田中樹くんに贈るバースデーファンレター 〜24歳の誕生日、おめでとう〜
樹、24歳の誕生日おめでとう。
僕は君よりも8つも歳上のオトコではありますが、
SixTONESと共に成長していく君の姿をとても楽しみに応援させてもらっています。
ファン心から生まれる愚かしさだと笑う方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は田中樹くんの存在が、SixTONESの音楽的な支柱になると考えています。
横浜アリーナではじめて君の生歌を聴き、ソロのRapを聴いた時、魂が震えるような感覚を抱いた事を覚えています。
僕は本格的なHiphopへの造詣は浅いし、Rapのなんたるかを知っているわけではありません。
それでも、今まで耳にしたことがないほど切ないサウンド。
このRapで横浜アリーナを、そして世界をとらえていくんだという心意気。
それらが、とにかく素晴らしいものであるように感じられたのです。
実に格好良かった。
すさまじくオリジナルなものであるように僕には感じられたのです。
そもそもオリジナリティとは何なのか。
もしかしたら何かのへのリスペクトやインスパイアからはじまるものなのかもしれない。
けれど、ジャニーズとして、SixTONESとして、新しい世代のミュージシャンとして、僕らに対して同時代的に与えてくれる衝撃は、決して他とは性質を異にするものだと言い切る事が出来ると思います。
僕はそれをオリジナリティと呼びたいと感じています。
……とはいえ、本当はもう少し具体的な話をしたいところです。
ですが、君の音楽のいったいどの部分にオリジナリティがあり、他のアイドルやラップとどのように違うのか、筋道だてて語る事ができるほどに、僕には専門的なボキャブラリーがありません。
よしんば、それを語る力が僕にあったとしたって、そういう説明はいささか理屈的にならざるを得ないし、そんな説明だけを聞いた方にはぴんとこないだろうと思います。
ただ、少なくともあの日、横浜アリーナで、もしくは大阪城ホールや宮城のセキスイハイムアリーナで、君の音楽を聴いてくれた方には通じるでしょう。
聞いた方にはきっとわかる。
あの大きな会場をブルーに染め上げた君のソロコーナーが、どれだけ強烈ですさまじいものであったのか。
僕は未来において、SixTONESが音楽的にもっと高く評価される時代が来るだろうと予想し、またそのような期待を持っています。
今はまだ原石だと歌う君たちのことを、その光が広く見いだされないうちに、見つけられたことをとても嬉しく思っています。
「ジャニーズJr.なのに」と今は言われてしまうのかもしれません。
けれどどうか気にしないでください。
今ファンとして君たちの光を見出している、
僕たちに、それを誇らしい事だと感じさせてください。
今日では社会に広く親しまれるBeatlesだって、初期は多くの大人たちから鼻白んで思われる存在でした。
そもそも芸術的なものとはそういうものです。
大仰な例を持ち出してみるとするなら、ゴッホやマーラーも同時代的な評価は得られなかった。
もちろん、そのような芸術家たちのように、君たちが死んでから評価されるなんてことには、させません。
ファンとして、君たちのもっとも輝かしい瞬間に、輝かしいステージに立てるように、いっそう応援していきたいと思っています。
ですから何にも惑わされず、アイドルとして、ジャニーズとして、君にしかできないRapで、これから世界に挑んでください。
デジタルに放たれたジャニーズの新世代。
その最前線を走るSixTONESのメンバーとして戦っているラッパーは、世界にたったひとり、君だけです。
それは、同時代の同世代のどんなラッパーにもできない戦いです。
世界に飛び込むBlueを、僕はこれからも応援しています。
Happy Birthday.