飛び込むBlue

終わりはまだまだ遥か先の方だ

推し事から離れて約一ヶ月。今日からブログを毎日更新にします。

こんにちは。こんばんは。しぐれです。

 

前回ブログを更新したのはシン・エヴァの記事でしたが、あれが28日前。

さらにさかのぼって「僕が僕じゃないみたいだ」を更新したのが42日前。

 

僕の中では「もうそんなに前か」って感覚。

最近ではTwitterでも低浮上になってました。

でも、安心してください。

これは担降りブログじゃありません。降りてません。全然降りてません。

SixTONESのこと、僕は大好きです。応援しています。これからも応援し続けます。

 

でも、心境の変化と環境の変化がありました。

今日はそれを告白します。

 

僕のブログは、SixTONESのことばかり書いてた。だから、SixTONESに関する文章を読みたくて、読者登録してくださった方が多いはず。

でも、今日からこのブログはSixTONESのことだけを書くブログではなくなります。こういうと、やっぱじわじわ担降り? みたいに誤解されるかもしれないんだけど、そういうわけじゃないんです。

このブログは「SixTONESのファンである自分の思いを書くブログ」として運用を続けます。これからもSixTONESのことは書くし、なんなら多分頻度はあがります。「Coffee & Cream」の和訳とかも本当は書いてあるのので近日公開します。

今日のブログも、SixTONESに対する思いを書くブログであるという意味ではあってます。

 

みなさんは、客としてではない形で「推し」に会いたいと思ったこと、ありますか。

僕はあります。

 

実は……今日はじめてブログで告白しますが、

ほんとうにほんとうの、僕の一番最初の「推し」は、

嵐の「二宮和也」くんでした。

 

そのころの僕は、田舎産まれの田舎育ちで冴えない少年でした。

本を読むのが大好きで、図書館に通い詰めてた。

いつか「小説家になりたい!」という漠然とした夢を持ってました。

でも、文章力も無ければお話をまとめる力も持ってない。ただただ「こんなお話が書けたら良いなあ」と妄想する毎日。

一念発起して文章を書き出してみるものの、うまくいかずに投げ捨ててしまう。

そんな田舎の少年は、あれよあれよという間に成長し、気づいたら高校生。

進路も決めなきゃいけないというのに、ずーっと夢見がち。

 

そんな高校三年生を迎える前の春休み。

僕の家の近くにあったレンタルビデオショップが、閉店することになりました。

閉店セールでレンタルビデオが激安に。

そうだ、小説を書くには映画を見て勉強するのがいいかもしれない!

そう思った僕は、大量の映画をレンタルしてきてきたのです。

春休み、家に引きこもって大量の映画鑑賞。

 

当時、我が家は引っ越しの真っ只中。

といっても同じマンションの低層階から高層階への引っ越し。

賃貸から持ち家への引っ越し。

引越し業者を頼むでもなく、自分たちでじわじわ荷物を運び出していた我が家。

当時我が家にはテレビが2台あり、そのとき、新しいテレビは新居、古いテレビはまだビデオデッキとともに旧居にありました。

僕は、家族が新居で過ごしている中、旧居のテレビでひとり映画を見まくることにしました。

 

その中に、「青の炎」と「ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY」がありました。

「青の炎」は僕が大好きな貴志祐介さんの作品の映画化。すごく忠実な映画化というわけではなかったんだけど、すごく良かった。悲しい主人公、あのラストシーン。心を揺さぶられたのをとても覚えています。

そして、青の炎の主演だった二宮くんに、ああ彼すごくいいなあ、好きかもしれないなあ。という気持ちを抱えながら見始めたのが、「ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY」です。

大人の階段を登っていく少年たち。不器用でも、しんどくても、俺たちはおとなになっていく。そんな感じの青春ストーリー。

物語の最後、二宮くん演じるタクマは海外に飛び立つのですが、“LIFE IS HARDだけどHAPPY”というメッセージを残していくんです。

僕が衝撃を受けたのは、このフレーズと、この映画の最後のエンドロールでした。

 

はっ、と思い至ったんです。

「あれ、たぶん、この人たち、僕とそんな年齢かわらないよな。

 青の炎で17歳だったもんな」

(本当は二宮くんは僕の3つ上なんだけど、そのこときは年齢も知らなかったので)

 

同い年なのに。

僕は田舎のマンションの隅っこでレンタルビデオ見てる。

僕が小説書きたいなあとか思ってウダウダしている中で、この人達はこんなすごい映画を仲間たちと作ってるんだ。

そう思いながら、映画を見終わって、最後のエンドロールを見てました。

テレビ画面のこっち側、そして向こう側。

エンドロールに流れていくすべての名前は「向こう側」の人たちの名前なんだ。

 

気づいたらボロボロ涙がこぼれていました。

青春コメディ映画を見たあとのはずなのに。

僕はエンドロールを見ながら、思ったのです。

僕は嵐みたいにかっこいいわけじゃない。

俳優やアイドルなんて目指したいわけじゃない。

けど、でも、このエンドロールに名前が乗るような人になりたい。

 

スタッフや脚本家は名前だけで、映像なんてなにもないけど、その「向こう側」には、きっとスタジオがあって、テレビ局があって。スタッフさんやタレントさんが会話して、一緒に仕事をしているんだろう。

この画面の「向こう側」、「どこか」の場所で。

きっとどこかで。

 

「向こう側」の世界に憧れを持ったことのあるヲタクは少なくないと思うんです。

もしかしたらキラキラしたその世界に実際に足を踏み入れたヲタクもいると思う。

テレビ局、ラジオ局、劇場、レコード会社、制作会社、芸能事務所、映画配給、出版社、ヘアメイク、衣装……そこにはたぶんいろんなアプローチがある。

「いつか仕事で、すれ違うだけでも良い、推しに会えたら」

そんな思いを持って働いているヲタクって結構いるんじゃないかな。

もはやそれは芸能関係の仕事でなくたっていいかもしれない。

テレビ局の近くのオフィスのOLや、ロケで来そうな街のパン屋でもいい。

 

これは、客として「会いたい」とはたぶん全く別の感情。

歩んだ道の先で、自分が頑張って働くことを決めたその道の先で、

うっかりどこかで人生が交わったら。

ほんの少しでいいから、どこかで交わりがあれば。

「ずっとファンだったんです」

その一言を、伝えることができたら。

そうしたら、どんなにしんどい仕事でも報われる気がする。

そんなふうに思うヲタクって、いるんじゃないかなって思うのです。

まだ学生さんのファンだったら、

なおさら、進路を考えるときそう思うんじゃないかな。

 

ただ、その後、大学受験、大学生活、社会人へという歩みの中で、

僕の進路はいろいろと変わっていってしまいました。

二宮くんに対する思いも薄れていってしまいました。

社会の中で、心が、余裕が、精神が、すり減ってしまったんです。

 

ただ、それでもずっと、「小説家になれたら」――

という思いを僕はどこかどこかで捨てずにいたんです。

「もう少年ではなくなってしまった」

「夢を描くのは諦めた」

冴えないサラリーマンをしながら、

面白くもない仕事、消費されていく毎日。

平気なふりはしてた。

けど心のどこかで、たぶん本当は悔しかったと思う。

辛かったと思う。

 

そんな中、SixTONESに出会いました。

Jr.チャンネル時代から追ってきました。

念願のデビュー、そして4枚のシングル、アルバムのリリース。

 

彼らを応援する中で、僕の気持ちは、

「彼らの行く末を見たい」

「彼らを応援したい」

「彼らに着いていきたい」

「彼らを尊敬する」

「彼らのように自分もなりたい」

「いつか彼らと…」

 

というふうに変わっていったんです。

「うやむや」がリリースされたとき、

僕は「うやむや」の力を借りて、一本の短編小説をカクヨムに掲載しました。

正直に言うと、満足のいく出来ではなかった。

それに、SixTONESの力を借りすぎました。

でも、ちゃんと人に読んでもらう小説を書けました。

僕にとってはこれは大きな進歩でした。

 

あの小説がだいたい2万字。ブログはいつもだいたい3000字から5000字。

ネット小説では書籍化を目指すときに、よく10万字というラインがあげられる。

2万字を書けたことで、「10万字書き上げることも、諦めなければ絶対ムリな目標じゃない」って思えました。

そしてそのモチベーションの根底に、SixTONESとの出会いがあります。

僕はSixTONESにたくさんたくさん元気をもらった。感動をもらった。

SixTONESと歩んだこの約2年があったから、もう一度夢を見たいと思った。

いつか自分の書いた仕事で、SixTONESに…と思うようになりました。

 

もうここまで来ると「会いたい」とかとはもう違う気もしますが、

もう、ほんの少しでも憧れの存在に近づけたら、

僕はもう直接会えなくたって良いんです。

 

いまの僕の目標は、自分の小説をいつか出版して、

SixTONESの雑誌と僕の書いた本が同じ書店に並ぶこと。

 

近い棚なら最高。

店頭で、自分の本が並んでるところと、彼らの雑誌が並んでるところを、

同じ画角におさめて、写真を一枚撮れたら、もう僕はそれだけでいい。

たぶんそれだけで夢がかなったって思える気がする。

 

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――というところまで自分語りをさせていただいたのですが、

ここからが今日のブログの本題です。

今日からブログは毎日更新になります。

が、ブログの話題はSixTONES一色ではなく、「自分の気持や考え」を書き残していく場所にしようと思っています。

そのなかでSixTONESのことを書くことは続けると思います。

ただ、全部の話題がSixTONESというわけではなくなります。

「推し変」はいっさいしていないので、他のグループの話題が中心になるとかではありません。

これからは、このブログは単なる僕の「個人ブログ」だと思ってください。

サブブログを2つ立てていましたが、こちらは削除します。

 

最近、実は僕は、SixTONESの活動をすべて追うことをやめました。

断じて言うけど、飽きたわけでも嫌いになったわけでもありません。

いま語った夢を叶えたいから、そのために時間を使いたいからです。

最近のSixTONESが、いろんなテレビ番組やら何やらに出ていることは知っています。

ライブレポも見かけてちょくちょく読んでいます。

それでSixTONESにたくさんファンが増えてくれたら良いなあと思っています。

新曲はこれまで通り全形態買うし、SixTONESANNも週1で聞こうと思ってるけど。

でも、「SixTONESの全コンテンツを追いかける」のはやめました。

 

熱心なファンとは言えなくなるのかもしれないけど、

僕の中ではむしろ逆で、これはこれで超熱心なファンのつもりです。

いつか推しの本と自分の本が同じ棚に並んだら死んでもいい。

そう思ってる激重ヲタクです。よかったらこれからも読んでください。

 

そして、今日聞きたい曲はこれです。ぜひ一緒に聞いてください。

SixTONESで、「ST」。