飛び込むBlue

終わりはまだまだ遥か先の方だ

King&Princeの件を受けていちSixTONESファンが考えたこと

King&Princeの平野紫耀くん、岸優太くん、神宮寺勇太くんが来年5月にグループから脱退し、ジャニーズ事務所を退社することが発表されました。

 

まず、はじめに断っておきますが、この記事はKing&Princeのことについて語る記事ではありません。

SixTONESファンである僕がSixTONESについて、思うところを書いています。

King&Princeについて、外野ながらに思うところは様々ありますけれども、あくまで僕は他担なので、ティアラの方以上に語る言葉はないです。

ただ、今回の発表は、King&Prince以外のグループのファンにも少なからず大きな衝撃を与える出来事だったと思います。

あれほど上手く行っていた(かのように見えていた)グループにですらこのようなことが起こるのだと思うと、違うグループのファンである我々もさすがに戦々恐々とせざるをえない訳です。

 

ジャニーズは数年前から海外進出をうたっており、SixTONESも「デジタルに放つ」などと言われたグループでした。

しかし、実際デビュー後は、海外からファンクラブに参加することもできず、国内向けのテレビやCDや雑誌といった仕事が中心。

デジタルに放たれたのは、各種SNSくらいのもの。YouTubeは海外からもアクセスできるとは言え、力の入れ具合でいうと他の仕事の比重が大きいためにまとめ撮りの動画が週に1本。

 

海外いくぞ、デジタルに放つぞとあれだけ盛んに言っていたのに、いったいその道筋はどこにどう消えてしまったのか?

なによりそれについて、本人たちはどういう思いを抱えているのだろうか?

コロナで海外進出が厳しかった状況は承知しているけれど、トラジャのデビューが完全に海外意識のデジタル配信だったことを思うと、「SixTONESは?」という気持ちにもなるわけです。

 

ただ……。

実際のところ、いちファンとしては、いま「SixTONESにも海外進出して欲しい?」と聞かれると、複雑な心境です。

というか、いまの僕は「海外進出はもっと先でいいんじゃない?」という気持ち。

いまは、日本の中で、そしてジャニーズの中で、もっと愛されるグループになって欲しい。

シックストーンズと呼ばれないグループに。

SnowManと間違えられたりしないグループに。

そして、6人が決して欠けずに、6人のままでいてくれるなら、それが何よりも望んでいることです。

 

ファンはいつでもグループに永遠を求めがちで、でもそんなことなかなか叶わない。そんなことはわかっているつもりです。

アイドルといえどひとりの社会人であり、途中でキャリアチェンジをしたくなる気持ちも理解しているつもりです。

一般人なら20代から30代にかけて転職を考えるのは普通のことだし、むしろ生涯同じ会社に勤めあげるほうか稀なくらいだと思います。

同じ部署の同僚とずっと仲良く仕事をし続けるなんて、そうそうあり得ることではないです。

 

ただ、僕たちアイドルファンは、業が深く、それをアイドルに望んでしまうのですよね。

ずっと仲良く夢を追いかけていてほしい。

それは「少年たち」にジャニーさんが望んだことと同じ。どうか、夢を持った仲良しの素朴な少年たちであってほしい。

僕は、いつまでも「青房の少年たち」と競い合う「赤房の少年たち」であってほしい。

 

デビューシングルの初週売上こそSixTONESSnowManに勝利した*1ものの、その後、Snow Manにデビューシングルの売上も抜かれ、SnowManはミリオンを達成。その後の売り上げおよびファンクラブ会員数でもSnowManの方が上回っている現状。

ただ、良きライバルが上にいるというのは、彼らにとって良いことのはず。

まずは国内で、倒すべきライバルがいる。

SixTONESには、ジャニーズの中で、戦うべき相手がいる。

 

今回の出来事をうけて、SixTONESのファンとして、僕が感じたのはそういうことでした。

SixTONES、どうかこれからも戦い続けてください。

終わりはまだまだ遥か先の方だ。

*1:シングル初週売上において、SixTONESが776,836枚、Snow Manが752,236枚。2月3日付の総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”において、SixTONESの「Imitation Rain」がPCでのCD読取回数をランキングするルックアップで1位、Twitter 1位の指標3冠を達成し、総合1位を獲得