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ハロヲタ、30代男性、2019年、ジャニーズにハマる

SixTONES、ジャカルタのYouTube Fanfest #YTFFID に出演決定!「マンキーって言うのはよくない?」インドネシアってどんな国?

YouTubeFanFest、ジャカルタインドネシア)でのステージにSixTONESの出演が決定しました~!

SixTONES、おめでとう!!!!!!

10月19日の開催当日には、YouTube上でライブ配信も実施される予定だそうです。
(現地時間18:30~20:30 日本時間では20:30~22:30)

 

ジャカルタってどんな都市なんだろう?」「インドネシアってどんな国なんだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?

 

北米進出って言っていたのに、どうしてインドネシア

調べたら「デモや抗議活動で治安が悪い」みたいなことも出てくる…!

治安が悪いんじゃないの? SixTONESはそんなところに行って大丈夫なの?

 

と不安になっている方もいるかもしれません。

 

特に注目したいのは、「サル(Monkey)」という言葉をめぐる諸事情。

ご存知の通り、SixTONESファンの間では「マンキー!」というフレーズがすっかりおなじみのものになっていますね。

SixTONES奥多摩でドライブをしたとき、山道でサルに出くわして盛り上がったことから生まれたフレーズです。

あくまで、本当にそれだけの「楽しいフレーズ」の意味しかないので、僕は「このフレーズを使うべきじゃない!」とは正直言いたくないのですが、しかし実際問題、国や宗教によってはこの言葉が非常にセンシティブなワードにもなりかねない部分がある、ということは知っておいた方がいいかもしれません。

 

ただ、ことさらに「マンキーって言うのはよくない!」と声をあげるのも少し違うんです。

せっかくSixTONESが向かうインドネシア、ちょっと詳しくなってみたいですよね。

ということで、少しインドネシアについて僕が勉強したことを話してみたいと思います(めちゃくちゃ偶然なんですが、最近インドネシアについて勉強したばかりだったんです)。

 

まず、インドネシアってどこ?

外務省のウェブサイトからお借りした地図を見てみましょう。

 

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日本の南のほうにあって、たくさんの島々からできています。もう少し南に行くとオーストラリアがありますね。地図上で赤く示されているところがジャカルタです。

いわゆる島嶼国家というやつで、日本と同じように複数の島々からできているんですが、日本とは規模が違います。

その島の数、なんと1万3466島。めちゃくちゃ多くの島からできているので、民族的にも宗教的にも経済的にも、とにかく多種多様な人たちが住んでいます。いわゆる多民族国家です。

なので、国としてまとまるために、インドネシアは複雑な歴史を歩んできました。

その歴史を知るのに重要な人物、実は日本でも少しなじみのある人物がいます。

 

スカルノ大統領です。なんとなく聞いたことありませんか?

そう、デヴィ・スカルノ――デヴィ夫人の夫ですね。

スカルノ大統領はインドネシアの初代大統領であり、「独裁者」でした。

 

ただ、「独裁者」といっても「俺の言うことに従わない奴は粛清!」みたいな恐ろしい暴君という側面よりは、インドネシアに議会や憲法を導入して、バラバラだった国をなかば…かなり強引にまとめあげ、独立にみちびいた――というイメージ。

まあもうちょっと詳しく語ると、そこまで単純には語れないという深い歴史があるんですが、ここでは省きます。まあ、そういう感じの独裁者です。

 

先ほど書いたように、インドネシアは民族的にも宗教的にも非常に多様です。

なので、それをまとめてインドネシアが独立するには、いろんなルールを決める必要がありました。そんなルールを決める中で、スカルノ大統領は国の5つの大事な原則を発表しました。

のちに順番や中身が少し変わって「パンチャシラ」と呼ばれるようになるのですが、これが「国の一番大事なルール」っていう感じの原則です。

その中でも非常に画期的なルール、それが「唯一神の信仰」です。

 

この「唯一神の信仰」。

重要なのは「特定の宗教の神のことじゃないよ」という点です。

インドネシアではイスラム教、プロテスタントカトリックヒンドゥー教、仏教、儒教という6つの宗教が公認されています。

公認されている宗教ならどの神を信じてもOK」なんです。

ただし、無神論は違法になります。これはインドネシアにおける超・要注意事項ですので、SixTONESのためにインドネシアまで行くという方は覚えておいてください。

Facebook無神論を語っただけで逮捕される事例があるくらい、無神論というのはNGです。無神論は「神様はいない!」と人の信仰を否定する行為ですから。

日本人はだいたい「うちは浄土真宗だよ~」みたいな感じで仏教を信じているご家庭も多いと思いますし、そういうスタンスならいいと思います。

このように色んな宗教・民族をまとめあげる「多様性の中の統一」という言葉が、国全体の標語にもなっています。

 

「なるほど、宗教はバラバラだけどそれぞれOKなんだ~」と。

そう感じていただいたと思うんですが、ただ、その中でも一番強い宗教があります。

イスラム教です。

 

6つの宗教が公認されていると先ほど書きましたが、イスラム教が90%近くを占めているんです。

イスラム教徒が最も多い国ってどこだと思いますか?

サウジアラビア? イラク? シリア?

イスラムってそういう中東・アラブのイメージがありますよね。

でも実は、インドネシアこそ、世界最大のイスラム教国家なんです。

島国なので、中東から海を経由してイスラムの商人たちがやってきて、広く普及したといわれています。

 

イスラムと聞いて、「なんかちょっと怖い」「中東のテロとか…そういう過激な…」というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。

ただ皆さんが思い描くそういう過激なイスラム教徒とインドネシアイスラム教というのは実は結構違います。

一部に過激な原理主義者やテロも辞さない組織もあることは事実ですが、政府としては日本と同じように政教分離世俗主義)を掲げています。

 

インドネシアイスラム教とアラブ諸国イスラム教は、たとえて言うなら、日本の仏教とインド周辺諸国の仏教くらいの温度差があります。

日本では仏教のご家庭といっても「仏教徒なんで出家します!」みたいな方はあんまりいないですよね。発祥地のインドやその周辺諸国ほどに厳格じゃない。なんでかっていうと、発祥の地インドと日本がめちゃくちゃ離れてるからなんですよ。

仏教の発祥はインドなんだけども、日本人はインドのお坊さんから仏教を教えてもらってるんじゃなくて、日本国内で仏教を独自に発展させて学んできた歴史があるわけです。なんというか自分の国の中でちょっとアレンジしてるわけです。

インドネシアでも同じです。本場の中東からはだいぶ離れてるでしょう。

たとえば厳格なイスラムの教えを守るとするなら、女性は家庭外での活動を厳格に禁じられることになりますね。

女性の外出時には体全身を覆う衣装を身に付けるべきとも言われています。

例えば中東にはという女性の体を完全に覆う「ブルカ」という衣装があります。

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けれど、インドネシアでは「ジルバブ」というスカーフを着用する方が多いです。

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見てみたらわかると思いますが、ジルバブ、カラフルでおしゃれですよね~。

これはイスラム教の聖典である「コーラン」の解釈の違いですが、コーランイスラム教を信じる女性に対して、控えめな服を着ることを求めているけれども、ブルカのように目しかでてない衣装を義務付けているわけではない(とも読める)のです。

 

もちろん、インドネシアは日本ほどゆるゆるの宗教観ではないです。

ただ、中東ほどには厳格・過激・保守的なイスラームではない穏健派が多数派である、というのが現代インドネシアを支えるイスラム教の宗教観といって差し支えないと思います。

 

ただし、また話をひっくり返すようですが、いろんな宗教が同居する国ですから、いくら「多様性の中の統一」という標語を掲げても、争いがあるのは事実です。

イスラム教と他宗教の対立、そして民族間の対立というのは、やはり根深いものがあるんです。

 

さて、だいぶSixTONESの話からそれている気がしますが、そろそろ「サル(MONKEY)」の話をしましょう。

 

なぜ「サル」という言葉がセンシティブなのか。

これはイスラム教の聖典コーランの一説で、異教徒(ユダヤ教徒キリスト教徒)が猿と豚に変えられてしまったことに由来します(コーラン第5章60節)。ここから転じてイスラム教徒がユダヤ教徒キリスト教徒を罵倒する際、「サル野郎」や「豚野郎」などという言葉が使われてしまうようになったんですね。

 

これが大きな問題となってしまったのが、ごく最近。先月のことです。

パプア州で大規模な抗議デモや暴動が起きました。市民の少なくとも25人が死亡、92人が負傷しました。

このデモと暴動、「インドネシア人のイスラム教徒がパプア人に対して『サル』と暴言を吐いた」というのがきっかけなんです。ちなみにパプア人の大半はキリスト教徒です。

もちろん一回きりの暴言だけでここまで発展したわけではなく、その背景には、パプア人に対する日常的な人種差別問題などがあるのですが、パプア人たちはデモの場でこのように叫びました。

"WE ARE NOT MONKEYS!!(我々はサルではない!)"


なんとなく、ご承知いただけたでしょうか。

何故、サル、マンキーという言葉がマズイと言われているのか。

 

その上で、僕が冒頭で、"でも、ことさらに「マンキーって言うのはよくない!」と声をあげるのも少し違う"と書いた意味もお話しします。

 

パプアの人々は「インドネシアイスラム教徒たちが自分たちを猿だと侮辱している」という主張をしているんです。

なので、「マンキーって言うのはよくない!」っていう言い方は、その通りではあるんですが、あえて逆を言うとするなら、インドネシアの多数派であるイスラム教徒の方たちに対して非難めいたニュアンスがこもってしまうという部分もちょっとあるかも……というところがあるのです。

ここ、非常に難しい、本当にセンシティブな部分ですね。

 

難しいですよね~~。でも、ここで、覚えてほしいワードがあります。
「種族、宗教、人種、社会集団」というのがそれで、インドネシア語の単語の最初の字を並べて「SARA」とも呼ばれています。

SARAの話はインドネシアではタブーとされています。

この問題に可能な限り触れないこと、問題提起をしないこと。

分断の危機を避け、社会を安定させるためにインドネシアには「SARAの話はしない」というタブーがあるわけです。それほど宗教・民族などにかかわる対立は危険だということです。

ですから、ここまで詳細を語っておきながら結論がこれなのですが、「それ、あんまり触れないでおこう!!」というのが、日本のスタンスとしてはいいかなと思っています。

「ラフにラブを!」の精神で行きましょう。

あくまで他国の中の争いですからね。

 

というわけで、このような宗教や民族間の対立があり、暴動や抗議行動など、少し治安が悪い部分もあるインドネシアですが、外務省から発されている海外安全情報では「危険レベル」はまだ一応「レベル1」です。

これは「十分注意してください。」というもので、要警戒レベルとしては一番低いライン。

インドやらロシアやらも同じレベル1です。

ですからもちろん事務所にはSixTONESを危険にさらさないため、最大限の警戒を行っていただきたいところです。

けど、事務所やYouTube側の大人のみなさんがしっかり守ってくれてさえいれば、ファンがめちゃくちゃ心配しまくるほどではないよ、という感じです。

 

最後に。

インドネシア進出とYouTubeFanFest出演は、SixTONESにとってまたとない大きなチャンスだ、という話をします。

インドネシアは世界第4位の人口を誇る、非常に人口の多い国です。

しかも、ただ人が多いだけじゃない。

中間年齢が28歳。

めちゃくちゃ若者が多くて熱気にあふれた国家なんです。

ものすごい労働力とものすごい消費力をかかえていて、今後の爆発的な経済発展間違いなしと言われている、非常~に伸びしろの高い国なんです。

激動の独裁体制時代を経て、現在は民主化しており、ジョコ・ウィドド大統領の政権下にあります。

ジョコ大統領も日本人の観光ビザ免除を表明するなど、日本との関係は良好です。

若者たちは特に日本のことが大好きです。AKB48姉妹グループであるJKT48の成功からも分かるようにアニメやアイドルなど、日本のポップカルチャーに対する好感も高いです。

経済発展著しいとはいえ格差も激しいため、まだまだ貧しいなか頑張っているという若者たちもいますが、そういう人たちの間ではスマートフォンは普及しているし、YouTubeを通じてSixTONESを好きになってくれる可能性は十分にあるといえます。

そして、そんなこれからの経済成長を支え、活気ある熱狂的な未来ある若者たちが集まるのが、今回の「YouTube FanFest」に他ならないのです。

 

もし、それだけのボリュームの「スマートフォンを持つ熱狂的な若者たち」を、SixTONESのファンに、味方につけることができたら。

そう考えるだけでゾクゾクしませんか。

YouTubeの再生回数に国境はありません。#WORLD6T!!!!!!

描ける夢はきっと叶うから。