飛び込むBlue

終わりはまだまだ遥か先の方だ

SixTONES「love u...」歌詞和訳――いつでも着信を。

SixTONESのセカンドシングル、カップリングに収録された「love u...」は、同じくカップリングの「You & I」と同じく英語歌詞が中心のラブソングです。

こちらも「You & I」に引き続き和訳を試みてみました。

非常にシンプルな英語なんですが、和訳は難しかったです。

というのも、英語ならではのニュアンス、言い回しというのがふんだんに使われていて、ただストレートに日本語にしてしまうと不自然になってしまうんですよね。

「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳した漱石の時代から、今現代に至るまで、英語と日本語を正確に橋渡しできる言葉なんてないんだなぁと改めて感じました。

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Baby Baby you know I love you」このフレーズをみなさんはどう訳したでしょうか。きっと十人十色の訳があっていいと思います。

Baby I just can’t get you out of my mind
君への気持ちが止まらない
まだまだまだ
Wanna be together
No one makes me feel like you make me feel special

ベイビー、君が頭から離れない
君への気持ちが止まらない
まだまだまだ
そばにいたいな
君じゃなきゃスペシャルに思えない

少し濡れたように見えるYour lips
髪を触る仕草もSo lit
I just wanna wanna
Wanna be together
Let me be the one to be with ya forever

少し濡れたように見えるその口
髪を触る仕草も超イイ
ただただただ
そばにいたいな
僕が君のフォーエバーになりたい

解説:「Baby」は「You & I」に引き続き、要所要所だけカタカナで「ベイビー」と訳すことにしました。冒頭からライムが美しい歌詞ですね。ここは韻を重視して和訳しました。例えば、「Your lips」と「So lit」は脚韻が踏まれているので、それに倣って和訳でも脚韻を踏みました。「くちびる」のほうが日本語としては自然なんですが。「まだまだまだ」と「I just wanna wanna」も並列で韻が踏まれているので、「ただただただ」という訳にしました。「forever」と「special」もそうですね。

Call me anytime you want
I’m waiting for your calling
Wanna chill with you more
You’ve got me loving you, baby

いつでも着信を
僕は待っているから
長電話しよう
君が僕を落としたんだよ、ベイビー

I just fall in love
I just keep on falling in love
見つけた
Only Only one

僕はただ落ちただけ
僕は恋に落ち続けてるだけ
見つけた
ひとつの恋に

解説:全編通して一番気になったここの歌詞。chillというのは非常に和訳しにくいフレーズで、若者言葉。ゆっくりする、みたいな意味です。「君ともっとチルしたい」というのを、今回は脚韻も意識しつつ「長電話しよう」と意訳しました。「call(電話)」したあとに「Wanna chill」という展開が、なんとなく、「Telephone」のときの「Making love」のイメージがダブるんですよね。後半のメロでも「call」のあとに「show you more」と続くので、やはり、この曲、電話しながら愛を交わしている、というイメージが近いと思います。
そして、この曲において重要なのは「主語」です。「『君が』僕を惚れさせた」「『僕は』ただ恋に落ちただけ」というフレーズの展開。好きにさせたのはあくまで君だ、という主張をしているわけです。これは、このあとの「Baby Baby you know I love you」をどう訳すかにも大きく関わってくると思います。

Baby Baby you know I love you
Baby you know I love you

You’re my baby
Listen to me baby
Honey you’re my everything

僕が君を好きなんだよね
僕が君を好きなんだね
君は僕のベイビー
聞いているかいベイビー
ハニー、君は僕のすべて

Baby Baby you know I love you
Baby you know I love you
You’re my only only one
You’re my only only one

僕が君を好きなんだよね
僕が君を好きなんだね
君は僕のたったひとり
君は僕のたったひとり

解説:思わず「僕があなたを愛していること知っているよね」と訳してしまいそうですが、「you know」というのは日本語でいう「〇〇じゃん?」というニュアンス。「僕めちゃくちゃ君の事好きじゃん?」みたいな。なんというか、「確認」のニュアンスがあるんですね。で、これ、何を確認しているかって言うと、「愛しているのは僕の方ですよね」みたいな感じだと思うんです。なので、「ご存知だと思うけど、僕のほうが君を好きになったんだよね」みたいなニュアンス。ということを加味してこんな和訳にしています。「が」と「は」のニュアンス、たぶんこんな和訳があうと思うのです。

I can be 君だけのEntertainer
and I give you everything like I told ya
You’re my lover lover
一番のLover
Baby you are so so so so so so special

僕はなれるよ、君だけのエンターテイナー
全部あげるよ、約束通りさ
君は僕の一番さ
一番に大好きな人さ
ベイビー、君は超超超超超超スペシャ

 解説:「like I told you」は「前に言ったように」なので「約束どおりさ」という訳にしました。強引だけど「さ」でtainer,told ya,loverという脚韻を意識してますw

Call me anytime you want
I’ll make you feel like it’s heaven
Wanna show you more
You’ve got me loving you, Baby

いつでも着信を
超気持ちよくさせるから
もっと見せてよ
君が僕を落としたんだよ、ベイビー

I just fall in love
I just keep on falling in love
離さない
You’re my only one

僕はただ落ちただけ
僕は恋に落ち続けてるだけ
離さない
君は僕のオンリーワン

Baby Baby you know I love you
Baby you know I love you
You’re my baby
Listen to me baby
Honey you’re my everything

僕が君を好きなんだよね
僕が君を好きなんだね
君は僕のベイビー
聞いているかいベイビー
ハニー、君は僕のすべて

Baby Baby you know I love you
Baby you know I love you
You’re my only only one
You’re my only only one

僕が君を好きなんだよね
僕が君を好きなんだね
君は僕のたったひとり
君は僕のたったひとり

Baby let me tell you one thing
You’re the only girl I need
何度だってKiss ya lips
I just…just wanna be missed
You’re the one who can change all my life
捧げられるAnything you want

ひとつ言わせてもらうけど、
僕は君だけが必要なんだ
何度だってキスするし
僕はただ…ただ恋しいだけ
変えられる 君だけが僕の人生を
捧げられる 君が望むなら

Baby
Love you… Love you…
One more time yeah
Love you… Love you…

ベイビー
好きだ……好きだ……
もう一回だ
好きだ......好きだ……

Baby Baby you know I love you
Baby you know I love you
You’re my baby
Listen to me baby
Honey you’re my everything
Baby Baby you know I love you
Baby you know I love you
You’re my only only one
You’re my only only one

僕が君を好きなんだよね
僕が君を好きなんだね
君は僕のベイビー
聞いているかいベイビー
ハニー、君は僕のすべて

僕が君を好きなんだよね
僕が君を好きなんだね
君は僕のたったひとり
君は僕のたったひとり

和訳を読んでみてから、また曲を聞くと感じ方も違うのではないでしょうか。ぜひ曲を聴きながら和訳を読んでみてください。

SixTONESに珍しいくらい直球なラブソング。

曲調はまるで違うのに、僕としてはやはりどこか「Telephone」を思わせる部分が気になりました。

きっと雨の夜の中、スマートフォンをいじりながら暗い部屋で相手を想いながら歌われたような歌詞。

作詞者は違うので、意図的な部分ではないと思いますが、きっとライブなんかで続けて歌われたりしたら、曲がリンクする感じもきっと面白いだろうなぁと感じました。