飛び込むBlue

終わりはまだまだ遥か先の方だ

土曜の深夜、午後十一時半。「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」が今、一週間の中で一番楽しい。

土曜日の深夜11時半、パソコンでラジオを聞くのが僕の習慣になりました。

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SixTONESオールナイトニッポンサタデースペシャ(通称:SixTONESANN)を聴くために、パソコンの前に陣取るのです。お風呂に入って、歯磨きをして、パジャマに着替えて、寝る準備は十分。

グラスに飲み水だけ用意して、twitterの画面とradikoのページを両方開く。

iPhoneでなくパソコンを使うのは、実況ツイートをしたいから。僕はスマホの入力が遅いので、どうしてもTwitterをしながらやろうと思うと、パソコンで入力しながら聴くのが一番やりやすいのです。でもたぶん少数派でしょう。スマホで聞いている人が多い気がする。

ちょうど時間が近づくと、タイムラインがソワソワとしだして、フォロワーさんたちも同じような動きをしはじめるのが分かります。

「SixTONESANN待機」「始まる前にお風呂入ってくる」「準備できた」「今日は誰かな」「なにか情報解禁あるかな」「今日は誰が出るかな」

SixTONESANNのリスナーは、「リトルストーン」と呼ばれています。オードリーの若林さんが名付け親。時間が近づくと、リトルストーンたちのつぶやきが、タイムラインにわらわらと増えてゆく。真夜中の空の向こう側に、同じことをしている人たちがたくさんいるのだなぁ、と思う。

おもいおもいにゆったりくつろぎながら、イヤフォンに耳をすませ、番組が始まるのを待っているのがわかるのです。なかには布団の中にはいって、スマホとイヤホンで聞いている人も多いでしょう。

つながっているのは耳とTwitterのタイムラインだけなんですが、リトルストーンはそれぞれの心のうちで、みんな、ニッポン放送有楽町のスタジオを想像しながら聞いているのです。

SNS時代におけるラジオというのは不思議なメディアだなと思います。家族と暮らしている人は、テレビを家族と楽しむ。YouTubeTikTokが好きな若者は、電車や家で好きな映像を楽しむ。

でも、ラジオは、ゆるくつながったリスナーたちと聴くのです。

SixTONESANNの場合ならば、リトルストーンたちと。

 

僕がこのラジオを聞いていて心地よいのは、アイドルファンだけを向いたラジオになっていないところです。

番組がはじまった当初から、リスナーはメインパーソナリティの田中樹を「なぁ田中」呼ばわり。明らかにアイドルとしてのSixTONESのファンではないラジオリスナーたちから、disられる&イジられるのはいつものこと。

組み合わせとして面白いのが、たとえば京本大我との組み合わせで、おぼっちゃまである「京本さん」には、なぜかリスナーも甘くて優しいんですね。明らかに京本大我のほうがおかしいことを言っていても、最終的には樹が悪者になり、disられてしまう流れ(笑)。

それを本人含めて面白がっているのが、心地よいんです。

グループとしての楽曲のオンエアなど、ファンを楽しませるようなコーナーも行いつつ、かといって内輪向けにしすぎず、良い塩梅でリスナーをチームに巻き込みながら丁々発止のトークを進めていくのがとても楽しい。

僕は大学受験の時なんかに、深夜ラジオを聞きながら真夜中ひとり参考書と向き合って勉強をしていたんですが、そのころのことを思い出しますね。なんとも言えない懐かしさと、青春時代への愛着をかきたてられるような感覚があります。

 

いま、ラジオを聞いている人って増えているんですって。

 「オールナイトニッポン」は54年目を迎えた今年、これまでの長きにわたる歴史の中で、今、まさに絶頂期にあるのだそうです。radikoの普及とSNSとの相性など、取り巻く環境のさまざまな変化の中、21世紀最高の広告収入を叩き出しているんだそうで。

だからこそSixTONES――とりわけ、メインパーソナリティである樹にとっては、願ってもない追い風、素晴らしいチャンスの場なのだろうなと思います。

最近、つくづく思うのですが、「続ける」ということは本当に尊いことです。どんなに心のうちでは自分の変化を願っていても、日々粘り強く続けるということをしなければ上達はせず、実際に繰り返すということをしなければ進歩というものはない。

樹は、SixTONESの中で「回し役」「トークの中心になる」「司会をする」といった役回りをしようと決めて、グループでのYouTubeなどでもそのポジションを率先して担ってきました。それは彼が「続けて」きたこと。

それがいま、ラジオのパーソナリティという形で生かされ、さらに「オールナイトニッポン」という大舞台・最前線で活かされている。これはファンとしては本当に嬉しいことですね。

 

でも、「オールナイトニッポン」の中で言えば、SixTONESは――田中樹は、パーソナリティとしてまだまだ新参者でもあるんですよね。同じ土曜の枠を担当しているオードリーのお二人や、長寿番組であるオールナイトニッポンを長年盛り上げてきたスタッフの皆さんの力を借りながら、これからもっと多くの人に聞かれるような人気番組を目指していくのだと思います。

個人的には、今後はもっともっとぜひパーソナリティ同士のコミュニケーションも起こるといいなぁ……と思っています。オードリーさんとのつながりがもちろん一番活発ですが、オールナイトニッポンにはいろんなパーソナリティの方がいらっしゃいますし、いろんなコミュニケーションやコラボレーションを期待したい気持ちがあります。

先日はオールナイトニッポンZERO木曜パーソナリティの水溜りボンドさんが、ラジオ内の発言にリアクションをくれていたり。ファンであると公言しているCreepy Nutsさんとのコラボなんかもまたいつかあったらいいなぁなんて。

ファンとしても夢が広がります。 

 

なんだか今日は少し話がまとまらないブログになってしまいましたが、僕がSixTONESANNに関していま一番言いたいことは、このツイートに凝縮されているので、それを貼って締めたいと思います。