飛び込むBlue

終わりはまだまだ遥か先の方だ

自分の書きたいものが違うことに気づいた

小説を書くのがものすごくスランプ続いてて。

ずーっと自分の書きたい物語構造についてずーっと考えていたんだけど、ようやく書きたいものが違うからかけないんだということに気がついた。

僕は「謎が解かれて明らかになる」物語を書きたい人なんだ。「主人公が何かを目指してひたむきに頑張る」作品に感情移入できるからそういうものを書いたほうがいいのかなと思っていたんだけど、そのタイプの物語に関して僕は「その物語の終着点はどこなんだろう?」とここ最近ずっと悩んでた。

だって、人は何かを目指すけど、その先にあるゴールって何? ルフィだってもう何年も海賊王を目指してるけど、いまだに海賊王になってない。嵐はトップアイドルを目指してトップアイドルになって解散したと思うけど、各メンバーの人生は続いてる。人生の目標ってたったひとつじゃないよね。SixTONESだってデビューを目標にしてた時期はあったけど、いまはその次のステップを歩んでる。

てか別に目標なんてなくても、そのときそのときで、表現したいものを表現したり、いたい人と過ごしたり、知りたいものを知ったり、新しい発見をしたり、そういうことを積み重ねる人生があって。

つまり「目標を遂げたから幸せになれる」ってことではないんだよね。目標ってずっと永遠に更新されると言うか。

だったら、そのときそのとき目の前にある謎や課題に答えを見つけて繰り返していくのが人生だし、そういう小説を書けばいいんじゃないか?

 

と、気づいて、じゃあ「謎が解かれて明らかになる」「自分が次に歩く道を決める」物語を書こうと思った。

そう考えると自分の中でストンと納得がいった。自分が書いた「うやむや」だってそういう小説だった。

歌詞解釈ブログとかを書きたくなるのも、「この歌詞の意味ってなんだっけ?→考えたらこういう意味でした!(謎解き)」が好きだからだった。

 

そうだ。だから「目標に向かって頑張る」話じゃないんだ。僕が描きたいのは。