飛び込むBlue

終わりはまだまだ遥か先の方だ

【エアライブレポート】SixTONES参加の合同コンサート「Johnny's World Happy LIVE with YOU Day6」【SixTONES単独出演部分のみ|2020/06/21公演】

2020年6月21日、夏至横浜アリーナ

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太陽が欠ける部分日食が列島の各地で観測され、多くの人々がつかの間の天体ショーを楽しんだこの日。太陽に負けず輝くジャニーズたちのショーを目撃するために、会場には多くのSixTONESファン、Snow Manファン、KinKi Kidsファンの人々が詰めかけていました。

この日は非常に珍しい、夜20時開始のコンサート。

涼やかな雨が過ぎ去り、少し心地よい夜風が吹く会場周辺は、ファンの熱気に湧いていました。3グループのファンが一同に会したこの日。世を騒がせるコロナウイルスも、このときばかりはジャニーズの魔法でひとときだけ消え去り、ソーシャルディスタンスなど気にも止めない長蛇のグッズ列、三密など歯牙にもかけず神席に湧く発券後の連番たち。

今回のコンサートの収益は、医療従事者向けの支援に使われるそう。こんな最高に楽しい場所に参加しただけで社会貢献に関われるなんて、こんな素晴らしいことあるだろうか。

入口の近くで、同行するtwitterのフォロワーさんたちとようやく合流しました。そして、期待に胸をふくらませ、チケットゲートを通過。エントランスにはカラフルなハートのモニュメント。会場ロビーにはたくさんの番組関係各社やCM提供各社などから花輪が届いており、みんながこぞって写真を撮っています。

そして今日は、SixTONESSnow ManKinKi Kidsの合同コンサート。

僕のお目当てはもちろんSixTONES。樹のうちわと髙地のうちわを買い、SixTONESのペンライトもばっちり。予告ではSnow Manとのコラボもあると発表されていたので、それも楽しみです。

KinKi Kidsさんは、ちょっと僕はあまりわからないので……今日は勉強させていただきます。

僕が少しうっかりしていたのか、なぜか開場ギリギリの入場になってしまいました。

アリーナに入ると、すでに満員、ブルーのペンライトがあちこちで振られています。

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そして「SixTONES」コール。トップバッターはどうやらSixTONESらしい。

しかし、今日は本当に運がいい。こんな神席、当たったことがないな。花道にもメインステージにも近い最前列。

 

何の曲から始まるかと思ったら……

「Hysteria」。

この曲から始まるのか……最高! 僕の一番好きな曲と言っても過言ではない。

メインステージの階段に、怪しげなスモークが吹き上がり、不穏でダークな雰囲気たっぷりのイントロ、SixTONES六人が少しずつ間をあけて座った状態で登場。かつての「CHANGE THE ERA」のコンサートを思い出させる最初の曲。

切なく、美しいギターの音色。そこに重なるのは少しデジタルなボイスエフェクトのかかった彼らの歌声。これは、もしかして、セカンドに新録されるバージョンかな……? ボイスエフェクトのかかったこれまでと少し違う味わい。やはりこの美しいメロディ、次のシングルで音源が手に入ることが何より嬉しい。

 

2曲目は、「JAPONICA STYLE」。

扇子を使って踊るバージョン。花びらの演出。そしてこれも新録バージョンだろうか。ライブバージョンだからだろうか、ボイスエフェクトがやはり少し強め。

2曲続けていい曲が来るじゃないか……! この楽曲もCDで手に入るんだよなぁ……!

 

3曲目は「RAM-PAM-PAM」。

さらに大好きな楽曲が来た! この曲は特に全員楽しそうに歌っている印象が残りました。

ライブならではのがなり、アレンジ、パフォーマンスがとてもいい。のびのびと歌っているというか。もちろん話題のセクシーな振り付けも楽しいんだけれど、個人的にはなんと言ってもラップパート、樹の見せ場。もう……かっこいい。

楽曲の途中でメンステからセンステに移動。北斗のがなりが良かったなぁ。

 

しかし、こんなオリ曲ばっかり立て続けに聞けるライブって、

はじめてでは……??? 

デビューしたんだなぁ……

 

そして――「光る、兆し」。

この曲を聞くとしんみりしてしまう。明るい曲なのに、切ない。

いまの僕は、この楽曲、

いろんな想いが積み重なってたどり着いた曲だと知っているから。

瞳、映る 景色はそれぞれ違っても
心はどこかでつながってる

 そして、この楽曲の途中で、樹が言ってくれました。

 

「みんな、俺たちSixTONESと一緒に笑いましょう。

 笑って生きていきましょう。

 でまた絶対一緒に……楽しみましょう」

 

光る、兆し
奇跡のカケラに宿った それぞれの力合わせたら
見たことない輝き放った
瞳、映る 彼方の空は眩しくて
これからの旅を物語る
果てしないこの道の先へと 突き進め

 

次の曲は「この星のHIKARI」――

もちろん、会場に集ったスト担たちが大合唱でした。

慎太郎が煽ってくる。「もっと声出るでしょ?」

もちろん―――僕には、聞こえました。

ほんとにみんなの声が。改めて書かなくても、そう、自明のことなんですが……確実に、スト担たちが横アリにいて、みんなで合唱していました。

♪この星に溢れてる光集めて~……

僕の周りにはスノ担やキンキのファンの方たちはいなかったんですが、観ながら、一緒に歌ってくれてたのかな……。

 

そして、MC前最後の曲は、やはりこの曲。「Imitation Rain」。

もう何度も聞いたこの曲ですが、やはり何度聞いても良いですね。すぐ浸れる。北斗の言う通り、真骨頂だよね。

降り注ぐ試練を歌う曲。きっとこの曲は試練の中をあるいていくすべての人にささる曲。だからこそ、いま、未曾有のコロナ危機を迎え、手を携え歩いている人類そのものすら重なるような、壮大さというか、想いを感じました。

 

そしていよいよ、MCの後に披露された新曲――

「NAVIGATOR」。

もう、本当にいまかいまかと待ちわびていたこの曲。

衣装は思っていたよりシンプルだけど、スマートなかっこよさが溢れる楽曲でした。

そして待望、歌詞も解禁。

もうね、思ってた歌詞とだいぶ違って、それがかえって「またここから楽しめるぞ」という感じがしてすごく良かったです。歌詞がまたこうやって確定したことで、世界観が見えてきて、また一層深読みしたくなる曲だと感じました。

フォーメーションダンスも激しくて、いままでにないSixTONESという感じですね。

 

そして、

本当に、この新曲を―――

僕はこの目で、目の前で。

「見れる」日を、楽しみにしています。

 

この後Snow Man、そしてスノスト合同のパフォーマンスがあり、KinKi Kidsのコンサートも続いたのですが、やっぱりコンサートはいいですね。

 

空前絶後パンデミックをきっかけに、国を上げての引きこもり作戦を敢行した僕たちですが――もう三ヶ月くらい経ったんでしょうか。


学校も休校、会社もリモートワークになりました。

僕もずいぶん「おうち生活」に馴染んできました。SixTONESのライブも中止になり、セカンドシングルは延期になり、ハイタッチ会もなくなりましたね。

特に、大我のニュージーズが見れなくなったことは、今思い出しても、ほんとうに涙があふれるくらい悲しい。

せっかくの、主演舞台だったのに……。

もちろん、YouTubeやテレビを通して、SixTONESだけじゃない、ジャニーズだけじゃない、あらゆるエンターテイナーたちが僕たちに元気を、希望を与えようと頑張ってくれていること、わかります。伝わっています。

音楽の力、エンターテインメントの力って、やっぱり偉大だなぁと思います。


ただこうして、コンサートに参戦すると、気づくんです。

どんなに美しく編集された大迫力の映像でも、

ライブに参加できる喜びは――

別物なんですよね。
もちろん、僕らには想像力があるから、いつだってSixTONESには会える。

音源を再生すれば……思い浮かべることはできる。

 

でもこれは、つかの間の魔法。横浜アリーナを出て、いつもの家の中に帰ってくるのは、一瞬でした。

 

いつか絶対に、一緒に、実際に、この目で。

あの新曲を僕は観たい。

それまで笑って生きていきます。