SixTONESファン/ミュージカル初心者の初『エリザベート』〜観劇準備+開演前編〜
2019年6月7日から8月26日まで帝国劇場にて上演されている、
ミュージカル「エリザベート」を観劇してきました。
自由を愛し、類なき美貌を誇ったハプスブルク帝国最後の皇后エリザベートと、彼女を愛した黄泉の帝王・“トート=死“。
トートはエリザベートが少女の頃から彼女の愛を求め続け、彼女もその愛を意識するようになる。しかし、その禁じられた愛を受け入れることは、自らの死を意味した。
滅亡の帳が降りる帝国と共に、エリザベートに運命の日が訪れるーー
僕が観た2019年7月9日13時の回のキャストはこの方々でした。
トート(黄泉の帝王)古川雄大
ルイジ・ルキーニ(皇后暗殺者)山崎育三郎
少年ルドルフ 大橋冬惟
これまでにミュージカルを観たことがないわけではないのですが、このような本格的なミュージカルを鑑賞するのは初めてでした。
正直に言うと、これまでこういう本格的なミュージカルに対しては、どことなく敷居の高さを感じていました。
けれど、今回お誘いくださった方が長年のミュージカルファンの方で、事前に観劇する際のアドバイスをいただけたので、とても良い観劇経験になりました。
観客の大半は女性の方で、中には作品の雰囲気に合った素敵なドレスを着た方もおられましたが、華美過ぎずラフすぎない、落ち着いたカジュアルな服装で来られている方がほとんどでした。ごくごく普段着で良いと思います。
もちろん、僕以外にも男性の方も何人もいらっしゃっていました。
ただ、女性の方が多いので、幕間の女性トイレはかなり混雑していました。
女性の方はお手洗いを観劇前になるべく済ませておいて、ドリンクの飲み過ぎにだけはご注意されたほうが良いと思います。
幕間のお手洗いは並んでも入れない可能性も高そうです。
ロビー内にはサンドウィッチなどの軽食やドリンクが売られていて、僕は無難なジンジャーエールを頼みましたが、オリジナルドリンクも複数用意されていて、どれも美味しそうでした。
フォロワーの方によれば「ウェディングベル」はベリー系のドリンクで美味しかったそうです。
僕はだいたい開場1時間前くらいに劇場に着きましたが、劇場内のポスターなどを観つつ、お手洗いを済ませ、ドリンクを楽しんでいたらちょうど良い時間でした。
僕が鑑賞したのはS席1階のN列です。
観劇前に双眼鏡は必須だと教えていただいていました。
ビクセンの双眼鏡がオススメと教えていただいたので事前に買って行きました。
帝国劇場近くのビックカメラで購入しましたが、座席にあった倍率が分かる表があったのと、複数の双眼鏡を試し比べすることができたので、ぴったりの物を選ぶことができました。
ちなみに、ビクセンのat6 M6×18を買ったのですが、適度な倍率でキャストの方をアップで見ることができて、本当に良かったです。
観る前は「S席って良い席じゃん…舞台全体を観るなら、もしかしたら双眼鏡っていらないんじゃないか……?」と一瞬疑問に思ったのですが、観たら分かりました。
双眼鏡、絶対持参したほうがいいですね、必須です。
たしかに舞台全体を観るときには双眼鏡は使いませんでしたが、全体を観たりアップで観たり、要所要所で切り替えながら鑑賞するんですね。
ストーリーについてはほとんど知らない状態で臨みましたが、問題なく楽しむことができました。
一応事前に文庫版の「エリザベートー愛と死の輪舞ー」を購入しておいたんですが、
実際には文庫版を読まない状態で、鑑賞しました。
まっさらな状態で観ることができたので、それで正解でした。
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予備知識があると良いのではないか?
僕も観に行く前はそんな風に考えてもいたんですが、
予備知識がなくても十二分に楽しめるように作られています。
宝塚版の同名公演をノベライズした文庫版は、
今回の東宝版でも演出を手がけている小池修一郎氏ご本人により書かれていますが、
あとがきでこのようにおっしゃっています。
「中央ヨーロッパ」という名称に耳慣れず、エリザベートとその時代、ハプスブルク家の栄枯盛衰、そしてその支配下にあった様々な民族等々に、浅い知識しか持ち合わせていないーー宝塚版「エリザベート」は予備知識が皆無な人でも楽しめるものでなくてはならない。
そうした歴史的事情への理解は、
確かに本作をより深く知る助けにはなるだろうと思うのですが、
そういうことは、まっさらな状態でまず鑑賞した後でも良さそうです。
それどころか僕は、京本大我以外の全キャストについて、
全く何も知らない状態で、今回エリザベートを観てきました。
ですが、観劇直後は出演されたキャストの方々への尊敬の念で心がいっぱいになりました
今回、ちょうど学生さん方が団体で鑑賞に来られる日だったようです。
こんな贅沢な観劇経験を若いうちから得られるなんて羨ましいな、という思いの一方、
僕は今三十二歳ですが、この歳から未体験の世界を楽しむことができた、
それもまた幸せだなと思いました。
本編の感想については、続きの記事で書きたいと思います。