飛び込むBlue

終わりはまだまだ遥か先の方だ

プロットづくりについて考えていることをそのまま書く

プロットづくりについて考える。

僕の好きなタイプの物語、サクセスストーリーの基本類型は、だいたい以下の通り。

①ある日、主人公が夢と出会う
②主人公は、その夢に向かって歩き出す
③主人公は援助を得たり、困難を乗り越えたりしつつステップアップを重ね、
④当初思い描いていた夢以上の成功を収める

これは僕の好きな漫画でいうと「ちはやふる」とか「宇宙兄弟」とかは、大体同じ感じなんだけど、最近気づいた重要なポイントがある。

①~②までが物語のかなり序盤で展開するってこと。ペース配分で言うと、最初の10分くらいで読み終わるレベルのポイントで、①~②までがテンポよく展開する。

で、もう一つの重要なポイントは、①~②までだけでも、わりとマンガ的なプロットとして成立するということ。なのでプロットづくりをした上で、①~②までをベースにした短編を作ってみたい。

それから、もうひとつこの基本の類型について自己分析を並行してやってみて、気づいたことがある。

僕の個人的な思いが乗っかれるプロットだとこうなる。

①夢を諦めていた主人公が、諦めていた夢を思い出させられる
②主人公は、その夢に向かってもう一度歩き出す
③主人公は援助を得たり、困難を乗り越えたりしつつステップアップを重ね、
④当初思い描いていた夢以上の成功を収める

さらに、ファンタジー的なものが好きな自分の思いを入れたいのだけど、このプロットと異世界転生や異世界転移系のファンタジーは相性が悪い。

なぜなら、異世界転生や転移はいわゆる「現実逃避」型のファンタジーだから。「現実と再度向き合って成功を目指す」という形とは、物語構造的に相容れない。

ただし、「現実世界が異世界である」という設定ならこれも問題ない。

なので、これを踏まえると、以下のようになる。

①異世界において、夢を諦めていた主人公が、諦めていた夢を思い出させられる
②主人公は、その夢に向かってもう一度歩き出す
③主人公は援助を得たり、困難を乗り越えたりしつつステップアップを重ね、
④当初思い描いていた夢以上の成功を収める

剣や肉体戦をベースにしたバトルよりも、魔法が使えるほうが僕としては好きだし、楽しそう。バトルより、勉強や創作を頑張るような戦い方の物語のほうが僕は好きだ。宇宙兄弟とか、バクマンとかもそうだし。

そう考えると、以下のようになる。

①魔法が使える異世界において、夢を諦めていた主人公が、諦めていた夢を思い出させられる
②主人公は、その夢に向かってもう一度歩き出す
③主人公は援助を得たり、困難を乗り越えたりしつつステップアップを重ね、
④当初思い描いていた夢以上の成功を収める

魔法を創作物と絡めて考えるのだとしたら、魔法のモチーフになりうるのは、例えば以下のようなものがある。

  • 小説/本/詩歌/俳句
  • 音楽
  • 絵画/彫刻/陶芸

主人公が再度「諦めていた夢を思い出す」プロセスを取ることを考えたとき、当然そこにはかつてその夢を目指すに至った「感動」が存在することになる。

その「感動」が魔法によるものだとしたとき、その魔法によってもたらされる影響も含めて考えなければいけない。

小説や本の感動の本質は、それを読んだ読み手の想像力に委ねられすぎてしまうし、表現が難しいので、モチーフとしては却下になる気がする。

となると、音楽や絵画は良さそうだ。実際、僕が物語を作りたいと思っている情熱の根底には、映画やマンガのような視覚的・聴覚的なコンテンツへの感動があったし、SixTONESをはじめとした音楽やアイドルに興味があるのもやはり視覚的・聴覚的なコンテンツへの感動がベースにある。

……いや、待てよ。どれかひとつに絞らないというのはありなんじゃないか。

「ハンター×ハンター」の念能力にいろんな系統があるようにいろんなタイプの魔法があっても良い。

  • 描いた絵の魔法生物を召喚できる
  • 演奏した音楽で魔法生物を呼び出せる

みたいに。

こう考えると、このプロットにおける魔法の定義は「魔法で何らかの生き物を召喚して操ること」ということになりそうだ。

①魔法で何らかの生き物を召喚して操ることができる、そんな世界観の異世界において、夢を諦めていた主人公が、諦めていた夢を思い出させられる
②主人公は、その夢に向かってもう一度歩き出す
③主人公は援助を得たり、困難を乗り越えたりしつつステップアップを重ね、
④当初思い描いていた夢以上の成功を収める

こうなると「夢を思い出す」プロセスというのは、必然的に「その生き物を召喚して操っている様」を魅せてくれるショーを見ることだ。

「ショーを見て感動する」のを表現するなら得意かも。SixTONESのショーに何度となく感動してきたもんな。

おっと……今日はここまででいったん時間切れになってしまった。

本当は短編プロット作るところまでいきたかったけどいかなかった。でも思考の跡は残せたので、次はこの途中から行けばたぶん大丈夫。