」。

2つの試練をくぐり抜けた俺達は、もう”迷わない”――

辿り着いた新大陸で打ち立てた高らかな宣言といえる楽曲だと思います。

 

「デビュー組」の仲間入りを果たし、ジャニーズとして活動の幅を広げたSixTONES

セカンドシングルの「NAVIGATOR」のプロモーション開始からリリース時期まで、悔しいことながら、最も印象的だったのは、やはりコロナウイルス禍に見舞われたことでした。

コンサートは延期になり、中止になり、CDリリースも遅れました。

冠レギュラーラジオ番組がはじまったかと思えば、メンバーの自宅からリモートで配信するという異例の事態。

京本大我の主演舞台「NEWSIES」が中止になったことは、特に悔しかった出来事です。

 

「Imitation Rain」は、これまでの試練の雨を乗り越えた「ジャニーズJr」期における「これまで」を歌ったものでした。

それに対し、「NAVIGATOR」はデビューを果たして様々な仕事に挑むSixTONES、右も左も分からない闇に戸惑い、「これから」を迷いながら進む彼らを象徴する楽曲として作られたものだったのだと思います。

しかし、楽曲がつくられた時点は全く予見されなかったコロナウイルスという「本物の闇」によって、「NAVIGATOR」は作り手たちの想像を遥かに超え、まさしくほんとうの意味で「暗中模索」となり、闇を駆け抜ける印象的な楽曲となりました。

 

一方で、そのような中でも彼らは、決して自分自身を見失わず、多くの新しい仕事に邁進してきました。

北斗とジェシーが現在出演中の新ドラマは好評ですし、これから高地と慎太郎が出演するドラマが更にはじまります。樹がレギュラーを務めるオールナイトニッポンは好調で全国ラジオ34局ラップチャレンジも好評のうちに終わりました。コロナ禍の中で行われた「Johnny‘s World Happy LIVE with YOU」も大成功で、大我は後輩の7MEN侍と共演するパフォーマンスでも話題になりました。

その他、各メンバーはそれぞれバラエティ番組にも、定期的に出演する機会が増え、「八王子リホームのジェシー」「鉄腕DASHの慎太郎」など、バラエティを期に彼らの顔と名前を覚えてくれるようになった世間の人も増えてきたのではないかと思います。

ソロ仕事が増えた今、彼らの仕事はグループとしての活動ばかりではありません。でも、だからこそ、この楽曲がいま歌われる意味があるのかなと思います。

 

どうして彼らは「もう迷わない」と言えるのか。

どうして彼らは「孤独(ひとり)じゃない」と言えるのか。

 

それはいつも背中にお互いのことを感じているから。

さらに言えば、teamSixTONESがいることをわかっているから。

 

本楽曲のライブパフォーマンスが初披露された「YouTube Fanfest2020」では、そのことを改めて認識することができました。

かつて一度諦めざるをえなかった「YouTube Fanfest」というステージ。

でも、そこに彼らはもう一度立つことができたのです。

 

たしかにコロナウイルスは時代を変えました。様々な未来を変えました。

移動は制限され、都市はロックダウンされ、人々は距離をおき、国境は濃くなったかに思えました。

でも僕たちはまだつながっている。国境はいつだって越えられる。

世界はオンラインでつながっている。

「YouTubeFanfest2020」はそれを証明しました。

 

そして、コロナウイルスがどれだけ猛威を奮ったとしても、SixTONESは「約束の場所へ連れて行く」ということを諦めていないことを証明しました。

約束の場所がどこかって?

「世界」に決まっている。彼らは諦めていない。

teamSixTONESには耳の聞こえないファンの方がいたりもします。

でも彼らは約束の場所へと「誰一人残らず」連れて行く。手話によるパフォーマンスはその象徴とも言えると思います。

 

その証明として、その宣言としての「NEW ERA」です。

それは、アニメ「犬夜叉」および「半妖の夜叉姫」に登場する「火鼠の衣」の色。

火鼠という幻獣の毛皮で作られた衣。

それは、燃え盛る火の中に入れても決して燃えつきることなく、いつまでも元の姿のままでいられるという不思議な衣。

強い興奮と激情を示す赤のあざやかさを抑えた、暗みのある穏やかな臙脂色が象徴するのは、深いつながりと仲間への愛に裏打ちされた「不屈の闘志」。

ミュージックビデオのサムネイルにもなっている「上を向いて拳を突き上げる6人」の姿にもそのような闘志を感じます。

 

雨の試練にも負けず、闇の試練にも負けず――

どんなふうに時代が変わっても、いまもありのままに、仲間と一緒に約束の場所まで駆け抜けようという強いメッセージと決意の現れの色。

燃え盛る火の中でも彼らの決意と絆は決して変わることはない。

どんな険しい道のりでも、もう迷わない。

孤独(ひとり)じゃないから。

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土曜の深夜、午後十一時半。「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」が今、一週間の中で一番楽しい。

土曜日の深夜11時半、パソコンでラジオを聞くのが僕の習慣になりました。

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SixTONESオールナイトニッポンサタデースペシャ(通称:SixTONESANN)を聴くために、パソコンの前に陣取るのです。お風呂に入って、歯磨きをして、パジャマに着替えて、寝る準備は十分。

グラスに飲み水だけ用意して、twitterの画面とradikoのページを両方開く。

iPhoneでなくパソコンを使うのは、実況ツイートをしたいから。僕はスマホの入力が遅いので、どうしてもTwitterをしながらやろうと思うと、パソコンで入力しながら聴くのが一番やりやすいのです。でもたぶん少数派でしょう。スマホで聞いている人が多い気がする。

ちょうど時間が近づくと、タイムラインがソワソワとしだして、フォロワーさんたちも同じような動きをしはじめるのが分かります。

「SixTONESANN待機」「始まる前にお風呂入ってくる」「準備できた」「今日は誰かな」「なにか情報解禁あるかな」「今日は誰が出るかな」

SixTONESANNのリスナーは、「リトルストーン」と呼ばれています。オードリーの若林さんが名付け親。時間が近づくと、リトルストーンたちのつぶやきが、タイムラインにわらわらと増えてゆく。真夜中の空の向こう側に、同じことをしている人たちがたくさんいるのだなぁ、と思う。

おもいおもいにゆったりくつろぎながら、イヤフォンに耳をすませ、番組が始まるのを待っているのがわかるのです。なかには布団の中にはいって、スマホとイヤホンで聞いている人も多いでしょう。

つながっているのは耳とTwitterのタイムラインだけなんですが、リトルストーンはそれぞれの心のうちで、みんな、ニッポン放送有楽町のスタジオを想像しながら聞いているのです。

SNS時代におけるラジオというのは不思議なメディアだなと思います。家族と暮らしている人は、テレビを家族と楽しむ。YouTubeTikTokが好きな若者は、電車や家で好きな映像を楽しむ。

でも、ラジオは、ゆるくつながったリスナーたちと聴くのです。

SixTONESANNの場合ならば、リトルストーンたちと。

 

僕がこのラジオを聞いていて心地よいのは、アイドルファンだけを向いたラジオになっていないところです。

番組がはじまった当初から、リスナーはメインパーソナリティの田中樹を「なぁ田中」呼ばわり。明らかにアイドルとしてのSixTONESのファンではないラジオリスナーたちから、disられる&イジられるのはいつものこと。

組み合わせとして面白いのが、たとえば京本大我との組み合わせで、おぼっちゃまである「京本さん」には、なぜかリスナーも甘くて優しいんですね。明らかに京本大我のほうがおかしいことを言っていても、最終的には樹が悪者になり、disられてしまう流れ(笑)。

それを本人含めて面白がっているのが、心地よいんです。

グループとしての楽曲のオンエアなど、ファンを楽しませるようなコーナーも行いつつ、かといって内輪向けにしすぎず、良い塩梅でリスナーをチームに巻き込みながら丁々発止のトークを進めていくのがとても楽しい。

僕は大学受験の時なんかに、深夜ラジオを聞きながら真夜中ひとり参考書と向き合って勉強をしていたんですが、そのころのことを思い出しますね。なんとも言えない懐かしさと、青春時代への愛着をかきたてられるような感覚があります。

 

いま、ラジオを聞いている人って増えているんですって。

 「オールナイトニッポン」は54年目を迎えた今年、これまでの長きにわたる歴史の中で、今、まさに絶頂期にあるのだそうです。radikoの普及とSNSとの相性など、取り巻く環境のさまざまな変化の中、21世紀最高の広告収入を叩き出しているんだそうで。

だからこそSixTONES――とりわけ、メインパーソナリティである樹にとっては、願ってもない追い風、素晴らしいチャンスの場なのだろうなと思います。

最近、つくづく思うのですが、「続ける」ということは本当に尊いことです。どんなに心のうちでは自分の変化を願っていても、日々粘り強く続けるということをしなければ上達はせず、実際に繰り返すということをしなければ進歩というものはない。

樹は、SixTONESの中で「回し役」「トークの中心になる」「司会をする」といった役回りをしようと決めて、グループでのYouTubeなどでもそのポジションを率先して担ってきました。それは彼が「続けて」きたこと。

それがいま、ラジオのパーソナリティという形で生かされ、さらに「オールナイトニッポン」という大舞台・最前線で活かされている。これはファンとしては本当に嬉しいことですね。

 

でも、「オールナイトニッポン」の中で言えば、SixTONESは――田中樹は、パーソナリティとしてまだまだ新参者でもあるんですよね。同じ土曜の枠を担当しているオードリーのお二人や、長寿番組であるオールナイトニッポンを長年盛り上げてきたスタッフの皆さんの力を借りながら、これからもっと多くの人に聞かれるような人気番組を目指していくのだと思います。

個人的には、今後はもっともっとぜひパーソナリティ同士のコミュニケーションも起こるといいなぁ……と思っています。オードリーさんとのつながりがもちろん一番活発ですが、オールナイトニッポンにはいろんなパーソナリティの方がいらっしゃいますし、いろんなコミュニケーションやコラボレーションを期待したい気持ちがあります。

先日はオールナイトニッポンZERO木曜パーソナリティの水溜りボンドさんが、ラジオ内の発言にリアクションをくれていたり。ファンであると公言しているCreepy Nutsさんとのコラボなんかもまたいつかあったらいいなぁなんて。

ファンとしても夢が広がります。 

 

なんだか今日は少し話がまとまらないブログになってしまいましたが、僕がSixTONESANNに関していま一番言いたいことは、このツイートに凝縮されているので、それを貼って締めたいと思います。

つらくなったときに田中樹を利用してみた結果。

田中樹「つらくなったら逃げていいと思うんですよね。あともうひとつ思うのは、“神様は越えられない壁は与えない”ということです。越えられないつらい壁なんて、神様が与えたものでも何でもないんで、逃げていいと思っていて。だからそういうときに、僕たちを都合よく利用してくれればな、と思います。」
TOKYO FMSCHOOL OF LOCK!」2020/01/30放送分

何度か樹が発言している「僕たちを都合よく利用してくれれば」という言葉。
僕はもう本当に何度もこの言葉に助けられています。特に、仕事で辛いことがあったとき、嫌なことがあったとき。いまの仕事はそんなに嫌ではないけど、それでも仕事だから、疲れるときもあれば、嫌な気分になったりするときもあります。

そういうときは、仕事を退勤したあと、「今からはアイドルの時間。今からはSixTONESの時間。仕事のことは考えない。SixTONESで楽しい気分になる」と、念じるように自分に言い聞かせます。だいたい、夜七時くらいから。You Tube、雑誌、音楽、ブログ、出演番組、とにかくあらゆるSixTONESのコンテンツに身を浸すんです。すると、ものの数十分もすれば、「人生楽しいな」という気分に切り替わってくる。
自分チョロいな、と思わなくもないけど、僕はそれくらいのチョロさでいたい。

これね、本当に不思議なんですけど、僕は最近、逃げなくて済むようになりました。逃げつくした結果。

僕、本当に仕事や人間関係みたいな嫌なことからたくさん逃げているうちに、SixTONESにたどり着いたような人間なんですが、本当にね、本気でね、嫌なことから逃げまくった結果、いる環境を「自分がいたい場所」「自分が心地よい場所」にどんどん変えていった結果、逃げなくて済むようになったんです。
そしたら何が起きたかと言うと、「本当は……こんな自分であれたらいいなあ」というふうに、「自分を変えたい」と考えられるようになりました。でも、無理はしません。僕は自分の弱さとか自分のだらしなさを心底身にしみて知っているし、環境が自分に与えてくれる変化の強さも身にしみて知りました。なので、自分じゃなく、まず環境を変えていこう、自分の身の回りのものを変えていこう、というふうに考えました。

僕は……本当にチョロいので。嫌なものにも敏感だけど、良いものにも敏感なんだと思うんです。すぐ影響受けて、すぐ染まってしまう。

自分が本当に好きなもの、良いと思えるものだけで身の回りを固めていこう、って考えました。そして、そのとおり実際に環境を変えていったら、そのうちに「自分も変われるかも」と思うようになりました。
前なら「無理だよね」と諦めていたような目標を、「これは神様が与えてくれた『超えられる壁』なのかもしれない」と思えるようになってきたんです。

マジで不思議なくらい気が楽になって、怯えずにすむようになったんです。

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僕、今年に入ってから、6キロ痩せました。でもまだまだ痩せるつもりです。今まで、自分の外見なんてマジでどうでもいいと思ってたし、運動も死ぬほど嫌いだったし、食べるだけ食べたいみたいに思ってたのに、最近、毎日の筋トレをはじめました。

ジャニーズみたいには、さすがになれない。けど、外見を含めて自分を変えよう、と思うようにはなった。少なくとも僕の心は変わった。自分でも信じられないんですが、すごいな、本当にできるようになるんだ、と最近毎日思っています。健康に気をつける食生活になった。スキンケアとかもするようになった。最近は毎日真っ白なTシャツを着ていて(もちろん樹の影響で)、めちゃくちゃ気に入っています。

なんか自分で書いてて、怪しげなセミナーにハマった人みたいな文章になってる気がするけど、断じてそういうものには手を出してません。マルチ商法にも怪しい副業にも自己啓発セミナーにも怪しいサプリにもハマってません。僕がハマったのはSixTONESだけです。

そして今日、担タレという言葉を知りました。

担当はタレントに似る。要はファンは推しに似るってことなんですね。

去年、横浜アリーナではじめてジャニーズのコンサートに足を運んだときのことを思い出しました。樹のファンなんだろうな、と思うような派手な髪の女性がたくさんいました。それに、メイクやファッションをすごく綺麗に頑張っている人たちがたくさんいました。当時の僕は、すこしまだ斜に構えて見てました。「どうせ……向こうからは見えないのにな」なんて。

だから「SixTONESに会えるからオシャレしているんだな」くらいにしか当時は思ってなかった。けど、そうか……たぶん、それだけじゃなかったんですね。

きっと彼女たちは「SixTONESを都合よく利用して、なりたい自分になっていた」んだ――僕が見たのは、たぶんその結果だったんだ。今となってはそういうことだったんじゃないかって、思っています。

だから断言できます。「アイドルなんかにハマって、売上に貢献したって、自分にはなんにも残らないじゃん」なんて分かったようなことを言う人は、なーんにも分かってない。アイドルって、めちゃくちゃQOL(Quality of Life)を爆上げしてくれる存在だよと言いたい。彼らを推すことで、嫌なことから逃げ続けた僕の人生は、めちゃくちゃ前向きで豊かなものになってる。僕が証明です。

まさに「都合の良い」解釈だけど、「僕たちを都合よく利用して」のあとには、僕の頭の中で、こういう文章が補完されるんです。

「僕たちを都合よく利用して、あなたの人生を楽しんで」。

「続ける」というカッコよさーー髙地優吾の「優吾のあしあと」

僕、昔は「可愛い」アイドルが好きだったんです。

でも、アイドルを応援するうちに、「可愛い」をつらぬき続けるアイドルって「カッコいい」んだな、と思うようになり、「カッコいい」アイドルに興味を向けるようになりました。
もうひとつ。2010年代、アイドルを応援してきて、変わった価値観がもうひとつあります。
それは「アイドルは神ではなく人間であり、『職業』である」という純然な事実。
でもかつての僕は神格化していたんですよね。
僕にとって、かつての神は、モーニング娘。道重さゆみさんでした。

けれど彼女だけではない。芸能界で活動する人たちは、みんな、人間なんですよね。
叩かれれば傷つくし、恋愛だってするし、間違うこともある。
そして、アイドルも、職業であり、仕事なんですよね。
僕は、そんな風に価値観が変わった後、SixTONESを好きになりました。

彼らのことを人間として「カッコいい」と思ったんです。

僕は嫌なことから逃げることの多い人生でした。東京から逃げて、地元に戻りました。就職活動から逃げて、内定の出た適当な会社に入りました。ブラック企業から逃げて、逃げて、ようやく今は自分にあった仕事につけました。逃げることは、自分を守るための選択だったし、自分を守るために必要なことではあったと思っています。
けど、いつしかそんな自分のことを次第に「カッコ悪い」と思うようになっていきました。
「一所懸命」という言葉があるように、一つの所で懸命に頑張るプロフェッショナルってすごいな、と思います。歳を重ねて痛感します。そういうプロフェッショナルなスキルを積み重ねてこなかった自分自身を。
変わりたいな。自分をもっと「カッコいい」方向に変えていきたいな。
そんな時に出会いました。SixTONESに。

自分より年下の彼らが10年近く、下積みを続けて頑張ってきた。
「続けてきた」ということを、僕はなによりも尊敬しています。
職業人として、辞めずに一つの道を歩き続けたことを。
そして、カッコいい、と思うんです。「続ける」という力を。
そんな「カッコいい」彼らを応援しながら、自分の人生を豊かにしたい。
彼らの力を借りて、自分自身、前向きになりたい。そう思うようになりました。

僕の中でいま一番熱く「カッコいい」と思っているSixTONESのコンテンツを紹介させてください。
「優吾のあしあと」。髙地優吾がジャニーズWebに連載しているブログです。

 

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ただのアイドルの日記、と思うかもしれません。
たかがアイドルの日記、と思われると思います。
でも、すごいんですよ。

5月1日から毎日更新を宣言して連載をはじめ、実際に毎日更新を継続して、先日、連続更新100日を達成しました。それだけでも十分すごいと思うんですが、それだけじゃありません。僕が一番すごいなと思うのは、彼が「続ける」ために作ったと思われる「日記のフォーマット」です。

彼の日記は、ハッシュタグ風の目次から始まります。
まず、今日何を書くかという構成から宣言するんです。
挨拶の後に必ず書かれるのが。起床予想時間。毎日起きた時間を記録しているんです。
その後に近況や自分のやりたいことや欲しいものなどを書く。
次に仕事や学業を頑張る人たちへのねぎらい、感謝の言葉。
最後に毎日彼が続けているトイレットペーパーリフティングの回数記録が書かれて、
締めの言葉に、座右の銘でもある「日々笑顔」を書いて締めます。

これ、めちゃくちゃすごくないですか? 
彼は、これを単なるファンサービスとしてやっているのではないと思います。
ファンサービスという建て付けによる職業上健全な自己強制力を働かせて、彼自身、日記という習慣を、自分自身の生活や人生を磨くためのツール、成長のための習慣術として使っているんだ、と思うんですよ。
目標や目的があっても何かを習慣にし、毎日続けることは意外に難しいものです。
だから彼は自分なりの型を作り、その型を使って、ファンサービスと自分の人生を豊かにすることの両立につなげている。起床予想時間なんて、楽しいゲームのように時間あてに挑戦してる様子を毎回書いてくれているけど、僕はこれ、単なる遊びじゃないと思います。
枕を変えたり、エアコンの温度を変えたり、睡眠記録を取りながら、睡眠の質の向上に取り組んでいるんだろうなという様子が分かります。

かなわないなぁ、と思います。
顔がカッコよくて、歌やダンスができるだけじゃない。
ジャニーズに入所して10年以上、デビューできない環境でも、しぶとく根気強くアイドルを続けてきた、その真面目さ、向上心、前向きな力。
なおデビューできてゴールじゃないんだ。それもガムシャラにやるだけじゃない。「続けられる」ように自分を持っていくその工夫がすごい。

心から尊敬します。でも、悔しいなぁ。
尊敬するだけじゃなく、僕もついていけるような人になりたいです。
毎日日記書くところからかな……。僕も実は日記書いているんですが、もうね、全然続かなかったり、それどころか愚痴を書きそうになったり、ただただ悩みを書いてしまったり。
いかに彼がすごいかっていうのは、たぶんみんな、日記を書いてみたら気づきますよ。

僕にとって、髙地優吾は、「明日から自分も頑張ってみようかな」と思わせてくれるアイドルです。
本当にカッコいい。

会わなくてよいアイドルの時代へ――SixTONESと、ラフにラブを。

新型コロナウイルスの影響を受けなかったアイドルはたぶんいないでしょう。

SixTONESも同様に大きく影響を受けたアイドルでした。セカンドシングルの発売延期や、コンサートの中止・延期・振替などなど……。

ファンとしての僕が最も憂慮したのは、SixTONESがこれから紡ぐ物語が壊されてしまわないだろうか、という点でした。これは前から機会があれば語りたいなと思っていたことですが、SixTONESには「Travel/Drive」というキーワードが特に印象強く、非常に似合うと感じていました。

SixTONESは、10年近くもの間、ジャニーズJr.として下積みを重ね、長い道のりを6人で旅してきました。アイドルは成長の物語だとよくいうけれど、SixTONESは旅の物語だと僕は思うのです。もちろん色んな意味での個人個人の成長はあるけれど、彼らは自分が変わるよりも、むしろ、周囲の変化を、環境の変化を、力にしていく。新しい場所に進んでいく。そうやって、自分たちは、6人は、良い意味で変わらずにいる。

SixTONESは良い意味でこだわりの少ないグループです。与えられた仕事を素直にこなしていく。目の前の仕事に集中し、次のことは次に考える。あらゆる人の力を素直に借りて、進んでいける。いろんな景色を観ながら、歩んでいく。だから、それは成長の物語ではなく、旅の物語。

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YouTubeチャンネルでもドライブ動画が人気を博しています。それをまっすぐに歌ったのが、今回のセカンドシングルに収録された「光る、兆し」。デビューシングルの「Imitation Rain」や「NEW WORKD」もまた長い道のりを歩いていく「旅の物語」です。マイナな未音源化曲でいうと、実は「Night Train」もその系譜にある。

デビュー前に開設されたYouTubeチャンネルにも、「Travel/Drive」というカテゴリーがあります。英語で表記されているのはそれが世界に向けた「旅/ドライブ」だから。

しかし、県境をまたいだ旅ですら危うくなってしまったアフターコロナ/ウィズコロナの時代において、果たしてSixTONESはその物語をどう語っていくのか。

未曾有のパンデミックを受けて、僕はこれを強く憂慮したわけです。

ビルボード週が終わるまでは絶対に口にしないと決めていたことですが、「NAVIGATOR」という曲も、本来ならばその物語――「世界への旅」の文脈にあったはずのものです。コロナ前に作られた曲ですから。

もちろん、たらればの話をしてもどうにもならないことですが、グローバルに向けた旅路の一歩目としての「NAVIGATOR」には、さらなる戦略が用意されていたと想像せざるを得ないのです。たとえば、海外のアニメフェスやジャパンカルチャーフェスみたいなところにもでかけていって、プロモーションする予定があったのではないか。

それを思うと正直なところ、残念な気持ちはありました。もちろん、マイナスなことばかりではなかった。「ナビゲーターがナガビーター」などは、このコロナ禍だからこそ生まれた楽しみでした。twitterをみても、Team SixTONESの皆は、このコロナ禍だからこそ生まれた様々なプロモーションを、本当に楽しんでいるようでした。けれどそれは、暖冬で酸っぱくなってしまった不作のいちごを、ジャムにして食べれば美味しいよね、と無理して言っているように感じるときもあったのです。

ただどうして今になってその話をしようと思ったのかというと、それは改めてSixTONESの力を強く信じる力が湧いてきたからです。

 

他のアイドルを否定する意図はないけれど、いま僕は改めてアイドルとの距離感について考えています。それはやはり「近すぎてはいけない」ということです。

2010年代は「会いに行けるアイドル」の時代でした。大人数アイドルの時代。しかしこれにはある致命的な欠陥があったと思います。「会える」体験のために、アイドル本人たちを極度に酷使し、疲弊させていた。それは、夢や輝きのための犠牲が大きすぎるシステムだった。これは精神的・体力的なものだけではなく、経済的な部分でもそうですし、安全面においてもそう。もう具体的なグループ名に言及してしまいますが、48グループおよび坂道シリーズの人数は現在827人いるそうで、冷静に考えて適切なマネジメントや身辺警護、十分な給与分配ができているはずはない。このシステムの中では、アイドルだけでなく、ファンですら疲弊するのが当たり前。事件が起こるのも当然です。

でも実は、僕たちはもうそういう状況にとっくに気づいている。何を当たり前のことを、というかもしれないけれど、潮目はもう変わっています。

2010年代、僕たちはSNSを通じて、そして様々な痛ましい事件を通じて、アイドルや芸能人が「人間である」ということをもう学んだはずだ。少なくとも、学びつつある、と言えると思います。アイドルは、芸能人は、偶像でも、キャラクターでもない。傷つけてはならない、ひとりの尊重するべき人格であり、一人の人間として「幸せ」になってほしいという、ファンのとしてごくごく当然の願いと想像力が、アイドルヲタクたちの間にも育まれている。そんなことはない、まだまだ愚かなやつらばっかりだ、という人もいるとは思うが、僕は少なくともそう信じたいと思っています。

だから、多分これからは「少人数アイドル」の時代になる。

過激なフェイクショーや(エセ)リアリティーショーはもう終わりだ。

「運営が、番組が、レコード会社がアイドルを大事にしない」――そういうたぐいのショーは、誰ももう幸せにしないと少しずつみんな学んでいる。

2020年代は、そういう「少人数アイドル」の時代になるだろうと僕は思っている。会えないのが当たり前。そしてたぶん、コロナウイルスはそれを加速させる。

「会える」どころか、「無観客」という新たな概念が、今後はたぶんエンターテイメントを変えていく。

「無観客」というのは、もちろん最初はステージに立つ本人たちをも、戸惑わせるかもしれません。けれど、ファンサービスの必要のないステージングは、美しい歌声や切れのあるダンス、そうしたエンターテイメントの本来的な喜びに回帰させてくれるチャンスにもなっていく。

そもそも、「会いに行けるアイドル」は、昔からいた。2010年代の新たな発明であったかのように言われていたけれど、むしろ映像メディアのない時代の古い仕組みを引っ張り出してきただけにすぎない。明治時代の演芸ヲタクたちは、認知をもらうために劇場に通っていた。実はめちゃくちゃに「古い仕組み」でしかなかった。

テクノロジーの進化を考えれば、5GやVRといった技術をふんだんに使って、さらにはネットもテレビも雑誌もラジオもあらゆる媒体を使って、無観客のままですら――「会わなくてもエキサイトさせてくれる」アイドルが正当な進化系に位置するはずなんです。

2020年代、アフターコロナ/ウィズコロナの時代は、そういうアイドルの時代になる。

図らずも、このタイミングで企画されていたスノストのハイタッチ会が中止となった流れは、僕は良かったと思っています。ある意味、運が強かった。きっと楽しみにしていたファンもいたと思う。それを否定するつもりはありません。

けれど、でも――ああ、これはかえって「中止で」良かったのだと。

今はやっぱりそう思うのです。

 

ようやく本題に戻ります。

今後、SixTONESは「Travel/Drive」をきっとまた新しい概念に塗り替えていく――僕はそう予感しています。

それがどういうものになるかはまだ僕もわかりません。大きく違うものになるのかもしれないし、基本のコンセプトはそのままに、時代にあわせて形に変わっていくのかもしれません。

僕がいま信じているのは、彼らの本質的な部分です。

それは、適応力の高さ。

「新しい世界」にたどり着いても、彼らは無理せず、愛を届ける方法を知っている。

ラフに、ラブを。

最近特に強く「ラフに、ラブを」感じられたのは、「優吾のあしあと」だったのですが、せっかくなので、それはまた独立したブログ記事で書きたいところです。

SixTONES「Hysteria」和訳――二人の部屋はまるで楽園。

SixTONESのセカンドシングル「NAVIGATOR」には、新曲として「You & I」と「love u...」という2つのラブソングが収録されています。

さらに、「Hysteria」というとんでもないラブソングが収録されている。

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この曲はファンの間でも非常に人気の高い楽曲で、僕もめちゃくちゃ大好きな曲です。しかし、実を言うと、あんまり歌詞をじっくり聴き込んだことはなくて。

というのも、失礼な話だとは思うんですが、実は……そんなに歌詞の中身に興味がなかったんですね。

一聴すればわかると思うのですが、とにかく歌がいい、ハーモニーがいい、サウンドがいい。ユニゾン、ソロ、どこを切り取っても美しい。楽曲の構成もめちゃくちゃ変態的なほどに凝っていて、マジでこの一曲だけで数多くの音楽ファンを落とせるだろう、という色気のある味わい深いサウンドなんですね。

でも、「ラブソングなんだよな、歌詞には別に共感できないけど。」とちょっと思ってた。まあ、僕、女性じゃないしね。いや、でも、性別関係ないと思うんですよ、別にSixTONESを推してる人らって、恋愛対象として、メロメロになってるみたいな人あんまいないと思うので(いやいるはいるけど)。

ここで気になるのがセカンドシングルの収録曲です。「JAPONICA STYLE」は、日本的精神をもって俺たちは行くぜっていう力強いメッセージ。「光る、兆し」はSixTONESが歩んできた軌跡をたどって明るい未来を示す、こちらも力強いメッセージ。表題曲の「NAVIGATOR」も「未踏を進め」と力強く歌っている。

正直、たぶんこういう「前進するぞ!」って感じの曲のほうが、ストレートにファンの気持を打つだろうな、と思うんです。応援したくなるじゃないですか。僕もそう思う。

けれど、残り3曲が今回全部ラブソングなんですよ。いや、ジャニーズアイドルなんだから、そりゃラブソング歌うでしょ、っていうのもわかる。キンプリとかもシンデレラガールとか歌ってるし、そういう需要はあるでしょ。うん、わかる。

でも2曲新曲でラブソング入れて、追加でこの「Hysteria」を持ってきてる。それって、結構なバランスじゃないか?

そして、ファーストシングルでも、思い起こせば「Telephone」というラブソングを入れている。

しかも共通するのが、全部英語多用しまくってるんですよ。

これ、海外マーケットを意識しているから、とかっていうそういう単純な話だけではないと思うんですよね。SixTONESの曲は、「光る、兆し」みたいな曲は逆に日本語ボリュームが多くて、ラブソングはめちゃくちゃ英語ボリュームが多い。

単純に考えて、ラブソングは母国語のほうが感情移入できるんです。昨年大ヒットした「Pretender」とかもラブソングですが、あれも完全に英語ゼロでしょ。それは日本語の歌詞が響く人たちがたくさんいるということなんですよ。

じゃあ、なんでSixTONESは英語で愛を歌うんだろう。

ごめんなさい、ここまで語っておきながら、このことについては、まだなにか答えを出せたわけではないんです。

でも、SixTONESの音楽的な方向性として、「英語を多用したラブソング」というのは何か一定の意味を持つんじゃないか、と感じているという話です。

きっと、サードシングルでも、この「英語歌詞のラブソング」というのは、また新たな曲を用意してくるんじゃないかな。

そんなことを考えながら、改めて今回収録された「Hysteria」の英語歌詞に向き合って、和訳してみました。

「love u...」の和訳に引き続き、原文に忠実な訳をするより、「音の響き」や「言葉数」みたいな部分をなるべく壊さないような意訳をある程度優先しています。意味だけをしっかり和訳したバージョンは、すでに他の方とかが和訳していたりするので、そっちのほうがいいかも。僕のは少し変わった訳になっていると想います。

良かったら、今回スマホにルックアップで取り込んだ「Hysteria」を流しながら、読んで、聞いてみてください。

I’ve been looking for ya, Wanna get to know ya
Wanna be your man, I need your lovin’, lovin’, lovin’
Baby, I just wanna take you away,
一人きりじゃFeeling so blue
Alright, いつでもCallin’ your name

君を探してた、君をわかりたい
彼氏にして、愛して、愛して、愛して
君を連れ去りたいだけ
一人きりじゃ憂鬱で
了解、いつでも名前呼ぶね

I got you baby, Let’s take it so slow
深まっていくBlack night
いくら君を忘れようとしても
I just can’t leave you alone, Ah
目と目が合えばYou give me butterflies
だから君以外 Uh 欲しくない, All that I want

わかったベイビー、ゆっくりしよう
深まっていく暗闇
いくら君を忘れようとしても
ほっとけないよ、あぁ
目と目が合えばドキドキする
だから君以外 あぁ 欲しくない  何もね

肌に触れたYour lips, So red
I just can’t get enough その甘いFlavor
いつもMissing you, Missing you
Give me a, Give me a green light
離さないで Cuz you drive me crazy
Hysteria
Will you be mine? Be my SixTONES Wow Wow
Will you be mine? Be my SixTONES Wow Wow

肌に触れた唇、赤いね
まだ足りない、その甘い匂いが
いつも恋しい恋しい
認めて僕の気持ち
離さないで 僕を狂わせる
Hysteria
僕のになるかい? なってよ
僕のになるかい? なってよ

Girl, Just let me hold ya, Kiss me like your lover
We’ll never be friends,
We keep on freaking, freaking, freaking
Baby I just wanna see you again,
その瞳がMake me insane
Alright, 染めてくMy world in pink

ハグさせてただ、キスさせてまるでラヴァー
友だちなんて無理

僕らずっとヤバい、ヤバい、ヤバい
ねぇ君にまた会いたい
その瞳が狂わせる
そうさ、染めてくマイワールド・イン・ピンク

So listen baby, I’ll break it down 何度だってRound & Round
夜の闇の中で探すけれど Your love will never be found, Ah
二人の部屋は まるでParadise
見え透いた未来, Uh 望まない All that I need

聞いて説明するから 何度だってくりかえし
夜の闇の中で探すけれど 愛は見つからないんだ
二人の部屋はまるで楽園
見え透いた未来 あぁ 望まない そんなの

溺れてみたいYour tears, Your lies
I wanna get you now 滲んでくMake up
今もDigging you, Digging you
見えないYellow light, Yellow light
そうやめないで Cuz you drive me crazy
Hysteria
Will you be mine? Be my SixTONES Wow Wow
Will you be mine? Be my SixTONES Wow Wow

溺れてみたい 君の悲しい嘘
君が今欲しい 滲んでく理想が
今も好きになっていく
見えない危険のイエローライト
そうやめないで僕を狂わせる
Hysteria
僕のになるかい? なってよ
僕のになるかい? なってよ

So beautiful, 熱く溶けるほどにGive me your love
I just keep falling for you, Can’t get you out of my head
伏し目がちなYour smile もう二度と戻れない
今もLost in your eyes…
Hysteria
Will you be mine? Be my SixTONES Wow Wow
Will you be mine? Be my SixTONES Wow Wow

すごく美しい 熱く溶けるほどに愛が欲しい
君に落ちてく、頭から離れない
伏し目がちな君の笑み もう二度と戻れない
今も夢中だ
Hysteria
僕のになるかい? なってよ
僕のになるかい? なってよ

SixTONES「love u...」歌詞和訳――いつでも着信を。

SixTONESのセカンドシングル、カップリングに収録された「love u...」は、同じくカップリングの「You & I」と同じく英語歌詞が中心のラブソングです。

こちらも「You & I」に引き続き和訳を試みてみました。

非常にシンプルな英語なんですが、和訳は難しかったです。

というのも、英語ならではのニュアンス、言い回しというのがふんだんに使われていて、ただストレートに日本語にしてしまうと不自然になってしまうんですよね。

「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳した漱石の時代から、今現代に至るまで、英語と日本語を正確に橋渡しできる言葉なんてないんだなぁと改めて感じました。

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Baby Baby you know I love you」このフレーズをみなさんはどう訳したでしょうか。きっと十人十色の訳があっていいと思います。

Baby I just can’t get you out of my mind
君への気持ちが止まらない
まだまだまだ
Wanna be together
No one makes me feel like you make me feel special

ベイビー、君が頭から離れない
君への気持ちが止まらない
まだまだまだ
そばにいたいな
君じゃなきゃスペシャルに思えない

少し濡れたように見えるYour lips
髪を触る仕草もSo lit
I just wanna wanna
Wanna be together
Let me be the one to be with ya forever

少し濡れたように見えるその口
髪を触る仕草も超イイ
ただただただ
そばにいたいな
僕が君のフォーエバーになりたい

解説:「Baby」は「You & I」に引き続き、要所要所だけカタカナで「ベイビー」と訳すことにしました。冒頭からライムが美しい歌詞ですね。ここは韻を重視して和訳しました。例えば、「Your lips」と「So lit」は脚韻が踏まれているので、それに倣って和訳でも脚韻を踏みました。「くちびる」のほうが日本語としては自然なんですが。「まだまだまだ」と「I just wanna wanna」も並列で韻が踏まれているので、「ただただただ」という訳にしました。「forever」と「special」もそうですね。

Call me anytime you want
I’m waiting for your calling
Wanna chill with you more
You’ve got me loving you, baby

いつでも着信を
僕は待っているから
長電話しよう
君が僕を落としたんだよ、ベイビー

I just fall in love
I just keep on falling in love
見つけた
Only Only one

僕はただ落ちただけ
僕は恋に落ち続けてるだけ
見つけた
ひとつの恋に

解説:全編通して一番気になったここの歌詞。chillというのは非常に和訳しにくいフレーズで、若者言葉。ゆっくりする、みたいな意味です。「君ともっとチルしたい」というのを、今回は脚韻も意識しつつ「長電話しよう」と意訳しました。「call(電話)」したあとに「Wanna chill」という展開が、なんとなく、「Telephone」のときの「Making love」のイメージがダブるんですよね。後半のメロでも「call」のあとに「show you more」と続くので、やはり、この曲、電話しながら愛を交わしている、というイメージが近いと思います。
そして、この曲において重要なのは「主語」です。「『君が』僕を惚れさせた」「『僕は』ただ恋に落ちただけ」というフレーズの展開。好きにさせたのはあくまで君だ、という主張をしているわけです。これは、このあとの「Baby Baby you know I love you」をどう訳すかにも大きく関わってくると思います。

Baby Baby you know I love you
Baby you know I love you

You’re my baby
Listen to me baby
Honey you’re my everything

僕が君を好きなんだよね
僕が君を好きなんだね
君は僕のベイビー
聞いているかいベイビー
ハニー、君は僕のすべて

Baby Baby you know I love you
Baby you know I love you
You’re my only only one
You’re my only only one

僕が君を好きなんだよね
僕が君を好きなんだね
君は僕のたったひとり
君は僕のたったひとり

解説:思わず「僕があなたを愛していること知っているよね」と訳してしまいそうですが、「you know」というのは日本語でいう「〇〇じゃん?」というニュアンス。「僕めちゃくちゃ君の事好きじゃん?」みたいな。なんというか、「確認」のニュアンスがあるんですね。で、これ、何を確認しているかって言うと、「愛しているのは僕の方ですよね」みたいな感じだと思うんです。なので、「ご存知だと思うけど、僕のほうが君を好きになったんだよね」みたいなニュアンス。ということを加味してこんな和訳にしています。「が」と「は」のニュアンス、たぶんこんな和訳があうと思うのです。

I can be 君だけのEntertainer
and I give you everything like I told ya
You’re my lover lover
一番のLover
Baby you are so so so so so so special

僕はなれるよ、君だけのエンターテイナー
全部あげるよ、約束通りさ
君は僕の一番さ
一番に大好きな人さ
ベイビー、君は超超超超超超スペシャ

 解説:「like I told you」は「前に言ったように」なので「約束どおりさ」という訳にしました。強引だけど「さ」でtainer,told ya,loverという脚韻を意識してますw

Call me anytime you want
I’ll make you feel like it’s heaven
Wanna show you more
You’ve got me loving you, Baby

いつでも着信を
超気持ちよくさせるから
もっと見せてよ
君が僕を落としたんだよ、ベイビー

I just fall in love
I just keep on falling in love
離さない
You’re my only one

僕はただ落ちただけ
僕は恋に落ち続けてるだけ
離さない
君は僕のオンリーワン

Baby Baby you know I love you
Baby you know I love you
You’re my baby
Listen to me baby
Honey you’re my everything

僕が君を好きなんだよね
僕が君を好きなんだね
君は僕のベイビー
聞いているかいベイビー
ハニー、君は僕のすべて

Baby Baby you know I love you
Baby you know I love you
You’re my only only one
You’re my only only one

僕が君を好きなんだよね
僕が君を好きなんだね
君は僕のたったひとり
君は僕のたったひとり

Baby let me tell you one thing
You’re the only girl I need
何度だってKiss ya lips
I just…just wanna be missed
You’re the one who can change all my life
捧げられるAnything you want

ひとつ言わせてもらうけど、
僕は君だけが必要なんだ
何度だってキスするし
僕はただ…ただ恋しいだけ
変えられる 君だけが僕の人生を
捧げられる 君が望むなら

Baby
Love you… Love you…
One more time yeah
Love you… Love you…

ベイビー
好きだ……好きだ……
もう一回だ
好きだ......好きだ……

Baby Baby you know I love you
Baby you know I love you
You’re my baby
Listen to me baby
Honey you’re my everything
Baby Baby you know I love you
Baby you know I love you
You’re my only only one
You’re my only only one

僕が君を好きなんだよね
僕が君を好きなんだね
君は僕のベイビー
聞いているかいベイビー
ハニー、君は僕のすべて

僕が君を好きなんだよね
僕が君を好きなんだね
君は僕のたったひとり
君は僕のたったひとり

和訳を読んでみてから、また曲を聞くと感じ方も違うのではないでしょうか。ぜひ曲を聴きながら和訳を読んでみてください。

SixTONESに珍しいくらい直球なラブソング。

曲調はまるで違うのに、僕としてはやはりどこか「Telephone」を思わせる部分が気になりました。

きっと雨の夜の中、スマートフォンをいじりながら暗い部屋で相手を想いながら歌われたような歌詞。

作詞者は違うので、意図的な部分ではないと思いますが、きっとライブなんかで続けて歌われたりしたら、曲がリンクする感じもきっと面白いだろうなぁと感じました。

SixTONES「You & I」歌詞和訳――君と僕、君と僕だけ。

SixTONESのセカンドシングル、カップリングの「You & I」は、歌詞の大半が英語で書かれたラブソングです。

樹が「あえて英語詞の分量を増やしてもらった」と雑誌で明かしているほか、北斗がブログで「何度も歌詞を練り直した」と書いていることからも、メンバーの想いが歌詞にこめられていることが伝わってきます。

なるべく丁寧に、じっくりと訳してみたつもりです。

様々な訳文があり得ると思いますが、誤訳にならないようにニュアンスをとらえつつも、可能な部分では解釈的な部分も折りこみ、愛が伝わる文になるよう心がけて訳しました。

この楽曲は、通して「(ファンに対する)ラブレター」だというのが僕の解釈です。
「これからもそばにいて欲しい」「コンサートに来て欲しい」というメッセージが込められているなと感じました。

よかったら、ひとつの訳として読んでみてください。

So baby, Stay with me now
Yo yo uh

ここに来れば It’s gonna be alright (It’s gonna be alright)
君を待つよ I wanna see your smile (I wanna see your smile)
沈んだ時も Make my day 歩いてけるよThrough the rain
何も恐れず Feeling so fine (Yeah Everyday & night)

ベイビー、ここにおいでよ、今。
ああ、今だ。

君が僕のそばに来れば、きっとうまくいく。
いつでも僕は君の笑顔を待ってるよ。
君の笑顔は沈んだときも、僕を幸せにしてくれる。
試練の雨が降ったときも、僕は歩いていける。
どんな日も、暗い夜でも、何も恐れず、心地よく歩いていける。

解説:「So baby」は直訳すると、「だからベイビー」。babyというのは本来「赤ちゃん」という意味の英語ですが、愛しい恋人に対するメジャーな呼び方でもあります。すごく日本語に訳しづらい、英語ならではの表現。このあとも時々出てきますが、要所要所だけ、「ベイビー」と訳しました。
「yo yo uh」は親しい間での呼びかけの言葉という感じですが、前の一文を強調させるようなニュアンスを感じたので、「now」を強調する和訳にしてみました。
「Make my day」は、「良い日にする」=「楽しむ」という意味の俗語です。
日本語の「ここ」をあえて「僕のそば」に置き換える必要は本来はないのですが、その後の文脈を考え、直訳にはせず、「Stay with me」の方に「ここにおいで」という訳をあえて当てて、「ここに来れば」を意味的につなげる和訳を行いました。
「the rain」は「the」がついているので、なにか特定の「雨」を指しています。これは明らかに「Imitation Rain」の隠喩だと思われるので、僕なりの解釈で「試練の雨」と訳しました。
 

Baby, Can’t you see? I miss ya
You’re the one, You’re the one who always makes me strong
Baby, Can’t you see? I need ya
Come on now, Come on now, You are all I want
I just can’t wait to see you next time
When I’m hanging out with you, It’s the best time
Yeah Yeah, Turn it up baby
Yeah Yeah, Break it down baby

ベイビー、君のことが恋しいんだって分からない?
君しかいないんだ、君こそがいつも僕を強くしてくれる。
君のことが欲しいんだって分からない?
だから今来て、今来て、僕が欲しいのは君だけさ。
次に会うときなんて待てないよ。
君と遊んでいるときが、最高の時間なんだ。
そう、音量上げて…。
それから、テンポ落として、ベイビー。

解説:「Can’t you see?」は「分からないのか?」という意味の疑問文。「You’re the one」が2回繰り返す箇所は、「君しか」「君こそが」という強調のニュアンスをこめて訳しました。「turn it up」と「break it down」はそれぞれ単体なら、様々な訳がありえますが、テンポ落として音量を際立たせるといういわゆる音楽的な「ブレイクダウン」と、「音量を上げる(turn it up)」がかけられているのだと思われるので、こういう翻訳をしました。このように音楽的な内容が込められていることを踏まえると、やはりSixTONESからファンへのラブレターという解釈は可能でしょう。君と遊んでいるとき=ライブの時間であり、ファンの皆とコンサートで会えるときが一番楽しい、といってくれているんじゃないかというふうに僕は解釈してしまいます。

Oh 星さえない夜だって You, With you
Oh baby now, Oh 走り抜けられたのは You, With you
Oh baby now

Only You & I, Only You & I
Baby, We can try, Baby, We can try
You are the one that I need yeah
Baby, Baby now, Let’s go
Only You & I, Only You & I
I’ll be by your side, I’ll be by your side
You are the one that I want yeah
You & I, You & I baby

ああ、星さえない夜だって走り抜けられたのは
君が、君がそばにいたからなんだよ。
今、君に会いたい。

君と僕、君と僕だけいればいいんだ。
君とならできる。君とならできる。
僕が必要なのは君だけだよ。
今、行こう。
君と僕、君と僕だけいればいいんだ。
君のそばにいるよ。君のそばにいるよ。
僕が欲しいのは君だけだよ。
君と僕、君と僕だけ、ベイビー。

解説:「We can try」の「We」は「僕たち」とは訳さず、あえて「君とならできる」と訳しました。「I’ll be by your side」というフレーズ上対比されている部分を考えれば、この「We」は「You & I」のことだと考えられるからです。また、全体を通して「君が必要だからそばにいて欲しい」というメッセージの曲なので、「Only You & I, Only You & I」に意訳をふくらませて、こういう訳にしました。

Verse, Verse, Verse two

If you wanna see me, Give me a sign
When I see you baby, Show me your smile
You are my everything, I’d give you anything
When you’re feeling down, Come on, Let me sing

Me & You, We will be sharing this one life
Let me get it started, It’s our show time
Yeah Yeah, Turn it up baby
Yeah Yeah, Break it down baby

さあ、第二章だよ。

もし僕に会いたければ、合図をちょうだい。
会えたときは、笑顔をみせてね。
君は僕の全てだよ。僕は君に何だってあげるよ。
落ち込んだときには、おいで、僕が歌ってあげるから。

僕と君は、この物語をともに生きていくんだ。
はじめるよ、僕たちのショータイムだ。
そう、音量上げて。
それから、テンポ落として、ベイビー。

解説:「Verse two」は「(楽曲の)2番」という意味ですが、あえて「第二章」と訳しました。「Give me a sign(合図をちょうだい)」というのは、直訳ですが、僕はコンサート会場でのペンライトやうちわを連想しました。僕たちは、近くに来てほしくて、ペンライトやうちわを一生懸命振りますよね。トロッコで近くに来てくれたりもする。きっとそういう意味で「笑顔をみせてね」といっているんじゃないかな。「this one life」は直訳すると「このひとつの人生」だけど、「歌っている」状況や「第二章」という訳も活かして、その音楽に込められた「物語」という訳を思い切って当ててみました。

Oh 会えない時間の分だけ You, With you
Oh baby now, Oh 今日が特別になる You, With you
Oh baby now

Only You & I, Only You & I
Baby, We can fly, Baby, We can fly
You are the one that I need yeah
Baby, Baby now, Let’s go
Only You & I, Only You & I
With you by my side, With you by my side
You are the one that I want yeah
You & I, You & I baby

ああ、君と、君と会えない時間の分だけ、
君と、君といる今日が特別になる。

今、君に会いたい。

君と僕、君と僕だけいればいいんだ。
君となら飛べる。君となら翔べる。
僕が必要なのは君だけだよ。
今、行こう。
君と僕、君と僕だけいればいいんだ。
僕のそばにいて。僕のそばにいて。
僕が欲しいのは君だけだよ。
君と僕、君と僕だけ、ベイビー。

I’ll be by your side, Only You & I
このままずっとそばにいて
With you by my side, Only You & I
You & I, You & I baby
I’ll be by your side, Only You & I
君と時間を重ねて
With you by my side, Only You & I
You & I, You & I baby

僕は君、僕は君のそばにいたいだけ。
このままずっとそばにいて。
僕の隣りで。僕たちだけで。
君と僕、君と僕だけ。
僕は君、僕は君のそばにいたいだけ。
君と時間を重ねて。
僕の隣で。僕たちだけで。
君と僕、君と僕だけ、ベイビー。

You & I baby, You & I baby
You know we can make it, You know we can make it

Oh どんな壁も越えてく You, With you
Oh baby now

君と僕、君と僕だよ、ベイビー。
君と僕ならできるって、君は知っているよね。
ああ、どんな壁も超えてく。
君と、君と一緒に。ベイビー、今だよ。

Only You & I, Only You & I
Baby, We can try, Baby, We can try
You are the one that I need yeah
Baby, Baby now, Let’s go
Only You & I, Only You & I
I’ll be by your side, I’ll be by your side
You are the one that I want yeah
You & I, You & I baby

君と僕、君と僕だけいればいいんだ。
君とならできる。君とならできる。
僕が必要なのは君だけだよ。
今、行こう。
君と僕、君と僕だけいればいいんだ。
君のそばにいるよ。君のそばにいるよ。
僕が欲しいのは君だけだよ。
君と僕、君と僕だけ、ベイビー。

I’ll be by your side, Only You & I
このままずっとそばにいて
With you by my side, Only You & I
You & I, You & I baby
I’ll be by your side, Only You & I
君と時間を重ねて
With you by my side, Only You & I
You & I, You & I baby

僕は君、僕は君のそばにいたいだけ。
このままずっとそばにいて。
僕の隣りで。僕たちだけで。
君と僕、君と僕だけ。
僕は君、僕は君のそばにいたいだけ。
君と時間を重ねて。
僕の隣で。僕たちだけで。
君と僕、君と僕だけ、ベイビー。

 解説:一貫して「君と僕だけ」という世界観が大事にされているな、と思います。また、「今」という言葉も結構何度か出てきますね。この楽曲は非常にシンプルな英語が繰り返し使われているので、結構翻訳は要注意だと思います。英語の構文的に理解できないところに対して、単語レベルでは理解できているからと言って、自分がわかっている範囲で筋道が通るように、訳文を仕上げてしまう人も多いと思いますが、それだと意訳ではなく単なる誤訳になってしまいます。だからといって忠実すぎても、英語の良質な文章と日本語の良質な文章は違うので、バランスを取りながら僕なりの訳文を心がけました。

SixTONES「NAVIGATOR」歌詞考察――夜を戦ってゆけ。

SixTONESのセカンドシングル、ようやくフラゲ日ですね〜!!! 買ってきました〜!!!

ナビゲーターをテニイレター!

 


SixTONES - NAVIGATOR (Music Video) [YouTube Ver.]

 

そして早速聞きました!! 本当にかっこいい。最高にクール。

気になっていた歌詞の全貌も、明らかになりました!

早速読んで、この曲の最大の謎の解釈に挑みました。

 

何が最大の謎なのか?

この曲には「正体の分からない人物が3つ登場する」のです。

 

ひとつは、”I”。

ひとつは、"You"。

そして―”NAVIGATOR”。

 

Who am "I"?

Who are "YOU"?

Who is the NAVIGATOR?

 

"Hey,you!"とは誰が誰に向けてかけている言葉なのか?

「NAVIGATOR」とは誰なのか?

 

もしや…人ですらなく、アニメ「富豪刑事」に登場する人工知能「ヒュスク」のようなAIのことを指しているのか?

 

J-POPの歌詞は時として、多様な解釈を許します。

 

特に「ぼく」や「きみ」のような人称が使われる曲の場合は、様々な解釈を聞き手にゆだねるケースが多い。

きっと、NAVIGATORも「解釈の幅が広い」曲なのでしょう。

アニメの主題歌でもあります。アニメの世界観を重ねた解釈も可能なはずです。

 

しかし、やはり、SixTONESのヒストリーに寄りそった解釈が可能なのではないか。

フルを聴く前からそう考えていました。

 

ヒントになったのは、本作のMV(ミュージックビデオ)。「Imitation Rain」のMVと同様に、安田大地さんによって監督されました。

「NAVIGATOR」のMVは、「SixTONESが、日が沈み暗くなった建物の上でどこかを見つめているシーン」から始まります。

「Imitation Rain」のMVを思い出してください。「SixTONESが、日が沈む直前の建物の上で「どこかを見つめているシーン」で終わるのを覚えているでしょうか。

そう、あの「デビューまでの道のりの、あの"続き"」です。

 

SixTONESたちは「何を見つめている」?

 

このシーンの読み解き。

それこそが、この曲を理解する鍵。

それこそが、この曲の魂だと僕は考えました。

それを理解することで、「NAVIGATOR」の正体も明らかになります。

 

結論から言いましょう。

"I"、"You"、そして――”NAVIGATOR”。

この3つすべてが、SixTONES自身なんじゃないでしょうか。

 

誰が誰に向けて語りかけているのか。

SixTONESSixTONES自身に向けて語りかけて歌う曲、NAVIGATORはそういう曲だと思うんです。

 

そう考えるとすべて辻褄が合うのです。

「NAVIGATOR」とは、「案内役」であり「操縦士」でもある。

SixTONESを操縦する操縦士は誰か?それは「SixTONES自身」です。

操縦士として、彼らは「次に進む道を見つめている」のです。

まさに、セカンドシングルにふさわしいテーマではないですか。

 

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怪しげな大都市、深夜、バイクに乗り込もうとする男たち。

先に見えない真っ暗な夜、危険なドライブの始まり。

どこへ向かうべきか葛藤している操縦士たち――SixTONES

僕がこの曲に感じるのはそんなイメージです。

 

"...PICHED UP"

――さて、辿り着いたな。

2020年1月22日。長い年月、練磨を続けてきたSixTONESは、「デビュー」という「ひとつのゴール」にたどり着きました。

そこは華やかな摩天楼のど真ん中。

Where do you long to be?
Wanna go now? Wanna be free?
Ways to go are limited.

しかし、辿り着いた瞬間から、彼らは「自分自身に」問いかけるのです。

夜の街を見渡しながら――

――じゃ、次は、俺ら、どこに行きたい?

いま動き出したい? 自由になりたい?

いやでも……「この先の道」って、限られてるんじゃないか?

日常的統計導き出すWays Down

Where’s the 現在地?

渋滞の真っ赤な灯りが

Clicks & clicks Turns round & round 

――この道を進めば、真っ逆さまに下るだけじゃ?

さまざまな指標に目をやると、下り坂を示すルートもある。

例えば、ボーイズアイドルの主流としては、いまやK-POPが隆盛しています。

J-POPアイドルは、「下り坂」に見えるのかもしれない。

――けれど、いま、俺たちの現在地はどこだ?

多くのアーティストたちが渋滞のようにひしめき合う大都会、現在。

赤いテールライトが、夜間、後ろを走る車に前方の渋滞を知らせるように、「この先の道には、これ以上進むのは難しいぞ」と警告されているかのよう。

Radars,行く手を問えば
“時期尚早だ” “No wayだ”
“Hey,come back,back,back!” 

Chasers,行く背を追えば
疲れた迷い子のシンパシー

Radarsは「探知機」。

Chasersは「追跡者」。

探知機に行く手を尋ねても当てにならない。

じゃあ、誰かの道へついていくのはどうだ?

でも、子どもの頃、親の背中だけみて歩いてたら、いつのまにか違う人について行ってたりして、迷子になったりしたよな。

そんな疲れた迷い子の気持ちを思い出す。

Where do I make a trip?
The world is limited.

前時代の統計 弾き出すDead end.

Is there 終着点?

No 燃料 小さな明かりが

Clicks & clicks Turns round & round 

――俺は、どこへ旅すればいいんだ?

世界なんて限られてる。

前時代の統計から導き出されるのもデッドエンドばかり。

この道の行き先、終着点ってあるのか?

そんなふうに道を迷っている間に、燃料が減ってきているみたいだ。

燃料ランプがちかちか、ガス欠を示してきた。

ここまで一生懸命走ってきたがゆえに……

Guidance. 標を請えば
"道なり""Never 想定外"

"You may crash, crash, crash!"

Leaders,その背を請えば

途切れぬ車列へのアイロニー

「Guidance」は「案内」。

「Leaders」は「先導者」。

そう、ここでもガイダンスは当てにならない。

先導者たちの背中を追っていくのもどうか?

「この先の道には、これ以上進むのは難しいぞ」

渋滞にため息をつきながら、皮肉すら感じる、そんな姿が見える。

多くのアーティストたちが渋滞のようにひしめき合う大都会で、俺たちがさらに高みを目指して走っていくには、どこへ向かえばいいのか……。

 

そんなふうに迷っていると、「彼の声」が聞こえる。

No hope!
抵抗なき敗走、自主最高速度制限
透明な規制線に守られたる数多の後悔
退きな、間抜けに黙ってれば
このまま抜け出せない
当ても無く ただ吹かす この Round & Round

希望がねぇな。

抵抗もせずに、負けるのか。

自分で自分にリミットをかけてるんじゃないのか。

それは目に見えない自分自身がかけた規制線だろう。

このまま抜け出せないわけにはいかないんだ。

当てはないけど、回り道してでも、俺は、俺たちは……。

“The ray is chasing for one truth”
“The way is waiting for lighting…”

「その光は、真実へ向かう」

「その道は、光を待ってる」

How go out? 瞬間よぎる Retire
臆病風 Like a papers?
否、踏み込めなきゃ Just go around
Yo guys! Yes “Go”. No “back alright”
ノーブレーキ 当然 Break it.
さぁ そこ退け Tired

どうやって抜け出すんだ。あきらめるか?

一瞬、脳裏にリタイアの文字が浮かぶ。

ふざけんな、ぺらっぺらの臆病風吹かせてんじゃねえ。

踏み込むんだ、でなきゃただうろうろしてるだけになっちまう。

おいお前ら、行くんだ、そうだ。戻ればいい?そんなわけねぇだろ。

ブレーキなんていらない。そんなもんは壊せばいい。

さあ、疲れてくたばってるやつらは、俺らに道を開けろ。

“The ray of hope will be flaming”
(Oh,flaming)
“道無きを誘う”

「希望の光が、きっと燃え上がる」

「ああ、そうだよな」

——彼らは、彼らだけの道を自分自身にいざなっていく。

Hey,you!

心のなかで、また、声が聞こえる。

その呼びかけは、"SixTONES"が自分自身に対してかける言葉。

Way of the light is laying in the dark.
夜を駆けるか 夜明けに賭けるか
Driving in the dark,go way to the light.

闇の中に、光の道がまっすぐに伸びてゆくのがみえる。

――そうだ。俺らは、闇の中、あの道を駆けていけばいいんじゃないか?

――でも、暗すぎないか?夜が明けて明るくなるのを待ってみるか?

――いや、俺たちは夜をドライブしていこう。

――夜だからこそ、俺たちの見据える先にしかない光がある。

 

「the dark」「夜」という言葉。

僕は「デビューの次のステップとして選んだもの」のメタファーとして解釈できると考えています。

彼らは、夜の道を選んだ。

SixTONESがデビュー後にどんな道を選んだのか。

すなわち、ラジオ「オールナイトニッポン」や、アニメ「富豪刑事」の主題歌。

そう、SixTONESはデビュー後の第二章のスタートで、まず「夜を戦っていく」という道を選んだのです。

これは同時デビューしたSnow Manと好対照な道の歩み方です。

SnowManのラジオはプライムタイムに放送されているし、SnowManの楽曲は夕方六時からのアニメの主題歌。

一方で、SixTONESが選んだ道は、深夜ラジオに、深夜アニメの主題歌。

まずは、夜の世界で戦うことを選んだ。

まさに、SixTONESはダークヒーロー的なポジションと言って良いと思います。

しかし、ダークヒーローといえば、常に葛藤を抱える存在。

疑えるか 見慣れた NAVIGATOR

SixTONESも、やはり、自分自身を見つめて、問いかける。

――なあ、機械(ナビ)は違う道を示してる。

――いや、決めるのは俺たちだ。操縦士(ナビ)は…俺ら自身だろう?

どんな高性能なナビがついていても、決断するのは操縦士本人だ。

 

人差し指と親指で輪を作り、自分自身の夜目をきかせよう。

どんなAIでも敵わない。自分自身の瞳が、究極のNAVIGATORだ。

SixTONES「NAVIGATOR」インプレッション―― 憧れのダークヒーロー。

SixTONESの2ndシングル「NAVIGATOR」のミュージックビデオが公開されました。

ファンの皆さん、待ちわびましたね!

新型コロナウイルスを警戒してCDリリースも延期されていましたが、7月22日に発売が決定しています。ご予約を忘れずに。

公開日の6月25日は、本作「NAVIGATOR」をつくられた髙木誠司さんのお誕生日でもあったそうで。おめでとうございます!

そして、こんな素晴らしい楽曲をつくってくださり、ありがとうございます。

 

本作はアニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』の主題曲。

「かっこいい」というシンプルなひとことがあまりに似合うミュージックビデオです。

 

富豪刑事』は、有り余る財力と最新テクノロジーを武器に戦う「正義とは限らない」"ダークヒーロー"的なテーマを持っており、このミュージックビデオはSF的な映像美とダンスで見事にその世界観にもマッチしています。

現時点ではまだフルサイズの公開ではありません。僕がブログでよく書く「歌詞を読み込んだ考察」は、「Imitation Rain」のとき同様、リリース当日にCDを手にして全貌を把握してからのつもりなので、今回は現時点でのインプレッションを書きたいと思います。

 

やっぱり、「Imitation Rain」に反立する演出が印象的です。

建物の上空に六人が立つというシーンは、実は「Imitation Rain」と共通のものですよね。

でも、穏やかなサックスブルーの昼の空をバックにした「Imitation Rain」とは異なり、今回は、うごめく都市のダークな夜景をバックにしています。

はるか遠い目標に向けて練磨を重ねてきた、その道程をつぶさに描いた「Imitation Rain」は、実際の火や水や雨といった"リアル"なエフェクトを演出に取り入れ、アイドルという偶像が現実の過酷さの中で身を削って戦ってきたことに焦点を当てることで、「ヒーロー」としての彼らの「想い」に心が洗われる感動の一作でした。

対して、「NAVIGATOR」。

現実には存在しない仮想都市や無数のスポットライトでつくられる闇と光の"アンリアル"なエフェクトを演出に取り入れています。

どこか彼らの実存を疑わせるかのような、ヴァーチャルな演出。

彼らが「なにを見つめているのか」――。

その視線の先は、まだ、なかなか見えてきません。

 

僕はこのヴァーチャルな演出に、アニメ・マンガ的なフィクションの想像力とのつながりを感じました。

特に「バットマン」をはじめとするダークヒーローの「アメコミ的想像力」の心象風景につながっているような印象を強く受けます。

仮想都市の夜景のシーンは最も象徴的で、犯罪がうごめくゴッサムシティのイメージが明らかにそこに重ねられているように思えます。

これは、アニメの主題歌であることも踏まえ、明らかに日本の外を意識した戦略性の高い演出なのだろうと感じます。

 

これもまた、「かっこいい」。けれど、これは種類の違うかっこよさですね。

「Imitation Rain」には、いわば「応援したくなる」かっこよさがありました。

「NAVIGATOR」にあるのは、「憧れたくなる」かっこよさです。

 

ダークヒーローの活躍するアメコミ映画を見に行って、映画館を出てきた少年が、無法者のかっこよさに強く心を打たれて、少し悪ぶってみたくなったり、アウトサイダーっぽく振る舞うことに憧れてみたくなる感覚のような。

 

ここから先は歌詞とセットで、さらにはアニメともセットで考察しなければ見えてこないものがあると思いますが――

ダークヒーローの物語は、単純な「悪 vs.正義」という図式では成り立たないものです。マスクの裏には迷いや孤独がある。

善悪は主観でしかない。恐ろしさも視点の違いでしかありません。

だから、怖がる必要はないのだ(Get no scared)。

ダークヒーローの物語では、視点は切り替わり――、

高層ビルの壁面ですら、重力を超越したステージに変わる。

 

きっと、「NAVIGATOR」は、純粋な正義だけでは立ち向かうことのできない、複雑で先の見えない世界の困難と、それでもそこに自らのやり方――いびつにも見える彼らなりの形の「正義」で、自らの道を切り開こうとする彼らの勇気を表現しようとしているのではないかと思います。

 

いつだって彼らの六角形は、いびつな六角形です。

【エアライブレポート】SixTONES参加の合同コンサート「Johnny's World Happy LIVE with YOU Day6」【SixTONES単独出演部分のみ|2020/06/21公演】

2020年6月21日、夏至横浜アリーナ

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太陽が欠ける部分日食が列島の各地で観測され、多くの人々がつかの間の天体ショーを楽しんだこの日。太陽に負けず輝くジャニーズたちのショーを目撃するために、会場には多くのSixTONESファン、Snow Manファン、KinKi Kidsファンの人々が詰めかけていました。

この日は非常に珍しい、夜20時開始のコンサート。

涼やかな雨が過ぎ去り、少し心地よい夜風が吹く会場周辺は、ファンの熱気に湧いていました。3グループのファンが一同に会したこの日。世を騒がせるコロナウイルスも、このときばかりはジャニーズの魔法でひとときだけ消え去り、ソーシャルディスタンスなど気にも止めない長蛇のグッズ列、三密など歯牙にもかけず神席に湧く発券後の連番たち。

今回のコンサートの収益は、医療従事者向けの支援に使われるそう。こんな最高に楽しい場所に参加しただけで社会貢献に関われるなんて、こんな素晴らしいことあるだろうか。

入口の近くで、同行するtwitterのフォロワーさんたちとようやく合流しました。そして、期待に胸をふくらませ、チケットゲートを通過。エントランスにはカラフルなハートのモニュメント。会場ロビーにはたくさんの番組関係各社やCM提供各社などから花輪が届いており、みんながこぞって写真を撮っています。

そして今日は、SixTONESSnow ManKinKi Kidsの合同コンサート。

僕のお目当てはもちろんSixTONES。樹のうちわと髙地のうちわを買い、SixTONESのペンライトもばっちり。予告ではSnow Manとのコラボもあると発表されていたので、それも楽しみです。

KinKi Kidsさんは、ちょっと僕はあまりわからないので……今日は勉強させていただきます。

僕が少しうっかりしていたのか、なぜか開場ギリギリの入場になってしまいました。

アリーナに入ると、すでに満員、ブルーのペンライトがあちこちで振られています。

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そして「SixTONES」コール。トップバッターはどうやらSixTONESらしい。

しかし、今日は本当に運がいい。こんな神席、当たったことがないな。花道にもメインステージにも近い最前列。

 

何の曲から始まるかと思ったら……

「Hysteria」。

この曲から始まるのか……最高! 僕の一番好きな曲と言っても過言ではない。

メインステージの階段に、怪しげなスモークが吹き上がり、不穏でダークな雰囲気たっぷりのイントロ、SixTONES六人が少しずつ間をあけて座った状態で登場。かつての「CHANGE THE ERA」のコンサートを思い出させる最初の曲。

切なく、美しいギターの音色。そこに重なるのは少しデジタルなボイスエフェクトのかかった彼らの歌声。これは、もしかして、セカンドに新録されるバージョンかな……? ボイスエフェクトのかかったこれまでと少し違う味わい。やはりこの美しいメロディ、次のシングルで音源が手に入ることが何より嬉しい。

 

2曲目は、「JAPONICA STYLE」。

扇子を使って踊るバージョン。花びらの演出。そしてこれも新録バージョンだろうか。ライブバージョンだからだろうか、ボイスエフェクトがやはり少し強め。

2曲続けていい曲が来るじゃないか……! この楽曲もCDで手に入るんだよなぁ……!

 

3曲目は「RAM-PAM-PAM」。

さらに大好きな楽曲が来た! この曲は特に全員楽しそうに歌っている印象が残りました。

ライブならではのがなり、アレンジ、パフォーマンスがとてもいい。のびのびと歌っているというか。もちろん話題のセクシーな振り付けも楽しいんだけれど、個人的にはなんと言ってもラップパート、樹の見せ場。もう……かっこいい。

楽曲の途中でメンステからセンステに移動。北斗のがなりが良かったなぁ。

 

しかし、こんなオリ曲ばっかり立て続けに聞けるライブって、

はじめてでは……??? 

デビューしたんだなぁ……

 

そして――「光る、兆し」。

この曲を聞くとしんみりしてしまう。明るい曲なのに、切ない。

いまの僕は、この楽曲、

いろんな想いが積み重なってたどり着いた曲だと知っているから。

瞳、映る 景色はそれぞれ違っても
心はどこかでつながってる

 そして、この楽曲の途中で、樹が言ってくれました。

 

「みんな、俺たちSixTONESと一緒に笑いましょう。

 笑って生きていきましょう。

 でまた絶対一緒に……楽しみましょう」

 

光る、兆し
奇跡のカケラに宿った それぞれの力合わせたら
見たことない輝き放った
瞳、映る 彼方の空は眩しくて
これからの旅を物語る
果てしないこの道の先へと 突き進め

 

次の曲は「この星のHIKARI」――

もちろん、会場に集ったスト担たちが大合唱でした。

慎太郎が煽ってくる。「もっと声出るでしょ?」

もちろん―――僕には、聞こえました。

ほんとにみんなの声が。改めて書かなくても、そう、自明のことなんですが……確実に、スト担たちが横アリにいて、みんなで合唱していました。

♪この星に溢れてる光集めて~……

僕の周りにはスノ担やキンキのファンの方たちはいなかったんですが、観ながら、一緒に歌ってくれてたのかな……。

 

そして、MC前最後の曲は、やはりこの曲。「Imitation Rain」。

もう何度も聞いたこの曲ですが、やはり何度聞いても良いですね。すぐ浸れる。北斗の言う通り、真骨頂だよね。

降り注ぐ試練を歌う曲。きっとこの曲は試練の中をあるいていくすべての人にささる曲。だからこそ、いま、未曾有のコロナ危機を迎え、手を携え歩いている人類そのものすら重なるような、壮大さというか、想いを感じました。

 

そしていよいよ、MCの後に披露された新曲――

「NAVIGATOR」。

もう、本当にいまかいまかと待ちわびていたこの曲。

衣装は思っていたよりシンプルだけど、スマートなかっこよさが溢れる楽曲でした。

そして待望、歌詞も解禁。

もうね、思ってた歌詞とだいぶ違って、それがかえって「またここから楽しめるぞ」という感じがしてすごく良かったです。歌詞がまたこうやって確定したことで、世界観が見えてきて、また一層深読みしたくなる曲だと感じました。

フォーメーションダンスも激しくて、いままでにないSixTONESという感じですね。

 

そして、

本当に、この新曲を―――

僕はこの目で、目の前で。

「見れる」日を、楽しみにしています。

 

この後Snow Man、そしてスノスト合同のパフォーマンスがあり、KinKi Kidsのコンサートも続いたのですが、やっぱりコンサートはいいですね。

 

空前絶後パンデミックをきっかけに、国を上げての引きこもり作戦を敢行した僕たちですが――もう三ヶ月くらい経ったんでしょうか。


学校も休校、会社もリモートワークになりました。

僕もずいぶん「おうち生活」に馴染んできました。SixTONESのライブも中止になり、セカンドシングルは延期になり、ハイタッチ会もなくなりましたね。

特に、大我のニュージーズが見れなくなったことは、今思い出しても、ほんとうに涙があふれるくらい悲しい。

せっかくの、主演舞台だったのに……。

もちろん、YouTubeやテレビを通して、SixTONESだけじゃない、ジャニーズだけじゃない、あらゆるエンターテイナーたちが僕たちに元気を、希望を与えようと頑張ってくれていること、わかります。伝わっています。

音楽の力、エンターテインメントの力って、やっぱり偉大だなぁと思います。


ただこうして、コンサートに参戦すると、気づくんです。

どんなに美しく編集された大迫力の映像でも、

ライブに参加できる喜びは――

別物なんですよね。
もちろん、僕らには想像力があるから、いつだってSixTONESには会える。

音源を再生すれば……思い浮かべることはできる。

 

でもこれは、つかの間の魔法。横浜アリーナを出て、いつもの家の中に帰ってくるのは、一瞬でした。

 

いつか絶対に、一緒に、実際に、この目で。

あの新曲を僕は観たい。

それまで笑って生きていきます。

SixTONES結成5周年、おめでとうございます。

楽しむことをどれだけ知っているかで、人のしあわせは大きく異る。

 

30代になった僕がジャニーズ、そしてSixTONESという新しい楽しみに出会えたことは、このうえなく大きなことだったと改めて感じる。

なにともなくYouTubeを見ていて、気に入ってプレイリストに入れて、繰り返し繰り返し聞くようになって、仕事帰り、自転車に乗っていたあるとき、こんなに聞いてしまうのだ、もう、そうだ好きになろう、と。好きになったのだ、と気づいた夕暮れ。

そう、夕がただった。

うす暗い駅の駐輪場から自転車を取り出して、帰りには大根を買ってかえらないと行けないな、トイレットペーパーを切らしていたな、そんなふうなとりとめない思考の中に、そうだ、もう僕はSixTONESのファンになっていいんじゃないか、とどこからともなく思いついたのだ。

そう思った瞬間、あの曲も好きだし、この曲も好きだ。最近聞いている曲、ぜんぶ好きじゃないか。この前みた動画も面白かったぞ、と湧き出てくるように気持ちが溢れた。

紫がかった夕暮れの色が、人生のすべてを静かにいろどっていくような気がした。

 

その気持のまま、僕はTwitterアカウントをつくり、ブログをかき、人生ではじめてジャニーズのコンサートにゆき、とうとう1年半近くがたった。

なんと、5月1日をお祝いするのも、もう2回めなのである。昨年の大阪、5月1日、あれは昨日のことではなかっただろうか。早くて驚く。

 

けれど彼らにとっては長い月日だったのかもしれない。

それとも、彼らからも一瞬だったのだろうか。

結成から5年。

しかしきっと5年が必要だったのだ。

その5年が、出会わせてくれたものが間違いなくある。

 

つい、先ほど出会ったかのように、いまもSixTONESの魅力に感動することが多い。

その鮮烈さが、これからも彼らの武器であることを願いたい。

 

SixTONES、結成5周年、おめでとうございます。

SixTONES「Telephone」歌詞考察――距離を隔てても、僕らは想像力で愛しあえる

SixTONESデビューシングル「Imitation Rain」のカップリング曲、「Telephone」のDance Practice VideoがYouTubeに公開されました。

定点で見れるのめちゃくちゃありがたい。定点shotのDance動画大好きです。

そしてこの曲大好きです。

こういうエレクトロ・ハウスっぽいサウンド、個人的にとっても好みなので。

 



この楽曲の作詞を手掛けているのは、SixTONESデビュー前の楽曲「RAM-PAM-PAM」の作詞も手掛けているONIGASHIMA氏です。

前曲「RAM-PAM-PAM」では、強気で勢いのある彼らのかっこよさが表現された歌詞とサウンド、その一方で、刺激的でセクシュアルなパフォーマンスが話題になりました。

しかし、この曲「Telephone」はその正反対。

低くダークなひずみの効いたエレクトロ・サウンド、クールなラップ。

コール・ミー・ハンドを取り入れた振り付けもイカしてる。

一聴すると流行の洋楽めいた英語交じりのリリックはめちゃくちゃスタイリッシュに聞こえる。けれど、歌詞を読み解いてみると、めちゃくちゃホットでエロい歌詞になっているんですね。

 

KAT-TUNの楽曲カバーなどを含め、セクシーな演出やパフォーマンスをすること自体は珍しいことではありません。

でも、クールな表情で歌い、スタイリッシュにパフォーマンスしながら、実は英語でなかなか直球なくらいセクシーなナイトラブを歌っている、そういうパターンというのは新しい試みなんじゃないでしょうか。面白いですね。

ジャニーズらしからぬ楽曲、という感じもしますが、逆にこういうカッコつけ方が許されるのもジャニーズたるゆえんという感じもします。

 

受話器越しの声 Make me go crazy

お望みのままCan be together, Can be together

はぐらかさないでBe my baby

もうありのままでMaking love...

 

Making LoveはSexを意味する言葉なので、紛れもなくそういうニュアンスを含ませた楽曲であるわけです。

「受話器越しの声」、要はテレフォンセックスを匂わせた歌なんですよね。

 

ただ、決して下品なそれではない。

FuckでもなくHaving sexでもなくMaking loveなんです。

美しい表現ですよね。ポルノで想像されるような下卑た営みではなく…

外出できない嵐の夜、会えない恋人たちが密やかに交わす声だけの艷やかなやりとり。

想像力だけがお互いをつなげ、目の前にいない相手を描いて、愛し合う。

声だけでつながる濃厚接触

どこにいたって繋がるよ、と彼らは歌う。

歌詞には性的なニュアンスを含めた愛し合いが婉曲的に表現されてはいるものの、もちろんもっと清純な、プラトニックな愛のメッセージとして受け止めたって構いません。

 

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この楽曲は現在のコロナ禍以前にリリースされたものです。

なので、セクシュアルな楽曲のコンセプトから考えても、もちろんまったくそのような届き方を想定してはいないわけですが……しかし、現在僕らがおかれている未曾有のパンデミックにおいて、「距離を隔てても、僕らは想像力で愛し合えるんだ」というこの曲のストーリー。

なんだか必然性のようなものも感じてしまいます。

 

今回のコロナ禍で、僕もいろんな人と会えなくなりました。

大我が出演する予定だったニュージーズに行けなくなってしまったのも辛いし、もっと身近な友人、会いたかった人と会えなくなってしまったのも悲しい。

けれど、今はそうやって家にいることがが大切な時期ですよね。

そして、今はみんなそれぞれの戦い方で生きている。全力で死線で戦っている人もいる。つらい思いをしている人もいる。

ただきっと、今回のコロナ禍は、何もかも崩れ落ちてすべてが駄目になってしまうような出来事ではないぞ、と僕は思っています。もちろん、それは僕と周囲がまだ無事でいられているから言えることなのかもしれませんが……

 

でも、ポジティブな変化もあります。世の中が大きく変わっています。

リモートワークが推進され、オンライン教育の必要性が見直され、エンターテインメント分野でもウェブを活用したいろんな配信が行われています。

国際政治的にはヒヤヒヤさせられる出来事もある。イタリアを助けなかったアメリカとEU、でもそのイタリアを中国とロシアが助けてる。スピーディーに、ダイナミックに世の中が動いています。

だから僕たちは、新たな繋がり方を考えていく時期でもある。

大切な人とは、自分で繋がり方を選んでいくことができる。

 

僕の大好きな『映画ドラえもん のび太の月面探査記』には、こんな印象的なセリフがあります。

「いつでも会えるよ。僕らには想像力があるんだから」

「いつか月と地球が当たり前に行き来できるその日まで、さようなら」

 

奇しくも、今日、SixTONESがこの「Telephone」の動画をアップロードしてくれたタイミングは、本来僕たちファンが会いに行けるはずだった静岡公演の開演時間でした。

このアップロードを通して、SixTONESはまさにそういうことを僕たちに伝えてくれているような気がするのです。

SixTONESに会えるはずだった公演を想いながら、このDance映像をみたファンはたくさんいると想います。

 

だから僕も、Telephoneを手に、想像したいと想います。

SixTONESとまた音楽を通じて愛し合える空間を。

満員のドームを。

 

いつかまた僕らが当たり前にコンサートに行けるその日まで。

【ライブレポート】デビュー後初のSixTONES単独コンサート「TrackONE -IMPACT-」【2020/01/26公演(前半)】

※後日の追記:前後編にわけたレポートの予定でしたが、諸事情で後半のレポートの公開を取りやめています。

 

2020年1月26日、福岡・マリンメッセ。

SixTONESがデビューして初となるライブを行いました!

 

単独コンサート「TrackONE -IMPACT-」

僕はこの日、昼公演/夜公演の両方に参加してきました。

当日まで横アリの時のネタバレなどは極力シャットアウトして挑みました。

横アリラストのイミレで大我が感極まって泣いた流れとか「俺たちがジャニーズJr.」で締めて涙した……くらいのことは目に入ってたけど。

なので、このレポートは本ツアー初体験となる昼公演をメインにしたレポートです(ただ、夜公演のほうがよく見えた箇所などもあるので、そういう部分での記憶が一部混ざって、内容が補完されています)。

 

1月22日のデビューからわずか4日後の日曜日。

この日はデビュー週の終わりでもありました。

その1週間は特に、目まぐるしいほどの出来事が起こっていました。前日にはCDデビュー記念と称して、全国15都市の地方局にてメンバーがそれぞれメディアに生出演するという企画が行われたばかり。

てっきりSixTONESは翌日の公演場所である福岡近郊に派遣されるのかと思いきや、髙地は秋田、ジェシーは岩手に行ったというじゃないですか。

しかも、その後、東京スカイツリーに全員が集結。

その翌日、直前リハもそこそこに昼夜2公演をぶっつづけで行うというのだから、SixTONES、なかなか容赦のない忙しさです。

 

しかし、今回の公演の過酷さはそれだけにとどまりません。

前回の『Rough "xxxxxx"』ツアーが終わり、ほぼ間髪あけずに始まった今回の『TrackONE -IMPACT-』ツアー。

8月8日、「ホール14カ所とアリーナ5カ所を巡る全国ツアー」が発表されたとき、まさか「ホールツアー」と「アリーナツアー」が2つの公演だとはファンの誰もが思わなかったと思います。

ただでさえメディア露出が増えていたSixTONES、準備期間はほとんどなかったはず。

直近では北斗なんかはドラマ出演もあった。

そんな慌ただしい中、見事に2つのツアーを作り上げたSixTONESを讃えたい。

まずは、その気持ちで一杯です。

 

一方、このデビュー初週にいたるまでは、メンバーだけでなく、ファンにとっても濃密な期間だったように思います。

すでに多くの方がブログやツイートで心境を吐露しているように、一部には今回の応援合戦に摩耗しているファンもいるようでした。

僕自身は適度な距離感を保つのがそれなりに得意だという自負もあり、比較的無理はしていなかったと思います。買う枚数は最初から決めてたし。もちろん、MVを回したりツイートしたりするのもビルボードに対して重要だと知っていました。

なので多少はアクションしていましたが、SixTONESの応援だけに没頭してたわけではなかったです。大好きなアナ雪2の2度目を見に行ったり、美味しいお店で食事をしたり、カラオケに行ったり。もちろん、カラオケではSixTONESを歌いましたが。

とはいえ、そうやって別のことで自分の機嫌を取ろうとしてしまうくらいには、主にtwitterのフィードで「VS」の苛烈さを感じることが多かったです。リツイートの激しさたるや。僕はSnow Manも大好きなので、SixTONESの応援なのに無意識にも反Snow Man的な言い方になってしまっているツイートなどがRTやいいねで回ってくると、えも言われぬ心苦しさがあり、そっとミュートで閉じたりしていました。

とはいえ、そうしたスタンス、批判したいわけではないです。「VSデビュー」という構造の中では、どんなファンでも自分なりの向き合い方を模索せざるを得なかった。「勝敗を決する」という逃れられない結末が見えているからこそ、一種の覚悟を持って「完全にSixTONES側につく→Snow Manを敵と見做す」というポジションをとることにした方もいたでしょう。それは、逆もしかり。

それは、それで、ひとつの愛、と思います。

 

そんなふうに迎えた、デビュー初週の最終日。

長い期間、メンバーもファンも激しい土砂降りの雨の中を走り抜いてきて……

箱根駅伝のコースで例えるなら、このVS期間はいわば「5区(小田原中継所から芦ノ湖)」の山登りのようなもの。

5区は8割が上りの難ルート。800m以上を駆け上がるきわめて過酷なコースです。ライバルとの戦いでもあるが、己との戦いも険しい。脚力とスタミナが必要となる特殊な区間で、ここは選手にかなりの負担を強いる難所となっています。

一方で、5区は第1部・往路のラストにして花道でもあります。

5区で山の最高地点に登り切るポイントをジャニーズJr.最後のステージとなった横アリに例えるなら、デビュー初週最終日となる福岡公演は、芦ノ湖畔と箱根関所跡を過ぎた平坦な区間

往路のゴール手前まで続く最後のまっすぐな一直線

そこは大勢の応援団が沿道にずらりと並ぶ、まさに見せ場。

苦しいながらも、晴れやかに、最後の一直線を走り抜ける姿。

 

前日まで雨雲垂れ込める空でしたが、福岡では、1月26日、奇跡的に雨がやみました。

降りしきる箱根の雨山を抜けてきた選手たちに、まるで最後の最後、雨の手を優しく緩めてくれたかのような、青空がありました。

 

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マリンメッセは海沿いの素敵な会場です。

開場前にはグッズやCDの販売ブースの他に、ツアータイトルのモニュメントが鎮座。

初の福岡公演でもあったので、今回初めてSixTONESに会えるというファンも多かったはずです。そんな期待感に胸を膨らませたファンが大勢詰めかけていて、写真を撮ったり、グッズを楽しんだり。会場に入る前から、独特の高揚感に包まれた空気を感じることができました。

 

会場に入ると、メインステージには要塞のようにセットが組まれ、細かくは見えないがなんだか巨大で無骨な骨組みだけが見える状態。

『CHANGE THE ERA -201ix-』の時を思い出し、今回はどこから登場するのかな?と同行した友人と話したりしながら開演を待ちました。

「まあ、でも、普通にメインステージからじゃない?」と友人が言うので、「そりゃそうか、他に出てくるところもなさそうだしね」と納得した僕。

 

そうこうしているうちに開演時間になりました。

暗転、そして歓声。

期待感を煽る壮大なサウンド

ステージ両サイドに用意されたスクリーンに映像――

ブラックを基調に、メンバーカラーを取り合わせ、メンバーの名前と顔が映し出される、非常にシンプルなオープニングムービー(だったようなちょっと曖昧な記憶)。

 

ムービーが終わった途端、流れ始めたのは……

切なく印象的なギターをバックに、ジェシーのセリフでした。

 

I can't get you off my mind(君のことが頭から離れない……)

I just wanna see ya(君に会いたい……)

I just want you closer(君にもっと近づきたい……)

Yeah I know(でももう分かってる)

There's no turning back(俺たち…もう、戻れないってこと)

 

Rollin’」だ……!

 

6人の「Yeah Yeah Yeah Yeah」というエモいラウドと共に、メインステージにたかれるスモーク。

やはりメインステージから登場か、と思うけれど、ステージには6人の淡い影だけが落ちていました。

あれ? 本人たち、どこだ――? と訝しんでいると、その、真上。

双四角錐柱のゴンドラが6人を載せてメインステージ真上から降りてきたのです。

でも、それだけではありません。

そのゴンドラが車輪のように360度の大回転。

そうだ、これ、リハーサル映像で見た部分だ。6人は自らの足で推力を生んでゴンドラを回転させているのです。まさに「Rollin’」しながら歌い上げる6人。

そして北斗、「君に泣いて泣いてなんか〜」の部分でシャウト!

 

SixTONES第2章、開幕だァ!!!!!!』

 

このセリフだけで涙腺が……。今回、結構北斗の煽りが色々熱かったです。

 

「消えないで

  We roll, We're rolling on, Far away baby

  (俺たちは転がり続けて遠くに行くけど)」

 

僕が「Rollin’」を聞きながら思い出すのは『CHANGE THE ERA -201ix-』のラスト。

あの「Rollin’」は苦しいくらい切ないロックナンバーでした。

僕はそのときのブログにこう書いています。

 

ああ、もうすぐこの時間が終わってしまう。

なのに、あんなに力強く激しく、声をからして、全身全霊で、歌ってる。この時間を全力で走り抜けようとしてる。

魂が、震える。

こんなカッコいい SixTONESが、いつまでも大好きだって、会場全体が打ち震えているようなそんな感覚。

なのに、今回はこの曲がオープニングなのか。

『CHANGE THE ERA -201ix-』の続きが始まるかのような不思議な錯覚がありました。

 

けれど、今回、そこに不思議と切なさはありませんでした。

力強く車輪を回す6人の姿は、むしろ余裕を感じるほどにたくましい。

歌声には明るさがある。

切ないはずだったあの曲が、「お前ら、これから楽しい時間をはじめるぞ」という開幕の曲になっている。

 

「ねぇ   I must say Love you? Oh.

  (お前らのこと、愛してるって、言わなきゃわからない?)」

 

「わかるよな?」。と声が聞こえてきそうなほど。

 

続いて、ゴンドラを降りて始まる2曲目は「JAPONICA STYLE」。

 

イントロで髙地が大我を持ち上げるおなじみの瞬間は、よく見えてなかっただけなのかは分かりませんが、おそらくありませんでした。代わりにその瞬間に特効がバァン!と鳴り、激しい演出でのスタート。

 

これが2曲目というのも不思議な感覚でした。一時期は代名詞のように歌いまくったこの曲。チェンエラではライブ中盤、特に盛り上がるポイントで歌われたこの曲。

けど、わかる気がしました。

今のSixTONESにとっては、この曲をもうメインディッシュにする必要はないんだな………

 

ちなみに衣装はSixTONESらしくギラギラした赤い新衣装。

 

そして、いつもより強めのオートチューンによるボイスエフェクトがかかったこの「JAPONICA STYLE」。

ちょっとエフェクトかけすぎでは?と思ったりもしたのですが、この後数曲挟んで前半はボイスエフェクトを多用したEDMメドレーがあるので、そのイントロダクションとしての位置付けも担っていたのかもしれません。

 

そうそう、チェンエラでもあった、ジャポ後半のセリフシーンもありました。

これはチェンエラ同様、回変わり(ガチャ)だったっぽいですね。

 

昼公演はジェシーの「ずっと一緒だよ」でした。

夜公演は樹の「福岡!愛しあって行こうぜ!!」

 

3曲目は「”Laugh” in the LIFE」。これも3曲目というのが何だか珍しい感覚。

けど、だいたいこの3曲目で、楽曲の流れというか、そういうものを感じました。冒頭の「Rollin’」からこの曲までの流れが、ぐっと楽しく明るくまばゆくなっていく感じなんですよね。

最後に「Rollin’」を持ってくると、少ししっとりするというか、切なく締める感じになるんですが、冒頭に持ってきて「”Laugh” in the LIFE」まで流れることで、テンションがクレッシェンドのようにハッピーになっていく。

花道で散り散りになって客席にもハンドクラップを煽りながら歌うこの曲。

本当に楽しいですね。

メンバーが飛びはねながら花道を歩き、一気に目が足りなくなります。

 

髙地「Everybody say Oh」客席「yeah!!」

髙地「Come with us Oh」客席「yeah!!」

髙地「楽しみ尽くす ‟今”逃さないように

 

もう歌詞全部書き出したいくらいなんですが、僕はこの髙地のパートが特に好きなんですよね。

「”Laugh” in the LIFE」って僕の中で楽曲のイメージが完全に「イエロー」で、別に髙地ばっかり目立つ曲ではないんですけど、なぜか髙地がセンターみたいな曲のイメージを持っちゃってます。

めちゃくちゃ多幸感がある。

 

そして4曲目はセンステでの「RAM-PAM-PAM」。

これは……せっかく映像があるので、見てもらったほうが早いですね。

 

 

惜しむらくは、昼公演で僕のいた位置からは、「RAM-PAM-PAM」の最初の方はあんまり見えませんでした……。

アリーナBブロックからだと、センステからスタンドの方向いて踊られると、後ろ向いてパフォーマンスする形になってしまうので、背中の方しか見えないんですよね。

もう、パンツとか1ミリも見えないw

なので、この映像はめちゃくちゃ嬉しいですね。

ただ、この動画の1:52あたりから北斗が画面から見えにくくなる辺り、僕らがいた客席の方向に北斗が来てくれてて、間近で北斗を見れたのが良かったです。

特に、今回、僕と連番した友人二人はどちらも北斗担だったので、喜んでました。

この曲に限らず、昼公演は全体的に北斗席だったことを報告しておきます。

※夜公演は樹と髙地が近めの席だったのでそれも嬉しかったです

 

そして次の曲はメンステでいよいよ新曲「NEW WORLD」。

この曲、ぜひ次回以降参戦する方は冒頭で軽い振りをちょっと覚えてほしいです。

説明難しいのですが、冒頭のカウント取る部分で6カウント取るんですね。

そこで指を1.2.3.4.5…と開いていって、6で親指をサムズアップ。

……説明が難しすぎて伝わってる自信がないw

あと、サビの「again and again」の部分、円を書くようにペンラを回す!

次も同じセトリなのかどうかは不明ですが、同じならアンコールで「NEW WORLD」が出るので、本編で一度で覚えればアンコールでしっかりできると思いますw

 

そして、この曲の真のエモさには、CDでなくライブで初めて気づけた気がします。

もちろんこの曲、歌詞が全編SixTONESの道のりを歌ってて、誰にでも伝わるくらいストレート。

なので、説明不要で本当に感動的な曲なんですが、僕がライブで何よりいいなと思ったのは、交互の歌割りで歌詞がつながっていく部分。

 

慎太郎「いつでも君がいれば 不思議と強くなれた」
五人「落ち込んだ時も」
慎太郎「一人ではないんだって」
五人「挫けそうな時も」
慎太郎「負けるわけないって」

 

上に書いた部分の歌割でいうと、慎太郎の気持ちを歌っているかように聞こえるんだけど、5人がその気持を「お前の気持ちは分かってるよ」とでも言わんばかりに声を揃えて寄り添って歌い上げていくんですよね。

ライブだと全員が横並びでお互いのことは見ずに歌っているのに、慎太郎の気持ち(のような部分)を5人が声を揃えて拾って行く。

いや泣いちゃう。

CDにはない情動を感じられた部分ですね。

※この曲がいかにライブでエモくなるのか、もう全部歌詞書き出してまだまだ説明したいくらいなんですが、どうやらまだセトリ5曲目なのに5000字超えてるみたいなので割愛しますw

 

そしてここからひとりずつの挨拶。

慎太郎が、「どうも森本慎太郎です」をひたすら繰り返してたのが印象的ですw

しまいには客席に向かって、「どうも森本~?」

\慎太郎です!/ 

いや俺らは慎太郎じゃないよw 

 

樹の挨拶は「お前らもっと声出んだろ!!」

樹ってどうしてライブの煽りになると圧が高くなるんだろう。

メンバーで一番礼儀正しくて、ファンの気持をいちばんケアしようとしてくれて、感謝を忘れない超好青年なのにねw

でも、逆に言うと、だからこそこの煽りができるんだと思うんですよね。

ここだけの樹だってことをみんなが理解してくれてるって信じてる。

そして、万が一、誤解されたって樹にはそれすら笑ってくれる度量がある。

うん、このライブならではの圧の高さもいいですよね。

そういえば、チェンエラのときの煽りも同じだったし、樹的にはこの煽りは「いつものやつ」っていう感じなのかな~と思いました。

 

ちなみに大我はお尻プリプリしてました(これで伝わるかな)。

 

で、挨拶明けは衣装チェンジ。「RAM-PAM-PAM」のカラフル派手衣装。

 

そしてつけているのは顔面半分以上を覆うイカついトゲトゲ付きマスク。

ちょ、そんな美しい顔を隠してしまっていいんか君たち……、いや……、待ってくれ……マスクつけてても格好いいって、どういうこと。 

一人ずつダンスを見せてくれる登場。

最初にセンターでジェシーが出てきて、サイドに二人出てきて……うろ覚えだけど樹がたぶん最後の方。

 

 

赤西仁くんの「Sun Burns Down」。

僕、これは今回はじめて聞く曲でした。

オリ曲続きだったので、最初は、「え、新曲かな??それとも俺SixTONESで知らない曲あった??」って思いましたw

あとからセトリをググって赤西さんの曲だと知りました。

これ、めっちゃかっこいい曲ですね!! いまYou Tube検索してMVも見たんですが映像もめちゃくちゃ格好良い。「Sun Burns Down」…太陽が燃え尽きる、みたいな意味かな? 

このフレーズが何度か繰り返されるのが印象的で耳に残りますね。

気に入ったのでiTunesで探したけどこの曲はなかった……(´・ω・`)。

(これ、iTunesで「SixTONES」って検索した人も同じような気持ちなんだろうな……)

 

twitterで「喰種マスク」って言ってる人がいて、そうそうそれ!って思いました。「東京喰種」のあの、顔面全体を覆うようなマスク。それをつけたり外したり、口元だけ見せてくれたり……というパフォーマンス。

完全に捕食モード。

ここですね、特に髙地が良いです。

あ、間違えました。髙地じゃないです、優吾です。

さっきまで挨拶で「少しおとなになったかな」とかいってた髙地くんはいません。

ゴリゴリにかっこよく色っぽく煽る優吾。

これぞ「優吾しんどい」。次参戦する方はぜひ表情に注目してみてください。

 

そしてその優吾モードからの優吾ボイパ。

RIGHT NOW~Battery~THE D-MOTION」のEDMメドレー。

ライナウはチェンエラのときと同じ演出…だったかな? メンカラのライトが全員にそれぞれあたって光る演出。これは少クラでも見た気がする。

そうそう、Sun Burns Downの時点から感じていましたが、この辺を中心に、歌詞の英語率が高いですね。まあ、元々SixTONESが選ぶ曲ってそういう傾向強いんですが、Batteryなんかも全英語ですしね。

やっぱり、世界を意識している影響が強いのかな。

英語の楽曲にある独特の格好良さが似合うというのもあるけど、さらにこのEDMサウンドが輪をかけて洋楽EDMテイスト感があって気持ち良い。

SixTONES、全員めちゃくちゃいい声なのにもったいないくらいガンガンにボイスエフェクトかけちゃう。Dモとかね。でもそれがいい。

 

続けての「KEEP GOING」も英語の比率が高いし。この曲は「Rough "xxxxxx"」でも歌っていましたね。

※ただ、申し訳ないんですが、この辺、ちょっと記憶が曖昧です……。

たぶんトロッコ曲だった? 双眼鏡除くのに必死だった気がしますw

あ、そうそう鏡持ってました。メンカラのライトがメンバーにあたってて、それを鏡で反射させて…っていうのをやってましたね。

 

そして、みんな大好き「この星のHIKARI」。

▽過去ライブ映像ですがせっかく公式の映像があるので貼っておきます

 

この曲はライブに入れてほしい楽曲の上位ですよね。

イントロの「wow wow wow yeah〜」は勿論、スト担みんなで歌う大合唱が最高。

これはもはや新規スト担必修の課題曲。

で、この曲はトロッコでメンバーが回る曲だったのですが、曲始まるときに樹から「みんなペンライト消して~」という指示が。

そしてそのあと、樹がせーの!って言ったタイミングで、メンステ側から順番に光らせてく演出。これがめちゃくちゃ綺麗だし、楽しかったです。

あのペンラって消したあとつけたら赤になるんですね。

チェンエラのペンラ持ってる人も多かったので、赤オンリーじゃなかったけど、順番についていくペンラで会場がぶわっと光っていくの、赤が多めの感じで不思議な光景でした。綺麗でしたね。

 

次が「喜びの歌」。ここもまだトロッコ曲だったかな。たぶん。

ロッコ曲はチェンエラのときもそうだったのですが、基本ステージを見ないでずっと双眼鏡覗いてしまうので、だいぶ記憶が飛んでます。いわゆるガチャ(回変わり)のセリフ部分があったっぽいのですが、記憶から飛んでますね……。

調べてみたら大我が「止まらねえぇぇ!」って叫んだみたい。

すみません…この曲は記憶がだいぶ曖昧です。

 

今回、僕はアリーナの真ん中あたりの席だったのでトロッコファンサはほぼご縁がなかったですね。

夜公演はスタンドだったんですが、でもトロッコからはちょっと離れたところで。

残念ながらファンサとは無縁の席でしたw

よく見えたのでいいんですけどねw

 

ようやくスタトロからメンステに全員戻ってきての「IN THE STORM」。

ペンラをここぞとばかりに振る!!

ロッコには縁がなかったものの、メンステを肉眼でしっかり見れるアリーナだったのはやっぱり良かったかな。

本気でテンションがあがる曲ですよね。何度聞いても好き。

 

このへんで思い始めたんですが、今回、案外オリジナル曲ばかりって感じではないんだな~と感じました。

ここでようやく「IN THE STORM」は聞けたんですが、この時点で前半は終了です。

このあとがMC。

 

ともすればオリジナル曲だけでもツアー組めちゃうくらい、SixTONESにはすでにたくさんのオリジナル曲があるのに、今日、まだ「Hysteria」も「NIGHT TRAIN」も「Brave Soul」もやってない……。

今までは先輩の曲を色々と歌ってきたSixTONESですが、デビューしてもそこはあまり変わらないのでしょうか。

SixTONESにハマるまでジャニーズを知らなかった僕には、そのへんあまりわからないのですが……。

デビューしてしばらくしたらオリジナル曲ばかりになるのかな?

だとすれば、今のうちに先輩の曲を歌っておくのはいいのかな?

「Sun Burns Down」を聴けたのは良かったな。

 

→続きはMC挟んで後半の記事で。