アラブ系のファンタジーを書こうとしています
アラブ系のファンタジーを書こうとしています。
単純に好きなんですよね。アラブ的世界観。
まず、なんと言ってもディズニーの「アラジン」が好き。千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)を元にした名作。完璧なアラブ的世界観というよりは、西洋の視点がまじったアラブ系の物語だけど、逆にそこが好き。あの作品で僕の中でアラブ系ファンタジーの世界観は決まったみたいな感覚がある。
で、古川日出男の「アラビアの夜の種族」も好きなんですよね。あれはもう完全に書痴というか、ガチの活字中毒じゃないと読めない幻惑の書なんですが、まあやっぱりいいですよね。古川日出男の作品の中でもかなり上位に好き。サウンドトラックとかベルカとかあのあたりと並べてかなり好きな本ですね。でも、あの言葉遣いはちょっと古川日出男過ぎて、僕がやりたいこととは違うんですけど。
古川日出男とアラジンのあいだくらいの、柔らかさもあるし硬さもあるみたいな、うまくいえないけどぼんやりとアラブ的ファンタジー世界観を楽しめるファンタジーが書きたい。
中華系ファンタジーでめちゃくちゃ売れた「薬屋のひとりごと」っていう作品があって、まあ読んでないんですけど、でもすごい賢い作品だなと思ってて。「なろう」の城跡で言えば、「売れない」と言われているようなところを突いたジャンルの作品なんですけど、ちゃんと売れてるんですよね。
で、この作品みたいな戦い方というのは、決して邪道ではなくて、実はものすごく正道なんじゃないかという感覚を今持っています。
執筆のときのBGMは「Lemonade」です。ぴったりなんですよね。
僕も頑張って小説を書こう。