飛び込むBlue

終わりはまだまだ遥か先の方だ

30代男性、モーニング娘。のファンだった僕が、ワクワクしながらSixTONESを応援するようになった話。

32歳。間違いなくおっさんです。

 

そんなおっさんが、寝ても覚めてもとある男性アイドルのことを考えるようになった話をします。

 

SixTONES(ストーンズ)。

ジャニーズJr.の、まだデビューしていないグループです。

 

きっかけは、YouTubeでたまたま急上昇にあがった動画を見たこと。

動画を追い続け、気がつくと夢中になっていました。

めちゃくちゃかっこいい。そして、面白い。

でもそれだけじゃ、この気持ちを説明できない。

 

応援したいーー

彼らの行く先を見てみたいーー

 

そう思わせてくれる何かが、SixTONESにはありました。

この感情は何だろう。

まさか、30を過ぎて、男性アイドルにこんな感情を抱くなんて思っていませんでした。

なんとかその熱狂の理由を説明したいので、まずはこの動画をみてください。

 

改めて言いますが、彼らはジャニーズJr.。

そしてデビューしていないグループです。

 

ジャニーズの新人アイドルと聞いて、

僕が思い浮かべるのは、

声変わりもしていないような幼い少年たちが、

アイドルらしくキラキラした衣装で、

その中性的なルックスを武器に、

甘ーい愛の歌を歌ってみせる。

そんなイメージでした。

 

そんなイメージとは大きくかけ離れたこの激しいダンスパフォーマンス。

個々のダンススキルの高さだけにとどまらず、

軽やかに見せつつもめまぐるしく変わるフォーメーションを見事にこなすチームワーク。

気がつくと何度も再生し、この曲とダンスにハマっている自分がいました。

 

そして驚くべきは、ミュージックビデオのために振りつけられたこのダンスを、

彼らはその撮影3日前、たった1日の練習で完成させたということ。

 

そして公式の動画がないなか申し訳ないのですが、次にこの曲を紹介させてください。

 「Hysteria」。

楽曲そのものの格好良さにも強く惹かれると思いますが、

なんといっても、新人とは思えない卓越したヴォーカルパフォーマンス。

 

でも、それも彼らの経歴を聞けば、納得がいくものでした。

新人なんかじゃなかったんです。

 

髙地優吾   2009年ジャニーズ入所
京本大我   2006年ジャニーズ入所
田中樹   2008年ジャニーズ入所
松村北斗  2009年ジャニーズ入所
ジェシー  2006年ジャニーズ入所
森本慎太郎  2006年ジャニーズ入所

 

約10年ー

それは、後輩たちがデビューするのを横目に、彼らが下積みを続けてきた年月です。

 

僕はこれまで知らなかったのですが、ジャニーズJr.には、

グループを作ってもらえても、デビューできず、

デビューする他のグループのためにメンバーが入れ替えられ、

解散してしまうようなグループが数多くあるのだそうです。

 

例えば、松村北斗と髙地優吾が所属していたB.I.Shadowもその一つ。

これを解体して作られたのが今のSexy Zoneでした。

 

新人アイドルとしては彼らも決して若くはない年齢ーー

若くてフレッシュなメンバーで構成された、

後輩のSexy ZoneやKing & Princeがデビューしていく様子を、

SixTONESのメンバーはどれだけの焦りと、悔しい思いで見ていたでしょうか。 

 

ダンスも歌も、決して彼らに劣らない。

積み重ねてきた実力があるにもかかわらず、

若くてフレッシュなメンバーに先を越され、

デビューさせてもらえない、そんな状況だったわけです。

 

そんな状況の中、昨年、ジャニーズはある実験的な試みに乗り出すことになります。

それが今年の3月21日、YouTubeでのジャニーズJr.チャンネルの開設。

 

これが彼らに大きなチャンスをもたらしました。

 

メンバー同士で仲良くドライブに行く企画や、

 

 

過去のライブ映像。

 

こうした映像をYouTubeに毎週投稿を続けた結果、どうなったか?

彼らSixTONESの動画の再生回数だけが突出して多くなるという現象が起きたのです。

 

ここから、メンバーたちにとって予想だにしなかった展開が始まります。

 

この動画再生回数にYouTubeの運営が注目したことで、

SixTONESに大きなチャンスが舞い降りることになるのです。

 

YouTubeキャンペーンへの日本初の大抜擢。

メンバーには10年間積み上げてきた想いがあったんだと思います。

この動画で、

日本初の抜擢だと聞かされた田中樹が、

思わず顔を覆って涙ぐんだシーン。

僕はこの瞬間に心を掴まれました。

 

さらにキャンペーンでのMVを滝沢秀明がプロデュースすることが決定し、

初のミュージックビデオ撮影や初の巨大広告撮影を実施。

彼らの元に次々と今までにないような仕事が入ってきます。

 

 

 

ミュージックビデオは公開するやいなや公開初日に100万回再生を記録し、

さらには初の公開YouTubeラジオを生放送で配信することが決定。

 

キャンペーンのプロモーションを通し、

今までのジャニーズJr.にはなかった新たな仕事を

彼らは怒涛の勢いでこなしていきました。

 

そしてついに去年の12月、

彼らは、デビュー前にして、

ジャニーズ主催ではない、

アウェイな場である大きなステージ、

YouTube fan Festaのステージにたちました。

 

 

僕はこの2ヶ月間、YouTubeを通して、

彼らのかっこよさや面白さを

たくさん知ることができました。

 

でも、ただ「カッコいい」「動画が面白い」だけなら、

単に鑑賞して楽しむだけでもよかったはずです。

 

どんなにカッコ良くても、

好きなアーティストのひとつ、

にしかならない場合だってあります。

 

それが「応援したい」

「ファンとしてこの先の彼らの活躍を見たい」に

変わったのは、どうしてなのか。

 

実は、ここまでの流れを振り返って、

自分がここまで熱狂している感情を振り返ってみたときに、

「そうだ、あのときと同じだ」と思い当たるものがあるんです。

 

それは、かつてのモーニング娘。です。

 

具体的には、ハロプロがYouTubeによる動画配信を始め、

道重さゆみリーダー期に移行したころの熱狂です。

 

似ても似つかない存在だとお思いになる方も多いかもしれません。

でも僕は、SixTONESに限りなく似た熱狂を感じているんです。

 

AKBやももクロの成功で世間やテレビなどからは見向かれなくなっていたモーニング娘。ですが、

当時、コンサートを年間数百こなしていた彼女たちは、

同世代のアイドルと比べても、

眼を見張るようなパフォーマンスを

身につけていたんです。

 

パフォーマンスに磨きをかけた姿や、

与えられたさまざまな仕事を懸命にクリアしていく様子を、

当時の彼女たちはYouTubeから

たびたび配信してくれました。

 

2013年以降、当時は毎週決まった時間に、

ハロ!ステというYouTube番組が配信されていたんです。

高難易度のフォーメーションをみせる

ダンスリハーサルの動画や、

レコーディングに挑む彼女たちの様子。

 

道重さゆみがリーダーになり、

YouTube配信をうまく活用するようになってから、

世間の注目が彼女たちに向き始め、

モーニング娘。の復権、

再ブレイクと言われるような躍進に

つながっていきました。

 

世間に知られていなかっただけで、

今のモーニング娘。はすごいんだ、

だから、

世間のみなさんに

今のわたしたちをもっと知ってほしい。

リーダーの道重さゆみは、

今のモーニング娘。を知ってほしい、

ただただ、そう繰り返し訴え続けました。

 

これが、なんだか今のSixTONESとダブるんですよね。

きっとワクワクさせてくれる、

そういう期待感が、

彼らにはあるんです。

 

SixTONESを通して、

僕にとってアイドルは、

夢を叶えてくれる存在だったんだ、

と改めて気づくことになったような気がします。

 

昔からキラキラ華やかな芸能界で歌って踊る人たちが大好きでした。

容姿には恵まれなかったし、それを超える勇気も持っていなかったので、

芸能界に自分で入るなんてことは考えもしませんでしたが、

そこに挑み、頑張る人たちを応援することで、

なんだか一緒に夢を叶えてもらっているような気分になれるんです。

 

ごくごく普通のサラリーマンとしての人生を歩み、

大きな夢を叶えることなんてできそうにはない、

そんな僕には、その日常をワクワクさせてくれる、ドキドキさせてくれる、

そういうアイドルの存在が、本当に大切なものだなと感じます。

 

少し話が変わりますが、

同じように応援してきた存在として、

三浦大知くんというソロシンガーがいます。

ご存知かとは思いますが。

ほぼ同年代である彼の音楽に、

ソロデビューシングルで射抜かれ、

それから13年、ずっと応援させてもらってきました。

近年、ようやく彼が世間からも

認知、評価されるようになったことは説明もいらないと思います。

武道館、横アリ、代々木と会場もランクがあがってゆき、

こんな大スターになったんだな、と感動で胸がいっぱいです。

 

是非SixTONESに、

僕はそういう夢を見せて欲しい。

 

そしてさらに、欲を言えば、

彼らが挑むのは世界であってほしい。

いま、世界の男性アイドル市場を席巻しているのは、

BTSやSHINeeなどのKPOPアイドルです。

そこに挑めるポテンシャルが

彼らにはあると思っています。

 

いまはまだ原石なのだとしても。

ブログはじめました

ハロヲタだけど、男性だけど、30代だけど、ひょんなことからSixTONESにどハマりしてしまいました。

 

どんな風に応援していくのがいいだろう。

ひとまずブログをはじめてみるのが良いのではないかと考え、ブログをつくってみました。

 

いろいろ書いてみよう。

気楽に書きます。